日本を代表するセッション・ベーシストの岡沢章が、実は歌もプロ級に上手い!という衝撃的事実を知ったのは、吉田美奈子の81年作『MONSTERS IN TOWN』だった。当時の彼は美奈子さんのバック・バンドに参加しており(現在も在籍)、彼女に半ば無理矢理に引っ張り出される形で、<Kock Knock>というミディアム・ファンクをデュエットしたのだ。
数日前にご紹介したLOU(ルゥ)と同じく、ライナーを書かせて戴いた日本コロムビア【Dig Deep Columbia】シリーズからのピックアップ。しかも今回は、オークションでアナログ美品を揃えて買おうものなら、諭吉さん10枚どころか15枚でも足りないくらい…と言われる超・激レア・アイテムの初CD化だ。もっとも検索しても、しばらく前の取引痕跡が出てくるだけで、まったく市場には出て来ないシロモノなのだが…。