Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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■ SUPER SESSION / MIKE BLOOMFIELD, AL KOOPER, STEVE STILLS

super session

アル・クーパーが音頭を取り、マイク・ブルームフィールドとスティーヴン・スティルスを招いて制作された『SUPER SESSION』。オリジナル盤は68年発表だが、その4年後に登場した4chクアドラフォニック盤が、最新リマスターによる4ch / 2chのSACDマルチ・ハイブリッド・エディションとして復刻された。装丁は既にお馴染みの7インチ紙ジャケット。03年リマスター盤に収録されていたボーナス・トラックのないストレート・リイシューだが、早い話、4chミックスが存在するのはオリジナル楽曲のみなのだろう。

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■ 松原みき UHQCD Reissues Part II

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松原みきがキャリアのほとんどを過ごしたポニーキャニオン時代のアルバム10作品が、先月に続いてUHQCD仕様で連続リリース! 今回の対象は、83〜85年のオリジナル・アルバム『REVUE』『COOL CUT』『LADY BOUNCE』の3枚と、ジャズ・カヴァー・アルバム『BLUE EYES』、そして83年に発表された初のベスト・アルバム『PARADISE BEACH』という、ポニーキャニオン後期の5枚。すべてLight Mellow印のカナザワ監修・解説で、本日27日にドロップされた。

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■ RICHARD "DIMPLES" FIELDS ・ CLIFF DAWSON

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前回ポストに引き続き、ボードウォーク再発シリーズ第3回から、リチャード・ディンプルズ・フィールズとクリフ・ドーソン。ディンプルズは前回デビュー・アルバム『DIMPLES』がリイシューされているので(レビューはココから)、今回復刻された2枚と合わせ、81〜82年のボードウォーク期3作がすべて出揃ったカタチになる。クリフ・ドーソンの82年作は実質的なワン&オンリー・アルバムだけれど(2ndは2015年発表)、差し替えのある2ndプレス収録曲、シングル・ヴァージョンなど、ボーナス・トラックとして大量7曲が追加された。

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■ SUNRIZE ・ REALLY WANNA SEE YOU / INVISIBLE MAN'S BAND

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クリス・クリスチャンやロジャー・ヴードリス、ティエラといったAOR寄りアクトからスタートした、ボードウォーク再発シリーズ。第2回リリースに続き、この3回目もソウル計5タイトルのラインナップ。まずはそこから2枚、グループ系のサンライズ、インヴィジブル・マンズ・バンドの2組をご紹介しよう。

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■ 南佳孝 50th Anniversary Live 2023『南佳孝フェス』@東京国際フォーラム ホールC

yoshitaka50南佳孝デビュー50周年『南佳孝フェス』@東京国際フォーラム ホールCに出掛けた。外タレのライヴが多いホールAは行き慣れているが、ホールCは意外にも初めて。キャパ5000人越えのホールAの1/3程度だが、最近ココを使うポップ・アクトが増えているのは、都内で2000人クラスのホールが減っている状況とも関係があるのかな? この日は太田裕美、尾崎亜美&小原礼、杉山清貴、鈴木茂、そして松本隆と、ゲストが豪華なコトもあって、チケットはソールドアウト。前日には SKYE & FRIENDSで、小坂忠さん所縁の所沢でホール公演に出ていた佳孝さん、SKYEの茂さん&礼さんの他、亜美さん、ブレッド&バターが一緒だったけれど、みんな元気。きっとオーディエンスの中にも2日連チャンの方が少なくなかったのでは? バックは岡沢章 (b), 住友紀人 (kyd,sax), 松本圭司 (pf), 島村英二 (ds) 。左画像は、無料で配布された3つ折り6面シートのコンサート・パンフで、内面にはゲストやバンド・メンバーのコメント、佳孝さんバイオなどが掲載されている。豪華なパンフではないけど、無料で全員配布だから、そりゃあ気持ちが入ってます。


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■ EYES OF THE WORLD / SHAKATAK

