Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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■ SOMETIMES LATE AT NIGHT -Expanded Edition- / CAROLE BAYER SAGER

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2月8日のバート・バカラック大往生によって、急に話題に上ることが増えた3人目の奥様キャロル・ベイヤー・セイガー。2人が結婚したのは82年4月で、キャロルが35歳の時(91年離婚)。セイガー姓は前夫のモノで、生名がキャロル・ジル・ベイヤーという。先日のポストにも書いた通り、作詞家と作曲家の名コンビとして多くのヒットを生んだから、イイ関係が長く続いたように錯覚してしまうが、実際は10年足らず。傍目には唐突に別れてしまった印象があった。そんな2人が、甘々の婚約時代を送った81年にリリースされたのが、この名盤『SOMETIMES LATE AT NIGHT』。奇遇なコトにそんなタイミングで、このエクスパンデッド・エディションがリイシューされた。

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■ 吉川忠英 Reissues

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日本のセッション・シーンに於けるアコースティック・ギターの第一人者:吉川忠英が、シンガー・ソングライターとして発表した初CD化含む5作品を、拙監修【Light Mellow Selection】シリーズから一挙復刻。その発売日が、来週22日に迫ってきた。

 大袈裟ではなく
 僕の半分くらいは忠英さんへの憧れでできている
 どれほど影響を受けてきたことか
 そして聴けていなかった過去の作品たち
 ここへきて僕はまだまだ成長できそうです
                (大橋トリオ)


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■ OLE BORUD 来日決定!

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北欧産AORの最高峰、オーレ・ブールド。超待望の来日決定。
6月2日(金) / 3日(土)/4日(日)@丸の内コットンクラブ
■ 6.2 fri.
[1st.show] open 5:00pm / start 6:00pm
[2nd.show] open 7:30pm / start 8:30pm
■ 6.3 sat., 6.4 sun.
[1st.show] open 3:00pm / start 4:00pm
[2nd.show] open 5:30pm / start 6:30pm

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■ 各種 INFORMATION

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今回はいくつかお知らせ関係をまとめて。まずはおよそ1週間後に迫ってきたコレ。
金澤寿和 × 福田直木「ライトメロウなプレミアムAORの夜」
【日時】2月22日(水/祝前日)19:30〜21:30 (19:00開場)
【場所】本屋B&B 世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK 2F
【入場料】(数量限定・1ドリンク付き)2,750円(税込)
『AOR Light Mellow Premium 02 ゴールデン・エラ 1976-1983』をネタにしたトーク・ショウです。音源も紹介します。お時間のある方は是非に。イベント詳細・ご予約は以下 B&Bさんのサイトから
https://bookandbeer.com/event/20230222_lmp/

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■ CITY MUSIC TOKYO 〜 signal / Various Artists - Selected by クニモンド瀧口(流線形)

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今のシティポップ・ブームを現場から先導した立役者のひとり、流線形 クニモンド瀧口。19年前に発行した『Light Mellow 和モノ699』(Light Mellow 和モノSpacial』のオリジナル)に、当時リリースされたばかりの流線形1st『CITY MUSIC』を掲載したのが縁で、ずーっとお付き合いさせて貰っているが、このところアルバム出したり、プロデュースしたり、レーベルを立ち上げたりで、俄かにエンジンを全開にしている。『CITY MUSIC TOKYO』という彼選曲のコンピレーション・シリーズも、そのうちのひとつ。一昨年に出た『CITY MUSIC TOKYO 〜invitation』 を筆頭に、昨年は『CITY MUSIC TOKYO 〜junction』、そして今年はこの『CITY MUSIC TOKYO 〜signal』と『CITY MUSIC TOKYO 〜tremolo』、3月に『CITY MUSIC TOKYO 〜parallelism』がリリース。きっと続編も、いろいろ仕込んでいるのだろう。

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■ BLUE MOOD:BREAKOUT & BEYOND / SWING OUT SISTER

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昨年9月末に出ていたスウィング・アウト・シスターの、英Cherry Pop編集によるCD8枚組ボックス『BLUE MOOD:BREAKOUT & BEYOND』。年末近くに遅れて入手し、1枚ずつ思い出したように聴き進めている。同じアー写をあしらった結成30周年ベスト盤があるが、それがもう9年前。対してこのボックスは、彼らのキャリア初期にして最高に注目されていた85〜92年までの4枚のアルバム、『IT'S BETTER TO TRAVEL』(87年)、『KALEIDOSCOPE WORLD』(89年)、『GET IN TOUCH WITH YOURSELF』(92年)、『LIVE AT THE JAZZ CAFE』(93年)を全収録し、更に3枚のリミックス集、シングルB面+エディット集を大量追加したものだ。

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■ AOR HITS of BURT BACHARACH

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作曲の巨匠バート・バラカック逝く…の報に、音楽系メディアや音楽ファンのSNSは埋め尽くされている。もちろん自分もその報を早々にアップしたが、今回は少し気を鎮めて、自分の第一義であるAOR的見地に立って、その目線で80's中心にバカラックの名曲をサクッと振り返ってみたい。

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■ BURT BACHARACH passed away

