Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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■ NOW AND THEN / THE BEATLES

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率直に言って、つまらん…。世間では、特にSNSでは賛否両論が激しく渦巻いていて、それこそがビートルズらしいと思うけど、いっさいの前情報ナシにこの曲を聴いて、みんな絶賛できるのか?、大いに疑わしい。結局ビートルズという看板と、刷り込まれたストーリーに翻弄され、前振りのメイキング映像や公開されたばかりのピーター・ジャクソンによるMVに感動して、どんな曲か なんて関係ナシに、新曲が出るという事実の前に判断のバロメーターが振り切れてしまっているのではないか、と思う。

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■ レコードの日 2023

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11月3日は『レコードの日』。ありがたいコトに、アナログ盤が続々届いています。お仕事でズッポリ絡んだモノは当然だけれど、お付き合いで送っていただいた見本盤も多数。ありがたい。中には自分でゲットしたモノも混ざってますが。前から書いてるように、オリジナルのアナログ盤を持っているアイテムは、自分ではあえて買い直さない主義なんだけどね。

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■ PRONE / NED DOHENY

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11月になりました! 5年ぶりとなるネッド・ドヒニー@Billboard Live Tokyo / Osaka が目前。少し前までは日本でしか知られていない存在だったネッドだが、ヨット・ロック・ブームで世界的に知名度が高まり、若手ミュージシャンやDJ諸氏への影響力増大。日本では代表作『HARD CANDY』(76年)に、ボズ・スキャッグスのAOR歴史的名盤『SILK DEGREES』を上回るほどの評価が集まる傾向が見られた。

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■ JAPANESE SINGLES COLLECTION - GREATEST HITS - / BRUCE SPRINGSTEEN

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デビュー50周年記念。日本でリリースされた全シングルとMVをパッケージした、圧倒的ヴォリュームの日本独自企画盤4枚組が出た。同時に、2014年までに発表されたオリジナル・アルバム全25作のBlu-spec 2 / 紙ジャケ仕様盤のリイシューも始まって、まずは73年デビュー作『GREETINGS FROM ASBURY PARK, N.J. (アズベリー・パークからの挨拶 )』から86年『LIVE 1975-1985』までの8作が登場。やっぱり自分にとってのボスは、75年の3作目『BORN TO RUN(明日なき暴走)』からこの辺りまでがピークだったな。

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■ THE DROP / JEFF LORBER FUSION

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先月、 BlueNote Tokyoでマイク・スターンとの共演ライヴを観たばかりのジェフ・ローバー・フュージョン。あれはコロナ禍で3年遅れてようやく実現した共演ライヴだったけれど、早くももうその2作あとのニュー・アルバムが届いた。『NOW IS THE TIME』というジェフ・ローバー・フュージョンとしての復活作から13年、9枚目のアルバム(グループ名義では通算14作目)。17年作『PROTOTYPE』がグラミー賞を受けたことも手伝ってか、コロナ期をモノともしない活動ぶりが見事だ。

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■ Session Keyboard Player:PAUL HARRIS passed away

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スティーヴン・スティルスのマナサス、ピーター・ゴールウェイ率いるオハイオ・ノックス、それにサウザー・ヒルマン・ヒューレイ・バンドなど、伝説的なバンドで名脇役として活躍したセッション・キーボード奏者、ポール・ハリスが、10月24日に亡くなった。享年78歳。死因は現時点では公表されていない。

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■ THE BRECKER BROTHERS BAND @ BLUE NOTE TOKYO

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ブレッカー・ブラザーズ・バンド・リユニオン@BLUE NOTE TOKYO3days の中日2nd Show。メンバーはランディ・ブレッカーに奥方アヴァ・ロヴァティ(sax)、バリー・フィナティ(g)、ジョージ・ウィッティ(kyd)、ウィル・リー(b)にロドニー・ホームズ(day)という布陣。2014年に名盤『HEAVY METAL BE-BOP』再現ライヴを川崎CLUB CHITTAで観たけれど、その時のリズム隊は当然テリー・ボジオとニール・ジェイスン。再結成とツアーを主導したのも、日本在住のボジオだった。でも実はその前年に、ランディが自分のリーダー作として『THE BRECKER BROTHERS BAND REUNION』を発表。プロデュースもウィッティが手掛けており、その時の参加メンバーが今回のバンドの中核になっている。その中ではやっぱり結成メンバーであるウィル・リー、アルバムには不参加だったものの14年公演、そして今回も同行しているバリー・フィナティの存在が嬉しい。

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■ 未唯mie『HALLOWEEN NIGHT 2023』@ BLUES ALLEY JAPAN 1st Show

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この時期の恒例行事、未唯mie『Halloween Night 2023』@Blues Alley Japan 1st Show。 恒例のHalloween Night というコトで、未唯mieさんが着ていた純白のドレスは、膝丈で前が開いたちょっと小ぶりなウェディング・ドレスのようにも見えた。けれど本人曰く、氷の精だそう。失礼しやした 、オーディエンスの中には気合の入ったコスプレ・マニアもいれば、ネコ耳をつけた人、ワンポイント仮装までいろいろ。まぁ人それぞれだけど、すぐお隣の渋谷ではいろいろ問題になっているご時世。正直なところ、ファンなら仮装に一生懸命になるより、もっと真摯に音楽を聴けよ、という気持ちになる。

