Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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■ THREADS / SHERYL CROW

sheryl crow

「最後のアルバムになるかもしれない」と自ら語っている、シェリル・クロウの最新アルバム降臨。「グラミーを9つも獲っている大物とはいえ、たかが93年デビューのキャリアで何を言ってるの」と最初は思ったが、デビュー以前に教壇に立っていたり、デビューのために最初に作ったアルバムがお蔵入りしたりと、実は結構な苦労人。『TUESDAY NIGHT MUSIC CLUB』が大ヒットした後も、エリック・クラプトンと浮き名を流したり、鬱になったり、映画に出たりと、なかなか波乱万丈の道筋を歩いている。社会派の楽曲や政治的発言も多く、発売自粛や放送禁止を喰らったことも少なくない。それでもその飾らないトコロが好かれるのか、大物アーティストとの交流が盛んで。最後と言われるこのアルバムも、そうした多彩なゲストたちとのコラボレーションを収めた、超豪華デュオ・アルバムになっている。

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■ TRUE LOVE・UNSPOKEN / FRANK WEBER

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今年5月にプライヴェートで来日し、急遽、日本人ジャズ・トリオのゲストとして六本木のクラブに出演したフランク・ウェバー。その時に持ってきていた2枚の自主制作盤が、拙・解説付きの国内流通盤として改めて発売された。正規リリースとしては、10年春に日本で出た3作目『BEFORE YOU』以来9年ぶり。スティーヴ・ガッド(ds)やリチャード・ティー(kyd)、ジョン・トロペイ(g)、ウィル・リー(b)、マイク・マイニエリ(vibe)らが参加した78年の1st『…AS THE TIME FLIES』、イーグルス<Take It To The Limit>の名カヴァーを収録した80年の2nd『FRANK WEBER(ニューヨークのストレンジャー)』とAORの名盤・好盤を出したフランクだったが、彼自身は当時もっとジャズっぽい方向へ進みたいと望んでおり、それ以降は長きに渡って表舞台から遠ざかることになった。

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■ HELLO FROM LAS VEGAS / LIONEL RICHIE

lionel richie live

日本の洋楽シーンでは話題性優先で、あまり情報が入ってこなくなったベテラン・アーティストをすぐに “過去の人” として扱う傾向が強いけれど、実際に本国へ行くとシッカリ国内ツアーに精を出していたり、ラスヴェガスあたりでロング・ランのショウを展開していたりする。このライオネル・リッチーもそのタイプ。80年代は、それこそマイコーことマイケル・ジャクソンの向こうを張るほどの勢いがあったのに、その後は低迷。12年に発表したゲスト満載のカントリー系セルフ・カヴァー・アルバム『TASKEGEE』で26年振りの全米No.1に返り咲き、復活を果たした。でも日本では盛り上がらず、14年に観た武道館公演も、なかなか充実したパフォーマンスだったのに、入りはちょっと寂しかった。その時の当ブログでは、「ちょっぴりラスベガスのディナー・ショウ的親近感も交えつつ、この大バコを盛り上げた」と書いている(当日のブログ)

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■ KARLA BONOFF @ Billboard Live Tokyo 2nd show

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某誌のライヴ取材を兼ねて、カーラ・ボノフ@Billboard Live Tokyo 2nd show。ウェイト・バンドから2日続けてビルボード・ライヴでアメリカン・ロックの粋を味わう。カーラはJ.D.サウザー、ジミー・ウェッブとの各共演や、盟友ケニー・エドワーズとのアコースティック・バンド、そしてもちろん今回のようなデュオ公演など、もう5〜6回は観ているかな? 90年代中頃だったか、マイケル・マクドナルドとのダブル・ヘッド・ライナーみたいなホール公演に足を運んだこともあった。基本的に、ライヴはリズム隊のいるバンド編成で聴きたいカナザワなので、去年の来日はスルーしてしまったけれど、カーラみたいに楽曲と歌声で魅了するタイプのシンガー・ソングライターは、ギターとピアノのネイキッドなデュオでも充分すぎるほどに惹き立つ。

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■ THE WEIGHT BAND @Billboard Live Tokyo 2nd show

weight band

ザ・バンドのDNAを受け継いだベテラン揃いの新グループ:ザ・ウェイト・バンドのジャパン・ツアー最終公演@Billboard Live Tokyo 2日目の2nd Stage を観た。正式な冠は、"THE WEIGHT BAND Featuring members of THE BAND and THE LEVON HELM BAND with special guests: Paul Barrere and Fred Tackett, the guitarists of LITTLE FEAT" (長ェよ) でもキャリア組とはいえグループとしてはデビューしたてで、お初の人もいると思うから紹介しておくと…。

