Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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■ TOM LEADON passed away

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トム・リードンが3月22日に亡くなった。リードンは、イーグルスの創設メンバーであるバーニー・リードンの弟で、トム・ペティがハートブレイカーズ以前に組んでいたグループ、マッチクラッチのオリジナル・メンバー。当ブログ的には、<恋のバンシャガラン(Wham Bam)>のヒットで知られるシルヴァーのベース奏者、と言うのがお馴染みかも。

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■ JACKSON BROWNE JAPAN TOUR 2023 @ Bunkamura オーチャード・ホール

ジャクソン

ジャクソン・ブラウンの2023年ジャパン・ツアー、東京3デイズの初日@Bunkamura オーチャード・ホール。ジャクソンの来日は2017年以来6年ぶり。個人的には前回ツアーは観ていないので、その前の15年以来ちょうど8年ぶりの参加となった。ジャクソンは既に大阪〜広島〜名古屋を回ってきて、かなり調子も良さそう。それ以上にファンの静かな熱気がビンビンで、イイ歳こいて追っかけ状態のオジサマたちが多数。こういうのって単なるアーティストとファンの関係を超越していて、時代性とマインドを同時に共有してきたからこそだと思う。

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■ CITY LIGHTS BY THE MOONLIGHT / 惣領智子

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ソニーミュージックAldelight City Pop Collectionから、よ〜やくの再発。自分が選曲・監修した初めてのシティポップ・コンピ『Light Mellow〜City Breeze from East〜BMG Edition』に<City Lights by the Moonlight>をチョイスしたのが2001年だから、もう早くも20年以上前になる。その後RCA時代の音源をまとめた通販仕様の編集盤があったり、併行して活動していたデュオ・チームTINNAの再発など、外堀から埋められていった感はあるものの、こうしてようやくオリジナル・アルバムが単体で復刻されたのはメデタイことだ。

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■ LOVE LIGHT / 横倉裕

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はぁ〜、ようやく出ましたか。YUTAKAこと横倉裕の1stアルバム『LOVE LIGHT』(78年)。今回ソニーミュージックのALDELIGHT CITY POP COLLECTIONから復刻されたのは、当時アルファから出た左のイラストのオリジナル・ジャケの方。右の赤いイルミネーション(?)のジャケは、81年に出たUS盤のもので、同時期に日本でもこのジャケで再発。その後アルファの配給先が変わるタイミングで2度ほどCD化された。が、90年代後半以降、アルファがレコード会社から原盤管理会社に縮小されたこともあって、そのまま塩漬け状態に。かく言う自分も過去 何度か再発を打診したが、諸々事務的管理が良くなくて、話は進まず。それが2020年の創立50年を機に、やっと少しずつ整理が進められてきたらしい。

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■ CITY POP STORY 〜 Urban & Ocean / Various Artists

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ベストセラーのディスクガイド『「シティポップの基本」がこの100枚でわかる!』(星海社新書)の著者で、旅と音楽の文筆家・選曲家の栗本斉クン選曲・監修の2枚組コンピレーション『シティポップ・ストーリー CITY POP STORY 〜 Urban & Ocean』を、ご本人から送って頂いた。彼はもともと、拙監修『Light Mellow 和モノ』(04年)シリーズの執筆陣 Light Mellow Attendants の中心人物のひとりで、20年以上前からシティポップ拡散で手を携えてきた同志、みたいなヒト。海外からの逆輸入で一気にブーム化したシティポップだけれど、一方で拡大解釈も甚だしく、違和感を持つことも多い。だからこそ、こういうタイミングで、こういうベーシックなガイド本が出て、それを具現化したコンピが組まれる、というのは重要なコトだ。

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■ BBC BROADCASTS / GENESIS

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ようやく確定申告が終了。エッ もうとっくに過ぎてるじゃん、と思われるだろうが、我々物書きの原稿料は、あらかじめ源泉徴収されて振り込まれるので、通常は確定申告=還付請求になる。これには5年間の有効期限があるだけで、確定申告期限の限りに非ず。ただこの時期に申請すると、4〜5月の各種納税に待ち合うタイミングで還付されるから、毎年 確定申告時期を大きく外さないように処理している。それにしてもCDリリースが減り、音専誌も少なくなり…で、原稿収入もだいぶ減ってきてますな…

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■ 追悼 クマ原田 (在英ベース・プレイヤー)

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マンガのプロットでも敬遠されそうな感動ドラマを地で行ったWBC決勝のサムライ・ジャパン優勝劇。今日のブログ・ネタは野球にせざるを得ないか…、なんて思っていたら、いきなりロンドンから訃報が飛び込んできた。72年以降、ロンドンを拠点に活動されていたセッション・ベース奏者のクマ原田(本名:原田時芳)が、22日に亡くなったそうだ。現時点で死因は不明ながら、近しい関係だった布袋寅泰や小林桂子、南部昌江(故・松原正樹夫人)らが追悼コメントを出している。享年71歳。

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■ 流線形 featuring 堀込泰行 @ Billboard Live Tokyo 1st Show

