Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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■ SEA IS A LADY / 角松敏生

sea is a lady青木智人presents 角松敏生ギター・インスト・ツアーの初日@渋谷AXを取材観戦。既に新作準備に入っているが、まだ曲が2曲しかできてないとのことで、煮詰まり中の気分展開にちょうどイイとか。そりゃそうだろう、ギター抱えてインストを演る時の彼は、気分的にはお遊びモードだから。この『SEA IS A LADY』を出した80年代末に比べりゃギターも上手くなったと言うが、端から見りゃあそう大きく変わったワケでもなく、相変わらずセンス一発のプレイ。でもそれでも音やフレーズに華があるから、面白く聴けるのだ。

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■ MIND TRANSPLANT / ALPHOSE MOUZON

21d6e3e1.jpg昨日に引き続きBN-LAの作品から。でも今日はメロウ・ファンク路線ではなく、かといってバリバリのジャズでもなく…。言うなればギンギンのジャズ・ロック的クロスオーヴァー作品というか、イメージ的には一番分かりやすいハード・フュージョンの類い。主人公のMouzonは、かのWeather Reportの初代ドラマーとして名を馳せた人物で、Larry CoryellとのEleventh Houseなどでも知られる。80年代には『BY ALL MEANS』『MORNING SUN』という爽快フュージョン路線の傑作アルバムを出し、当時はカナザワもずいぶん聴きまくったものだ。

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■ TONE TANTRUM / GENE HARRIS

12e9f825.jpg某誌のブルーノート特集に参戦。でもブルーノートといってもゴリゴリのジャズではなく、拠点がL.A.へ移ったあとの72年にスタートしたBN-LAシリーズ(レコード番号に由来する通称)の特集だ。このシリーズは、いわゆるジャズ・ファンク系の作品ばかりをリリースしたもので、カナザワは70年代初頭のフュージョン初期の重要ポイントに数えている。だけど今まではココを軽視する評論家/ライターさんがほとんどで…。そこに大きなる不満を抱えておるワタクシなのだ! 

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■ TIMELESS / SERGIO MENDES

230a95f5.jpgスンゴイことになってますねぇ、今度のセル・メン。FMでは<Mas Que Nada>が超ヘヴィ・ローテーションになっているし、リリース元のメーカーでは「ウチの洋楽最大のヒットになりそうな勢い」なんて話も。この日本でのハシリ方は、あのSantanaの復活時を軽く抜いちゃってる気がする。

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■ SHIPLAUNCHING / 冨田ラボ

5a953f47.jpg某誌レビューのため、待望の冨田ラボのセカンド『SHIPCLAUNCHING』をひとあし早く試聴。このところシングル3枚を小出しにされてたモンだから、妙に期待感が募っちゃって、久し振りに「首を長くして待つ」感覚を味わった。しかもSOULHEADをフィーチャーした<Like A Queen>、大滝詠一声の田中拡邦(マーマレイド・ラグ)が歌った<アタタカイ雨>、あのCHEMISTRYとのコラボレイト<ずっと読みかけの夏>と、どのシングルも良かったからね。そのうえ絶妙の関係を築いてきたキリンジの堀込兄弟が、このところ冨田恵一から離れてそれぞれソロ活動してるでしょ。特にスティーリー・ダン色全開の兄・高樹のソロ(詳細はココ)を聴いてから、余計に冨田ラボの新作が待ち通しくなっていた。

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■ SMILIN' / noon

4fa54307.jpg先月末に取材したnoonのインタビューを原稿に。もうすぐ出る3枚目のアルバム『smilin'』も、彼女らしさ満点の快作に仕上がっているが、ご本人も至って気さくなフツーの女の子。大阪出身らしからぬオットリした喋り方は、彼女のマイペースぶりを物語っているようで、そのまったりした個性がnoonのアーティスト・イメージにも繋がっている。きっと彼女の名前も、そんな午後の昼下がり感覚を表したに違いない。

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■ SOUL JUICE / PHAT PHUNKTION

24277f3d.gif当サイト/blogでプッシュしているホーン系ジャズ・ファンク・グループ、Phat Phuktionの初来日公演@渋谷クアトロに行ってきた。巷では"新世代のTower of Power"なんて呼び声が高いけれど、所詮は米国ウィスコンシン州マディソンからやって来たローカル・バンド。地元では5000人を動員するとか、Rolling Stone誌など権威あるところから賞を貰っているとか、そんな前評判に比べて果たして実物はどの程のモノか?と思っていたのだ。ところが、あぁ、ビックリ…

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■ AT THIS TIME / BURT BACHARACH