ザ・ウェイト・バンドは、再結成後の後期ザ・バンドのメンバー:ジム・ウィーダー(g)が中心となった5人組で、スタートは2013年。結成のキッカケは、前年に亡くなったリヴォン・ヘルム追悼のスタジオ・ライヴで共演したことだった。結成メンバーに名を連ねたのは、ジムとはリヴォンのミッドナイト・ランブル・バンドで一緒だったブライアン・ミッチェル(kyd)、シカゴのライバルと見なされたザ・バッキンガムズやラインストーンズに在籍したのち都会派に舵を切ったレオン・ラッセルと共演したマルチ・プレイヤー:マーティ・グレッブなど。がグレッブは、残念ながら1stアルバム発表後に脱退。リズム隊も疾うに入れ替わっていて、現在は00年代にジムのリーダー・バンドに在籍していたアルバート・ロジャース(b)、ジェイソン・ムラーズやジョス・ストーン、ウィリー・ネルソンらとプレイしてきたマイケル・ブラム(ds)、そして来日メンバーにはグレッブと交替したマット・ゼイナー(kyd / ex-ディッキー・ベッツ・バンド)が帯同している。そして今回はそこにリトル・フィートのポール・バレアーとフレッド・タケットがゲスト参加、と聞いて、カナザワ、俄然観に行く気になった。スワンプやサザン・ロックは結構好きなカナザワだけど、実は若い頃はディランが苦手だったこともあり、ザ・バンドには思い入れが薄いのよ…
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■ Light Mellow × Billboard Cafe & Dinning EVENT INFORMATION

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9月に入ったので再度の告知を。既に7月からスタートしている、Light Mellow × Billboard Cafe & Dinning (東京ミッドタウン日比谷3階)のショップ・キュレーションが、残すところあと1ヶ月にとなった。連携イベントも、8月11日に行なった『今井優子 Performance 2019 Vol.3 〜Cafe Live〜』が大好評のうちに終了。あとは2本が残るのみ。

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■ THE TALES PEOPLE TELL / KELLY FINNIGAN

kelly finnigan

AOR寄りの洗練されたブルー・アイド・ソウル・シンガーは少なくないが、その中でストロング・スタイルの強靭な喉を持つ人といえば、ビル・チャンプリンとマイク・フィニガンが双璧を成す。ビルはサンフランシスコのフラワー・ムーヴメント下でマニアックな人気を誇ったサンズ・オブ・チャンプリン出身。マイクはスワンプ系の出自を持ち、ジミ・ヘンドリックスやジョー・コッカー、エタ・ジェイムズらの作品にも参加している。でもそれより重要なのは、全盛期のデイヴ・メイスン・バンドの参謀/キーボード奏者として長く活躍したこと。そのマイク・フィニガンの息子が、このケリー・フィニガンである。

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■ 14番目の月(The 14th Moon)/ 荒井由実

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facebookでは事前告知していたが、お昼前、千葉のFM局:Bayfm でオンエアされている情報番組『MOTIVE!!』(毎週金曜 AM9:00 - 12:51)に生出演してきた。スタジオは幕張メッセ前にある大規模オフィスビル内にあるスタジオ。音楽番組ではなく情報番組のコーナーで、一般リスナーに向けた音楽トレンドとして、シティ・ポップとヨット・ロックについて正味40分ほど喋り倒してきた。

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■ PRONE TO LEAN / DONNIE FRITTS

donnie fritts

マッスル・ショールズといえばリズム・セクションが有名だけれど、そこで極めて重要な役割を果たしたソングライター、ドニー・フリッツが27日に亡くなった。享年76歳。一時は肝臓を患っていたが移植手術が成功し、08年に復活。アルバムを出したり来日公演を行ない、今年春にもロブ・ガルブレイスらマッスル・ショールズやナッシュヴィルの仲間たちと来日することが決まっていた。ところがドニーが体調を崩して、あえなく中止。どうやら心臓を悪くしていたらしく、回復せぬまま、今回の訃報になってしまった。

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■ 梶原順 with Fab Bond @高円寺 JIROKICHI