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■ INTO YOU / INCOGNITO

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インコグニート、2023年の新作到着。シトラス・サンや、ジャイルズ・ピーターソンと組んだストラータなど、いくつかのプロジェクトを同時に回して気を吐くブルーイだけど、これで19枚目というインコグニートは本家・本元・家元・元祖。今作では新顔が多めながら、そのサウンドは19年の前作『TOMORROW 'S NEW DREAM』と比べても、何ら遜色はない。そういえば、その間には、8枚組ボックス『ALWAYS THERE : 1981-2021 (40 Years & Still Groovin) 』があったり、そこから抜粋した日本独自盤『TOKYO DREAM』もあったなぁ。

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■ LAY IT ON ME / GABE DIXON

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午前中から都内に向かい、来月からスタートするシティポップ系のセミ・レギュラー・ラジオ番組の初収録。そして夕方から別件ミーティング。番組の方は既にスタートしていて(週1オンエア)、メイン・パーソナリティーの女の子(25歳とか)が別におり、自分は奇数月のコメンテイターとして登場。これは近くなったら改めてお知らせします。

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■ HACKNEY DIAMONDS / THE ROLLING STONES

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音楽メディアも音楽ファンも、世を上げて絶賛の嵐。ならば自分がココでわざわざ書くまでもない、と思いながら、仕事関連以外で何か聴こうとすると、どうしてもコレに手が伸びる数日を過ごしている。カッコイイ。天邪鬼な自分としては、諸手を上げて大絶賛はし難いのだけれど、今世紀に入ってからのストーンズでは一番のデキかな? …と書いたところで、00年以降、純粋なオリジナル・ニュー・アルバムは、05年の『A BIGGER BANG』しか出していないコトに気づいた。スタジオ新録に限っても、ルーツィーなブルースのカヴァー作『BLUE & LONESOME』以来7年ぶり。それでもお久しぶり感が薄いのは、彼らがコロナにもメゲず、ライヴ・ツアー中心に転がり続けているから。チャーリー・ワッツが逝ってしまった時は、どうなるか…と思ったけれど、まったく頭の下がるジジイたちである。

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■ MISTY HOUR / 伊東ゆかり

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前日ポストに続き、ビクター【マスターピース・コレクション】の流れでリイシューされる林哲司のワークス3作品から、彼がプロデュースした伊東ゆかりの82年作『MISTY HOUR』をご紹介。初CD化が5年前の【Light Mellow's Choice】で、拙監修の紙ジャケ仕様だったが、今回はその前年に出ていたアルバム未収のシングル曲<強がり>をボーナス追加。これももちろん最新マスタリングで、UHQCDの高音質盤での登場だ。

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■ SUMMER WINE / 林 哲司

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ビクター【マスターピース・コレクション】の流れで、デビュー50周年を迎えたヒットメイカー:林哲司のワークス3作品をリイシュー。復刻されるのは林哲司自身の3rdソロ『SUMMER WINE』(80年) と、林プロデュースによる伊東ゆかり『MISTY HOUR』(82年)、アレンジで関わった松崎しげるの4thアルバム『私の歌・俺たちの朝』(77年) 。同時に歌謡曲系・アイドル系の関連楽曲36曲を厳選した2枚組、『ビクター・トレジャー・アーカイヴス〜林哲司 ビクター・イヤーズ』もリリースされる。そのうち、自分が解説を担当した2作『SUMMER WINE』と伊東ゆかりサン『MISTY HOUR』を、順次紹介していこう。

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■ EPO with GOOD BYE APRIL - Autumn Conjunction 2023 @六本木CLAPS 2nd Show

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EPO with GOOD BYE APRIL『Autumn Conjunction 2023 』@六本木CLAPS 2nd Show のライヴ・レポート。先日リハーサルをちょいと覗いて、対談の仕切り進行役としてその場にいただけで、APRILのメンバーたちの高揚感が手に取るように伝わってきたから、そのジョイント・ライヴは心から楽しみにしていた。自ずと、どんなセットリストになるのかも事前に把握していたけれど、そういうプランをすべて飛び越した、楽しさ満点のパフォーマンス。これがライヴの醍醐味。こうした機会は、なかなか巡り会えるモノじゃあありません、って

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■ CITY MUSIC TOKYO - reflection - / Various Artists

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流線形)クニモンド瀧口クンの企画・選曲・監修によるシティポップ・コンピレーション・シリーズ『CITY MUSIC TOKYO』のキング編。当ブログでも何作かご紹介しているが、トータルするとコレで9作目とか(タワーレコード限定も何枚かアリ)。現在進行形の若手アーティストにも明るいクニモンド氏なので、インディ中心のセレクション物だと自分的に「?」も多いが、その分 勉強にもなっていて有り難い。このキング編は、老舗メーカーらしさと、クロスオーヴァー/フュージョン系に強いレーベル・カラーを上手く織り交ぜた構成が特徴だ。

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