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流線形 featuring 堀込泰行@Billboard Live Tokyo 1st Show。1年半前に一十三十一チャンとの『TALIO』レコ発ライヴを観たけれど、今回は元キリンジ/堀込弟氏の他に、比屋定篤子、ナツ・サマー、リサハリムの3人がゲストという超豪華仕様。クニモンド(瀧口)君は「超満員で嬉しい」と殊勝なコトを言っていたけれど、この顔ぶれならそうなりますワ。沖縄在住の比屋定さんと流線形の共演は、2013年9月に行われた目黒パーシモンホール以来、9年半ぶり。ナツサマーの本格的バンド・ライヴを観るのは、『NATSU SUMMER & DUB SENSATION』リリース記念のワンマン@青山 月見ル君想フ 以来、約5年ぶりかな? 泰行クンは『TALIO』のレコ初にもゲストで登場していた。

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■ YES

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イエスの初期〜最盛期の作品群が、 【紙ジャケット・コレクション最終章〜MQA-CD/UHQCDエディション】として年末にドカッと再発されているワケですが…。でも多いモノは、CDだけで5〜6枚の仕様違いを持っている身としては、もうとっくにお腹イッパイ。今回はスルーしようと決心した。なのにこのデビュー盤が日本盤アナログ初回リリースのデフ・ジャケ仕様だと知って、完全に心が揺らいでいる。自分が持っているのは、全部、左の吹き出しジャケなんだよなぁ…。コレ1枚だけゲットしようかなぁ〜。でも間違いなく聴かねぇだろうしなぁ…

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■ NITE RIDE / DAN SIEGEL

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最近は音沙汰が途絶えがちなフュージョン・キーボード奏者のダン・シーゲル。80年代前半の活躍ぶりは目を見張るモノで、輸入盤店でベスト・セラーを記録した3rd『OASIS』とか、エレクトラに移籍してポップ・フュージョンの魅力を極めた82年作『DAN SIEGEL』とか、ホントによく聴き倒した。学生時代、『OASIS』を聴いて「イイなぁ〜」なんて話していたら、「いっこ前の『NIGHT SHOT』がスゴくイイゼ!」と教えてくれたのは、他ならぬ角松敏生だったっけ。

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■ SHOWTIME / SLAVE

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連日世間はWBCのショータイム(=大谷翔平)で盛り上がっているが、そこで思い出したのはスレイヴの代表作『SHOWTIME』(81年)。昨年暮れに新興再発レーベル:Iconoclassicから出ていたのだ。スレイヴはオハイオ州デイトン出身、オハイオ・プレイヤーズの弟分という立ち位置で、イケイケ・ファンクを聴かせる9人組大型グループとして77年にデビューした。岩石男のイラストをジャケにあしらったアルバムがあるなど、イメージは如何にも超弩級。メンバーも最大10人に膨らんでいる。でも70年代末から変化の兆しが表面化。このアルバムでは、言わば新生スレイヴを提示するカタチになった。アートワークもアース・ウインド&ファイアー風の洗練されたモノに。岩石男の前作『STONE JAM』(80年)と競うように、最高傑作に推す声も多い。

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■ ALL TIME BEST 〜CHIFFON〜 / 児島未散

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シティポップ方面での認知もある児島未散、自らのセレクトによる『ALL TIME BEST 〜CHIFFON〜』が、タワーレコード限定でオンセール。85年のデビュー後、98年に渡米するまでレコード会社3社に籍を置き、それぞれからベスト盤が出ていたが、今回は彼女自身が自分のキャリアに真摯に向き合い、レーベル枠を超えて選曲。アルバム・タイトルも自分でネーミングし、タブ・タイトル “シフォン” に想いを込めた。

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■ Drummer JIM GORDON passed away

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ボビー・コールドウェル逝去で、今日は自分のSNSも追悼コメント一色。そんな中、今日も早々に訃報が舞い込んだ。まぁ、現場を離れて既に40年近く。存在感などもう無いに等しいが、彼のプレイだけはいつでも何処でも耳にする。エリック・クラプトンのデレク&ザ・ドミノス、ジョージ・ハリスンのソロ作、トラフィック、そしてスティーリー・ダンのレコーディングでも活躍した名ドラマー、ジム・ゴードン。3月13日に医療刑務所で獄死。享年77歳。

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■ AOR Legend - BOBBY CALDWELL passed away

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とうとうAOR系大物の訃報が… なんと、ボビー・コールドウェルが亡くなったようだ。午前中に信頼できる筋から第一報が入ったが、詳細は不明。数時間経って現在もオフィシャルな情報は入ってこないが、ヨーロッパの情報筋がマネージャーに確認し、家族に看取られて安らかに旅立った、とポストしている。

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■ TIME AD TIDE / ROBBIE DUPREE

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ロビー・デュプリーといえば、オウム返しに<Steal Away>。そしてそれが入っている80年のデビュー盤『ROBBIE DUPREE(ふたりだけの夜)』。それはもちろん間違いではないけれど、それだけで片付けて欲しくはないと、この08年盤『TIME & TIDE』を。一応オリジナル・スタジオ・アルバムとしては6枚目で、現時点では一番新しいフル・アルバムになる。これ以降のロビーは、残念ながらシングル盤かデジタル・シングルしか出してない。

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MY LOVE / SALENA JONE
タワーレコード限定 SA-CD
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