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バート・バカラック、94歳の大往生。今朝一番に飛び込んできたのは、ポップス界を代表する稀代の名作曲家バート・バカラック(Burt Bacharach)の訃報。2月8日にL.A.の自宅で亡くなった。何かを患っていたワケではなく、自然死/老衰と発表されている。

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■ COMMON GROUND / ROBBEN FORD & BILL EVANS

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何だかちょっとインスト付いているので、今日はコレ。1回聴いたらそれで終わりになってしまいそうなスムーズ・ジャズ物はできるだけサブスクで、と自分の中で取り決めをしたら、一緒にコンテンポラリー・ジャズの新作情報も入りにくくなって、夏に出ていたロニー・フォスター36年ぶりのニュー・アルバムとかを、慌てて購入する昨今。近年はリリース・ペースが早めのロベン・フォードも、昨年秋、サックスのビル・エヴァンスとの双頭ユニット第2弾『COMMON GROUND』をリリースしていた。

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■ JUNE NIGHT LOVE・ESPECIALLY SEXY / 三宅 純

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これは嬉しい初CD化。日野皓正に見い出され、83年に “ジャズ・トランペットの貴公子” というキャッチコピーでデビューした三宅純の 1st / 2nd が、紙ジャケCDで初復刻。5月にはアナログ盤も出るそうで、ちょっとビックリ。…というのも、実はこのネタ、自分が7〜8年前に関係筋に再発を打診したコトがあって。その時は諸事情あって実現しなかったが、それが1年ほど前、全くの別ルートから、「今、三宅純の再発を手掛けているんですが、もし知ってたら教えて欲しいコトがありまして…」と問い合わせがあり…。それで、お手伝いとも言えぬほどのお手伝いをし、それからまた時間が経って、ようやく…、のリイシューである。

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■ JUST LIKE THAT... / BONNIE RAITT

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今の音楽シーンで何が起きているのか。それを知っておく程度にしか、米国のヒット・チャートに興味を失くしてしまった昨今。2022年のグラミー賞発表と言っても、以前みたいにWOWOWの生中継にしがみつくことはなく、夜のダイジェスト放送もツマミ見る程度で。一番オ〜ッと思ったのは、この1年で亡くなったアーティストや業界人たちの追悼コーナーで、Yukihiro Takahashiが登場したことかな…

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■ CLOUD STREET / BRUCE HIBBARD

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CCM名盤『NEVER TURNIN' BACK』でお馴染みのブルース・ヒバードが、久しぶりのニュー・アルバム『CLOUD STREET』をリリースした。2013年作『FORTY YEARS』から、およそ10年ぶり。ソロ・アルバムとしては通算6作目に当たる。ただしこのアルバム、ヴォーカルは一切ナシのフル・インストゥルメンタル作品。なので特に期待感もなく、とりあえず買っておこう…、ってな体(テイ)で。

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■ ANOTHER FORK IN THE ROAD - 50 Years Of Kansas / KANSAS

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カンサスの結成50周年を記念する3枚組ベスト。編集盤が多くて分かりにくいが、彼らは10年ごとに節目となるベスト盤やボックスを出している。でも今回はサスガに50周年。レーベルの枠を超えながら、デビュー・アルバムから最新作までを網羅したオール・タイム・ベストとなっている。しかもデビュー曲にして1stアルバムのオープニング・ナンバー<Can I Tell You>を現行メンバー6人でリレコし、このベスト盤のdisc-1冒頭に収めている。その情報とアートワークだけで往年のファンがワクワクしてしまう、そんな一大周年ベストだ。

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■ MR. MOONLIGHT 〜 1966 ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢』

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地元シネコンで、ビートルズ来日公演の裏側を検証するドキュメンタリー『ミスタームーンライト〜1966 ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢』を鑑賞。なんか賛否が割れているようだけど、否定的なコメントのほとんどは、おおよそ勘違いしている。これは動くビートルズ、日本公演のライヴを観るモノではなく、その実現に動いた人たちと、その反響を捉えたドミュメント。主人公はビートルズではなく、その周囲にいた日本人たちだ。

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■ 堀井勝美プロジェクト Reissues

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フュージョンというよりはポップ・インスト、今の感覚なら“歌のないシティポップ”と呼んでも差し支えないような堀井勝美プロジェクト。87年にデビューしてから90年代いっぱいの活動期間で、全10枚のオリジナル・アルバムをリリースしたが、現在はもうどれも入手困難。結構なプレミア価格になっていた。その前半5枚が、この1月末にタワーレコード限定でCD復刻。山下達郎や角松敏生周辺のミュージシャンも、こぞって参加している。そしてその特集記事をMikikiに書かせていただいたので、是非 以下からご覧ください。

https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/33436

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●アナログ盤●


Liner Notes
salena jones
MY LOVE / SALENA JONE
タワーレコード限定 SA-CD
ハイブリッド・シリーズ
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AOR Light Mellow Premium
● お待たせしました! プレミアム02 GODEN ERA 1976-1983 大好評発売中●



●プレミアム 01● 増版完了!
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コロムビア Light Mellow's selection 吉川忠英ソロ5作復刻
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