Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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■ CITY LIFE / ALIVE!

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90〜00年代のクラブ・シーン/フリーソウル界隈を席巻した、米西海岸発信のブラジリアン・ジャズ・フュージョン・ユニット、アライヴ!。その2作が、先月から1枚つづ順に復刻されている。この手には珍しく女性メンバーだけで構成されている点が注目されたバンドだが、こと日本に限っては、阿川泰子で大ヒットしたヴィヴァ・ブラジルの<Skindo Le Le>カヴァーしていたのが話題に。デビューは79年で、これは82年に発表された3枚目。彼女たちにとってはラスト・アルバムでもある。

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■ PHIL SPECTOR passed away

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今日はコレしかないよね。朝一番で飛び込んできたフィル・スペクターの訃報。おそらく現代ポップス史上、最も大きな影響力があった音楽プロデューサーだろう。その独自の音作りは “ウォール・オブ・サウンド” と呼ばれ、60年代〜70年代初頭のシーンを席巻した。数々の奇行で知られるが、03年に女優を銃で撃ち殺し、第2級殺人罪で有罪に。禁固19年の判決を受け、カリフォルニア州立刑務所の薬物中毒治療施設に収監されていた。その獄中施設で新型コロナウイルスに感染。この16日に、新型コロナによる合併症で亡くなったという。享年81歳。

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■ COMING HOME / TOMI MALM

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AORファン超待望のトミ・マルム2ndアルバム『COMING HOME』、一部リテールでは先行発売が始まってましたが、いよいよ今週20日に正式リリース。当ブログではかなり早くからご紹介していたので、スッカリ忘却の彼方の人もいらっしゃるでしょ? なのでリマインドを兼ねて。ジャケット/ブックレットにあしらわれた心癒される美しいアートワークと共に、是非フィジカルでお楽しみください。

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■ GLIDER / AURACLE

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知られざる好フュージョン・バンド、オーラクルのデビュー盤(78年)が、韓国 Big Pink 発で紙ジャケCD化されていました。これはその国内流通仕様盤。元々は、80年代前半にチック・コリア周辺で活躍していたサックス/フルート奏者スティーヴ・クジャラの出身バンドとして知ったが、彼と一緒にツー・トップを担うトランペット奏者リチャード・C・ブラウンが、90年代に入ってスムーズ・ジャズの人気奏者リック・ブラウンになると分かったのは、ずーっと後になって。ブラウンは84年にリック・ブローンなる名義でAOR系ヴォーカル・アルバムを出しており(日本のみだが、そこそこ好盤)、結構ユニークなキャリアを持っている。

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■ STRANGERS IN THE NIGHT -Deluxe Edition- / UFO

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ハード・ロック史に燦然と輝くUFOの名ライヴ盤『STRANGERS IN THE NIGHT』(79年発表)のデラックス・ボックスが、ようやく手元に。昨年11月頃にリリース情報を知り、すぐさまチェックするも、どこもかしこもソールド・アウト。でもココで焦っては無用に高価なのを掴まされるだけ、と様子見していたら、最近になってようやく出回り始めた。ちょうどレコードコレクターズ誌の年明け恒例【リイシュー・アルバム・ベスト】の選考でも、堂々ハード&ヘヴィ・セクションの第1位に。こりゃあ〜一気に国内需要が高まりそうだな。

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■ TIM BOGERT passed away

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訃報。ヴァニラ・ファッジ、カクタス、ベック・ボガート&アピス、ボクサーなどで活躍した米国人ベース・プレイヤー:ティム・ボガートが、13日に亡くなった。当初は死亡説とデマ情報が入り乱れたが、盟友のドラマー:カーマイン・アピスらがSNSで追悼コメントを発し、死去が確定した。ガンを患い、闘病していた模様。享年76歳。

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■ Light Mellow CITY ESSENCE Vol.4

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今年最初のプレイリスト更新。J-DIGS: Light Mellow City Essence Vol.4 をSpotify、Apple Music にて公開! 今回はシティ・ポップ目線に立ちつつ、実力派ミュージシャンによるクロスオーヴァー〜フュージョンやエクスペリメンタル・サウンド、黎明期の和製ロックなどをセレクトしました。こういう選曲、今ドキの俄かシティ・ポップ・ファンには不可能だろうなぁ〜 是非お楽しみください

