Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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■ BRASILIAN SKIES / 高中正義

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5月に始まる山下達郎 RCA / AIR Years のアナログ再発が大きな話題になっている昨今、実は今、高中正義にもスポットが当たってきているのをご存知だろうか? 昨年はL.A.録音した3rdアルバム『AN INSENTIABLE HIGH』(77年)と2枚組ベスト『ALL OF ME』(79年)がアナログ盤で復刻。年が変わって1月に4th『BRASILIAN SKIES』(78年)が出て、3月にはソロ・デビュー盤『SEYCHELLS』(76年)が復刻される。ただし人気なのは、『ALL OF ME』の収録対象であるキティ前期、70年代のアルバムあたりなのだ。

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■ HOW FRAGILE WE ARE / BRUCE GAITSCH

bruce gaitsch

ピーター・セテラやビル・チャンプリン、リチャード・マークスらを支えてきた職人ギタリスト:ブルース・ガイチの、グレイト・ワークス&未発表トラック・コレクション『HOW FRAGLE WE ARE』が、拙監修Light Mellow Searchesから間もなくリリース。ビルとリチャード両人を筆頭に、マーク・ジョーダンやフィー・ウェイビル(チューブス)の歌声が聴けたり、マイケル・センベロらと組んだボサノヴァ・ホテルの未発表音源も収録。

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■ PETER McCANN, FLOYD SNEED (Three Dog Night) passed away

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もう10年ぐらい続いている気の置けない友人たちとの新年会で、気持ちよく酔っ払って帰ってきたら、また訃報が増えていて…。宴の最中にも話題になったけれど、ホント、今年はナンなんでしょう… 出掛ける前に知ってしまったのは、スリー・ドッグ・ナイトのドラマーだったフロイド・スニードの逝去。そして帰ってきてPCを開けた途端に飛び込んできたのは、シンガー・ソングライター:ピーター・マッキャンの旅立ちだった…。

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■ MINUTE BY MINUTE / THE DOOBIE BROTHERS

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考えてみりゃあ、AORのジャンル解釈の是非は、きっとこのドゥービーに始まったんだな。もちろんボズ・スキャッグスもソロ初期は全然ドロ臭かったワケだけど、『SILK DEGREES』の成功以前は大して人気がなかったから、ほとんど騒がれなかった。が、ドゥービーの場合は、唐突に『TAKIN' IT TO THE STREET(ドゥービー・ストリート)』で、従来ファンに免疫ナシ。しかもそれまでのサウンド・リーダー:トム・ジョンストンが突然の病欠。それで作風がドラスティックに変化した。しかも日本の場合、ニュー・アルバム発売前に初来日したワケで、「アレレ、どうしちゃったの」と戸惑った人が多く、そのまま最初の解散まで論争を引きずることになった。

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■ TOM VERLAINE (TELEVISION) passed away

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ニューヨーク・パンクの代表格、テレヴィジョンのフロントマンだったトム・ヴァーレインが亡くなった。訃報を発表したのは、かつて付き合っていたパティ・スミスの娘であるジェシー・パリス・スミス。現地時間1月28日、近い友人に囲まれてニューヨークで穏やかに逝ったという。死因は発表されていないが、「短い闘病の末」と伝わっており、急病だったらしい。享年73歳。

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■ TOY / DAVID BOWIE

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デヴィッド・ボウイが衝撃的な死を遂げたのは2016年の年明け早々だったから、今年で丸7年。その間もいろいろ話題が途切れるコトはなく、ボックス・セットももはや乱発気味。相当熱心なファンでも追い掛けるのが大変そうで、それほどでもない自分は最初の3〜4セットで匙を投げた。今も各アルバムの50周年盤が続々出ているけれど、すべてスルー。そもそも自分の好きなボウイは、『YOUNG AMERICANS』からの約10年で、いわゆるジギー・スターダストだった頃のボウイは、あんまし趣味じゃないのヨ

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■ AB'S 1st - 4th Reissues

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芳野藤丸 (SHŌGUN)、松下誠、渡辺直樹・岡本郭男(スペクトラム)、安藤芳彦(パラシュート)の5人が結成したAB'Sの初期4作が、久々に復刻。かつて自分も紙ジャケ・リイシューを企画・監修させてもらったが、あれからもう約10年。最近はまた入手困難アイテムになっていた。音楽マーケットを趨勢を見ていると、CDでの復刻は今回が最後になる可能性が高いから、持っていない方はラスト・チャンスかもしれない。『AB'S』と『AB'S-2』は25日に発売済み、『AB'S-3』と『AB'S-4』は来月2月25日の発売になる。

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■ MAYUMITY 〜マユミティ / 五輪真弓

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五輪真弓のデビュー50周年記念で、70年代のアルバム群が3ヶ月連続でリリース。その第1弾として、2〜4枚目のオリジナル・スタジオ・アルバム、73年作『風のない世界』、74年作『時を見つめて』、75年作『MAYUMITY(マユミティ)』の3枚が出たので、速攻でゲットした。実際のリリースは、各アルバムの前後に『冬ざされた街』『本当のことを言えば』『THE SHOW - best concert album ’75』という3枚のライヴ盤があるが、そちらは3ヶ月連続の最後にライヴ盤だけをまとめて出すことになっている。そもそも彼女が70年代に発表した10枚のアルバムのうち、3枚がライヴ盤というのがビックリ。それだけライヴに魅力があるワケだが、ついでに言うと、スタジオ録音作7枚中4枚半が海外録音というのも相当に異色である。それだけスケールの大きいシンガー・ソングライター、と言ってイイだろう。