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日本のベテラン・フュージョン・グループのいくつかも相当にしぶといが、この英国ジャズ・ファンクのレジェンドもバリバリ頑張っています。シャカタク、4年ぶりのニュー・アルバム『EYES OF THE WORLD』。企画モノや日本のみリリースが少なくないので、果たしてコレが通算でオリジナル何作目とかは言えないけど、デビュー43年目で、おおよそ30枚前後のリリースがあるのは確か。「ヘェ、まだ演ってたんだ…」なんて意地悪な声もありそうだけど、来日公演もコンスタントに行なっており、何年か前に足を運んだ時には手堅くオーディエンスを集め、なかなかの盛り上がり。あれにはちょっと驚いたものだ。

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■ LIVE IN JAPAN 1973 + LIVE IN LONDON 1974 / BECK BOGART & APPICE

bba live

心待ちにしていたベック・ボガート&アピスのライヴCDボックス4枚組。内容的には、発売50周年となる1973年来日公演を収録した名ライヴ『LIVE IN JAPAN』と、翌74年1月のロンドン、レインボー・シアター公演の未発表ライヴをカップリングした、2枚組2セット抱き合わによる豪華4CDボックスである。自分の目的は、当然これまで未発表だったロンドン、レインボー・シアターでのパフォーマンス。そのうち<Blues Deluxe 〜 Boogie>だけは、91年のアンソロジー『BECKOLOGY』にてお披露目済みだけれど、それ以外はすべて初公開の音源になる。でもコレがマジ、スゴイのよ。それもいろいろな意味、込みコミで。

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■ ライブ・はっぴいえんど

はっぴいえんど LIVE

『ライブ!! はっぴいえんど』50周年。東京・文京公会堂で『CITY - Last Time Aroud』が開催されたのは、1973年9月21日(金)だった。出演者は、この日がラスト・ライヴとなる はっぴいえんどを中心に、大瀧詠一とココナツ・バンク、ムーンライダーズ、西岡恭蔵、布谷文夫、南佳孝、吉田美奈子と、いずれも はっぴいえんど周辺のバンド、アーティストたち。

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■ FIRST CONTACT / NEIGHBORS COMPLAIN

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9月20日で63歳になりました。SNSにおめでとうメッセージを送って頂いた皆さま、どうもありがとうございます。数が多くて個々にはお返事できない状況ですが、どうぞお許しを…。でも当ブログの方では、淡々とオススメできる作品の紹介をば。今回のピックアップは、大阪ベースのシティ・ファンク・バンド:Neighbors Complain の、約3年ぶり5作目のオリジナル作『FIRST CONTACT』。今月初旬に出たばかりの、リリースほやほやニュー・アルバムです。

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■ POPSICLE TOES / BUSTER BROWN BAND

buster brown band

ダラスの地に眠っていた82年制作の未発表アルバムが、
40年の時を経て白日の下に。
リード・シンガーのケリー・マクナルティは、
80年代後半にエリック・タッグとバンドを組んでいたほか、
リー・リトナーやハーヴィー・メイソンと共演したり、
アイズレー・ブラザーズ、スモーキー・ロビンソンに楽曲提供。
もう一人のシンガー:ロジャー・バートンは、
知るひとぞ知るブルー・アイド・ソウルの至宝ビーズ・ニーズの出身。
そしてドラマーは、デヴィッド・リー・ロスやスティーヴ・ルカサー、
リンゴ・スターらとの共演歴を持つグレッグ・ビソネット。
世界中のAORファンに評判を呼んだ限定500枚のアナログ盤が、
いま待望の初CD化。


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■ UK Jazz Rock Drummer:JOHN MARSHALL passed away