4e3064e4.jpgバート・バカラックといえば、60年代から活躍するアメリカン・ポップスの大御所ソングライターとしてお馴染み。以前はA&Mからイージー・リスニングっぽいソロ・アルバムを出していたが、ここのところはElvis CostelloやRonald Isleyとのジョイント・アルバムで健在ぶりを誇示していた。まぁコチラとしちゃあ、作家として活動してくれれば文句はない。でもそこに唐突に『AT THIS TIME』なるアルバムが登場。サントラ盤等を除いた純然たるソロ作品としては、何と28年ぶりのリーダー作になる。

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■ RHYTHM CAFE

c8870e08.jpg極めて良質な音を何処からともなくサルベージしてくるレーベル、celesteが、またまたグッジョブ!! ほとんど正体不明のデュオだけれど、試聴機に入ってるのを聴かずして、購入決定してしまった。それは簡単に知り得たいくつかの情報だけで、いい音の香りが漂って来たから。ちょうど春に刊行されるジャケ買い本にコラムを寄稿したんだが、これも差し詰め"ジャケ買い+α”といえる。では今回購入に至った条件とは…?

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■ LIVE IN CONCERT ~ from Hawaii / THE DOOBIE BROTHERS

eeb9fe49.jpg5.1チャンネルのセットを整えてからというもの、せっせとDVDの買い集めに走っているカナザワですが。でも買うだけ買って、全然観る時間が取れないってぇのが現実。今日もレビューを頼まれてたSuzanne Vegaの『LIVE IN MONTREUX 2004』を優先的に鑑賞した。かつての文学少女も今ではプックラしたオバサン・シンガーだけど、凛とした声や清楚な感じはそのまま。何よりも3ピースのバック・バンドが力強く、素っ気ない彼女のヴォーカルを的確にサポートしていた。その意外な出来の良さに乗じて「自分の趣味でもう一本」と思い、最近出て買ったままになってたドゥービーの『LIVE IN CONCERT ~ from Hawaii 』を観ることに。
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■ FALLING IN BETWEEN / TOTO

e5526de5.gifオリジナル・スタジオ・アルバムとしては『MINDFIELDS』以来7年ぶりの新作となる『FALLING IN BETWEEN』が登場した。とはいえ、その間には2枚のライヴ盤『LIVEFIELDS』と結成25周年記念ツアーの『LIVE IN AMSTERDAM』があったり、結構醜悪なカヴァー・アルバム『THROUGH THE LOOKING GLASS』があったり、また来日公演も繰り返され、まったく久し振りという感じはしない。そういえば『LIVE IN AMSTERDAM』のDVDは、拙がライナー書いたんだった。やっぱり思い入れが強いバンドだけに嬉しかったし、あのアニヴァーサリー・ライヴは演奏内容的にもホント気合い入ってた。逆にあまり気に入らないと、文句の語調も強くなったりするのだが…(苦笑)続きを読む

■ SILKY SOUL / MAZE featuring FRANKIE BEVERLY

23bd8e5c.jpg最新のフリー・ソウル・コンピ盤『DRIVE WITH MAZE』のサンプル盤が到着。どうも以前、担当A&R氏と「MAZEを何とかしたいですねぇ」なんて話したのを覚えてくれてたようで。米国では揺るぎない大人気バンドのメイズなのに、ココ日本ではサッパリ。非常に完成されたアーバン・ソウルを聴かせる連中なのに、まさに通受けを余儀なくされてきた。それがこのフリー・ソウル・コンピでどこまで覆るのか、ちょっと楽しみである。
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■ ROCK THE NATION LIVE! / KISS

306776ba.jpg意外にもKISSのDVDが当blogに登場。というのも某誌のレビューを仰せつかったからなのだが、実は自分で選んでたりして。編集部のO女史が、「コレとコレとコレの中からお好きなのを」なんて言ってくれちゃうモンで、「たまにはこんなのも面白そうだなぁ…」って動機は単純なんですが。でもコレが思い切り楽しめた。さすがKISSというか、これぞKISSというか。続きを読む

■ YOU AND ME / PHAT PHUNKTION

2d6cb5a2.jpg車で移動中、久々にPhat Phunktionを。一昨年、カナザワが新しく出会ったアーティストの中で一番のインパクトを持って迫って来た連中で、かなり長期にわたってヘヴィ・ローテーションになった。その彼らが間もなく来日するんである! こりゃー必ず出掛けなければ!!
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■ FRED PARRIS & THE SATINS

b732ebff.jpg昨日22日の【Evening For Light Mellow Vol.7】、何とか無事に終了しました。家のリフォームなどがあったため約半年ぶりの開催でしたが、結局準備が整わず、ほとんど宣伝できないまま、当日を迎えてしまいました。なので集客はイマイチでしたが、トータル7時間の長丁場だったため、中身は濃厚。来て下さったお客さんに感謝、DJ諸氏はお疲れさまでした。特に新参のゴウキチ君、Jaye P. Morganをオリジナルで持ってたり、Macky Fearyのアナログが帯付き国内盤だったりして、イヤァ、タダ者ではありませぬ!続きを読む
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