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■ 金澤寿和 × 福田直木 トークショウ『ライトメロウなプレミアムAORの夜』 開催決定

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『AOR Light Mellow Premium 02 ゴールデン・エラ 1976-1983』(シンコーミュージック刊)、発売から4ヶ月近くが過ぎましたが、ありがたいことに、発刊記念のトーク・イベントを企画していただきました。刊行直後に開催したタワーレコード渋谷店でのインストアに続いて2回目のトーク・ショウ。奮ってご参加いただけたら嬉しいです。

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■ LIVE IN CONCERT AT LOLLAPALOOZA / JOURNEY

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ジャーニーのライヴ映像作は、スティーヴ・ペリー期もアーネル・ピネダ期も複数ずつ持っているので、そろそろお腹いっぱい。昨年リリースされた11年ぶりのニュー・アルバム『FREEDOM』でも目新しさはなく、バンド周辺ではゴタゴタ続き。もう進化はないだろう、映像作品が出ても不要かな…、と思っていた。が、コレが、かつてなかった7人編成でのパフォーマンスだと知って、思わずポチリ。メンバーはアーネル、ニール・ショーン、ジョナサン・ケインに、ナラダ・マイケル・ウォルデンとディーン・マストロノヴォのダブル・ドラム、ベースにマルコ・メンドーサ、そしてサポート・キーボードのジェイソン・ダーラトカ、という布陣で。

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■ STAY WITH ME TONIGHT / JEFFREY OSBORNE

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ユニバーサル・ジャパン【Throwback Soul ソウル/ファンク 定番・裏名盤・入手困難盤】シリーズも、今年は『ニュー・ジャック・スウィング/ヒップホップ・ソウル・エラ〜ネオ・ソウル前夜編』に突入だそう。でもニュー・ジャック・スウィング後期からソウル〜R&Bへの興味が薄れてしまう自分なので、あえて昨年秋の『打ち込み導入〜NJS前夜編』から、書き残していたところを。ピックアップしたのは、ジェフリー・オズボーンのソロ2作目『STAY WITH ME TONIGHT』(83年)。

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■ ELECTRIF LYCANTHROPE: Live At Ultra-sonic Studios,1974 / LITTLE FEAT

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あ、コレ、いつの間にかCDが出てたのね。半年も出遅れてしまいました。リトル・フィートの『ELECTRIF LYCANTHROPE: Live At Ultra-sonic Studios,1974』。昔からブートレグで有名なFM局向けのスタジオ・ライヴ盤で、2021年のRecord Store Dayでライノから公式アナログ・リリースされた。が、当然ながら速攻で入手困難。それが昨年、アナログとCDで限定一般発売されていたのだ。

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■ 哀愁のカーニヴァル(CARNIVAL)/ 今田勝

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ウルトラ・ヴァイヴ/ソリッド・レーベル【NIPPON JAZZ SPIRITS〜和ジャズ傑作選】で、今田勝のトリオ・レコード時代のアルバム5枚が期間限定廉価復刻。それを機に、しばらくぶりにそのうちの1枚『哀愁のカーニヴァル(CARNIVAL)』のCDを引っ張り出してみた。リリースは、和製フュージョンが最も華やいでいた81年。ゲストにブレッカー兄弟が参加して話題になったアルバムだ。

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■ DAVID CROSBY passed away

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crosby & nashdavid crossby

今年はホントに大物の訃報が続く。今朝飛び込んできたのは、デヴィッド・クロスビー逝く、の知らせ。19日に亡くなったそうで、妻のジャンは以下のような声明を発表している。
「私たちの愛するデヴィッド・(クロズ)クロスビーが長い闘病生活の末他界し、深い悲しみに包まれています。彼は、妻でありソウルメイトのジャンと息子のジャンゴの愛に囲まれて過ごしていました。彼はもうこの世にいませんが、彼の人間性と優しい魂は、これからも私たちを導き、鼓舞してくれることでしょう。彼のレガシーは、その伝説的な音楽を通して生き続けるでしょう」

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■ ALIVE / KENNY LOGGINS

kenny loggins alive

ケニー・ロギンスがファイナル・ツアー『THIS IS IT』の北米スケジュールを発表した。エリック・クラプトンあたりと同様、ライヴ活動からの引退ではなくて、大規模ツアーはもう演らない、というコトだと思うけど、やはり一抹の寂しさは拭えない。AOR系ソロ・シンガーでは極めて数が少ない、本当に素晴らしいライヴ・エンターテイメントを提供できる人だったから。AOR系アクトはレコーディングでは著名ミュージシャンを起用して緻密な作品を作るから、どうしてもライヴが弱くなる。実際 優れたライヴ・アルバムもほとんどないし。でもケニーは別次元。80年リリースのこの『ALIVE』なんて、ホント、AOR系シンガーのライヴ・アルバム最高峰の一枚だと思っている。

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Liner Notes
salena jones
MY LOVE / SALENA JONE
タワーレコード限定 SA-CD
ハイブリッド・シリーズ
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