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カンタベリー・ロックの中央に鎮座し、英国ジャズ・ロック・シーンに多大な足跡を残したソフト・マシーンのドラマー:ジョン・マーシャルが、9月16日に南ロンドンになる自宅で逝去した。享年82歳。7月にリリースされたばかりのソフト・マシーン最新作『OTHER DOOR』制作中、終盤に体調を崩したことから引退を決意。レコーディング終了後の昨年6月、ロニー・スコッツで行われたクラブ・ギグが最後のライヴになったという。

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■ 外道 50th Anniversary記念コンサート @ EX THEATER ROPPONGI

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どっひゃ〜、爆音で耳が完全に死んじまった。帰ってからも、ずーっと耳鳴りしっぱなし。その原因は、2日連続の@EX THEATER ROPPONGI。ある筋からお誘いいただき、外道 50th Anniversary記念コンサートへ行ってきたのだ。同じ小屋で異なる出し物、しかも音楽性がまるで違う2連チャンというのは、なかなかに珍しい。外道は高校時代に一度、イベントか何かで偶然観た記憶があるが、それっきり。いま現在 手元にあるのも、代表作たる1stと角松敏生プロデュースの再編作『ONE TWO』(91年)、それに数年前に蔵出しされた郡山ワンステップ・フェスティバルの伝説的ライヴくらい。だけど、外道50周年と同時に音楽活動55周年を迎えたリーダー:加納秀人のソロ3作『地球の夜明け』(78年)、『IN THE HEAT』(79年)、『エレクトリック・ウズ』(80年)のロック・フュージョン・テイストは結構好きで、CDも買っている。だから意外に外道への想いは深い。角松が外道をプロデュースすると知った時も、驚くと同時に、「アイツ、やりゃーやがったな」という感じだった。彼が外道ファンなのは、学生時代から知っていたので…。

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■ 尾崎亜美コンサート 2023 @ EX THEATER ROPPONGI

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個人的に2年ぶりとなる亜美さんコンサート@EX THEATER ROPPONGI 。ココでは4年連続とのコトなので、昨年を除く3回に足を運んでいるコトになる。今回のサポート・メンバーは、ご主人の小原礼(b)を筆頭に、林立夫(ds)、鈴木茂/是永巧一(g)、住友紀人(sax, kyd, wind synth)Aisa(cho, ac-g. mandolin etc.)という布陣で、昨年から合流した住友さん以外は、ほぼお馴染みの面々。劇伴系が多い人だけれど、個人的には南佳孝さんのブレーンという印象で。

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■ RUMOURS LIVE / FLEETWOOD MAC

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全盛期フリートウッド・マックのライヴ音源がオフィシャル・リリース。…ということで、無条件でゲットしました。全時代を通して発掘ライヴ音源が多数リリースされているマック。けれどその長いキャリアで、シッカリしたリリース・プランに則ってオンタイムで世に出たライヴ盤は、実は79〜80年の『TUSK』ツアーでレコーディングされた2枚組『FLEETWOOD MAC LIVE』しかない。97年には同じ編成で『THE DANCE』を出しているが、既にマックを離脱していたスティーヴィー・ニックスやリンジー・バッキンガムを呼び戻しての実質的再結成盤だったから、同列には語れないし、語りたくもないのだ。

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■ GREATEST HITS - Deluxe Edition + Live Collection - / AEROSMITH

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ココで書いた【エアロスミス vs キッス・ランキング】特集掲載のレコードコレクターズ誌10月号がようやく手元に。併せて、エアロスミスの50周年記念オールタイム・ベスト『GREATEST HITS』も既にゲットしてある。単なるオールタイム・ベストなら、全作手元にあるので今更買ったりしないが、今回は1CDの通常盤をベースに、そのデラックス・ヴァージョン3枚組、内容の異なるライヴ盤を抱き合わせた日本独自企画の2枚組が3ヴァージョン、そしてそれらをすべて盛り込んだ特大盤『GREATEST HITS ~Deluxe Edition + LIVE COLLECTION』6枚組 と、ヴァリエーション豊か。特にライヴ・ディスクは日本のみのスペシャル企画というコトで、まんまと6枚組に手を出してしまった。

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