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色々と気になるライヴが集中している、この8月末〜9月頭。最近 時々連絡を取り合っているベースの川内啓史クンにお声掛けいただき、梶原順 with Fab Bond @高円寺 JIROKICHI にお邪魔してきた。Fab Bond は、シュアなベースで定評のある川内クン、ギターとチェロの両刀使い伊藤ハルトシ、今や山下達郎バンドでスッカリお馴染みのドラマー:小笠原拓海によるインスト・トリオ。今月初めに、シンガー・ソングライター星野裕矢クンのライヴ・サポートをしている彼ら(その時のレポートはこちらから)を観たばかりだが、今度は、星野くんのライヴにも遊びに来ていた梶原さんと共演すると知り…、という流れ。しかも、かのJ&B時代の曲をたっぷり演る、と聞かされて、これは見逃せないゾ!と。

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■ この世界は愛で溢れているだろう / 高木大丈夫と No Problems

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異例のコトだけど、まずは先入観ナシでこの曲、この映像に触れてみてほしい。今のカナザワのエナジー・ソング、高木大丈夫とNo Problems<この世界は愛で溢れているだろう>。

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■ PRESSURES AND PLEASURES +4・QUIET SKIES+3 / 松下 誠

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昨日に続き 松下誠の紙ジャケ・リイシューから、今度は名盤『FIRST LIGHT』の半年後に発表された 2nd『PRESSURES AND PLEASURES』(82年)と3rd『QUIET SKIES』(83年)をまとめて。ポップスにアプローチしてAOR的傑作を完成させ、一部で高く評価された誠さんだったが、もうそんなの何処吹く風。音楽的野心を追求すべく、オリジナリティの確立を目指して新しい道へと進み始めている。キング・クリムゾンに代表されるプログレ好きの側面に加え、ちょうど復帰して来日したマイルス・デイヴィスのライヴに遭遇。その影響がこの2作目に現れている。

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■ FIRST LIGHT +1 / 松下誠

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いま海外からのアナログ需要が最大級に膨らんでいる松下誠のJ-AOR大名盤『FIRST LIGHT』(81年)が、Bridge Inc からCD復刻。同じくムーン・レーベルに残した 2nd『PRESSURES AND PLEASURES』、3rd『QUIET SKIES』も同時リイシューとなった。すべて初めての紙ジャケット仕様。『FIRST LIGHT』は91年の初CD化以来4回目の再発で、他2枚は3回目。前回にあたる12年盤はカナザワが監修(発売はタワーレコード)させて戴き、3作品ともガッツリ本人インタビューを掲載してもらったが、今回はノータッチ。代わりに解説は、アッサリながらも、何と誠さんご本人が書いている。マスタリングも、これまでは初CD化時のデジタル・マスターを使って復刻されてきたが、今回はアナログのオリジナル・マスターに立ち返ってのデジタル・リマスターが基本(3rdを除く)。シングル曲やテープの状態が悪い箇所のみ、サブ・マスターなどを使って修復されているそうだ。

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■ SPARKLING☆NIGHT vol.28 〜 5th Anniversary "Roxy"レコ発LIVE!! @ Shibuya Under Deer Lounge

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SPARKLING☆CHERRY の SPARKLING☆NIGHT vol.28 〜 5th Anniversary " Roxy "レコ発LIVE!! @ Shibuya Under Deer Lounge。トータル・プロデューサーという立場上、リハーサル頭から現場潜入。思った以上にまとまりがよく、妙なトラブルでもない限り、本番も大丈夫!とゆったり。開場中にみんなで大メシ喰らえるほど、余裕綽々のステージだったな。前作『MIRAGE』を出した後、諸般の事情でメンバー離脱が重なり、どうなることかと思った時期もあったけれど、サポートの皆さまから絶大なお力添えを頂いてレコーディング、そして今回のレコ発へと漕ぎ着けた。もう7〜8年前から彼らに接してきたけれど、この夜のライヴがベスト でしょう。

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■ レポート 音盤&トーク・ライヴ vol.16 @神田神保町 楽器カフェ 

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8月23日(金) 音盤&トークライブ Vol.16 ヨット・ロック講座@神保町・楽器カフェ。お暑い中、お集まり下さいました皆さま、どうもありがとうございました。ゆるゆるとした内容、カナザワなりのヨット・ロック分析でしたが、「ヨット・ロックってなに?」という疑問を解くヒントになれば幸いです。

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12月13日 (金)
@ 神保町 楽器カフェ
19:00 / 19:30〜
1,500円+1ドリンク
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