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■ THERE GOES THE NEIGHBORHOOD / JOE WALSH

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産業ロックや都市型ソウルとAORの境目が曖昧なように、ウエストコースト・ロックとAORの境界も在ってないようなモノ。広く言えば、そもそもAOR自体がウエストコーストと言われる(例えば東海岸産であっても)ことも多いワケで。それでも自分の中には何となくテイストの違い、ニュアンスの差があって、やっぱりウエストコーストは弾き語りでも成り立つスタイルがベース。たとえバンドが付いても、ソウルやジャズのエッセンスが薄く、真っ当な8ビートが中心になる。それゆえジャクソン・ブラウンや全盛期のリンダ・ロンシュタットは、AORには数えない。でも一方で70年代半ば以降のジェイムス・テイラーは、むしろ積極的に入れている。それはJ.T.のスタイル変遷を考えれば分かるところで、既に『AOR LIGHT MELLOW PREMUIM 01』で明らかにした。

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■ ROSS / DIANA ROSS

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モータウン系アーティストを続けて。可憐な歌声のダイアナ・ロスは、もともとシュープリームス時代から黒人音楽のクロスオーヴァー・ヒットを狙うモータウンのシンボルのような存在だったが、ソロになってそれに拍車が掛かり、特にバラードで多くのヒットを放った。1枚選べと言われたら、シックと組んだ80年作『DIANA』が個人的なフェイヴァリット。でもAOR路線なら、まずはTOTOがほぼ全員参加した77年作『BABY IT'S ME』か。レイ・パーカーJr.やマイケル・オマーティアン、リー・リトナー、トム・スコットらが参加し、スティーヴィー・ワンダー、トム・スノウ、メリサ・マンチェスター、キャロル・ベイヤー・セイガーなどが楽曲提供している。

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■ ONE HEARTBEAT / SMOKEY ROBINSON

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昨年 音楽ファンの間で話題になった映画『HITSVILLE:MAKING OF MOTOWN』に登場し、モータウン創設者ベリー・ゴーディJr.と共に大いに語っていたスモーキー・ロビンソン。日本ではスティーヴィー・ワンダーやマーヴィン・ゲイ、ダイアナ・ロス、ジャクソン5といったトップ・スターに人気が集中しているが、看板アーティストの一人というだけでなく、実はモータウン全盛期の副社長であり、多くのヒット曲を書いたソングライターでもあったスモーキーを蔑ろにしてはイケナイ。しかもあのワン&オンリーのユニークな歌声。本当はもっともっとリスペクトされて然るべき存在なのだ。

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■ TURNSTILES / BILLY JOEL

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制作中のガイド本『AOR Light Mellow Premium 02』に掲載するアルバム選考中。この手のガイドを作るのに、一番手間が掛かるのはもちろん執筆だけれど、実際のキモは、何(誰)を載せるかと、選んだ作品をどう見せるか。購入してくれた人も、紹介文を読み込んで意図を理解してくれる人は意外に少なく、パラパラとページを繰って何が載っているかで判断されがち。個人的に一番ツマラないと思っているのが、アルファベット順での掲載で、折角ひとつの斬り口でチョイスしたものが、時間の流れや当時の空気、先行アーティストや周囲の影響など反映できずに辞書のようなカタチになってしまう。アーティスト個々の進化や変化は理解しやすいものの、それは今ならネットの音楽系データベースを当たれば簡単に分かる。収録曲や参加ミュージシャンといった作品情報も、また然り。それより何より、当該作をオンタイムで享受した者にしか伝えられないコトが、他にもたくさんあるハズなのだ。

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■ THE OTHER WORLD / JUDY ROBERTS

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ジャズ・ピアニスト:ジュディ・ロバーツといえば、今ではスッカリ、レア・グルーヴ〜フリーソウル系のクラブ・シーンで発掘された人、というイメージだろう。でも実際は、80年代初頭の早耳フュージョン・ファンの間では、実はそれなりに注目されていた。最初は、当時輸入盤でベスト・セラーになったダン・シーゲル『THE HOT SHOT』『OASIS』を出したインナー・シティ・レーベル発、というコトで注目されたのかもしれないが、既定のロック・フュージョンでもカッチリしたバンド・スタイルのサウンドでもなく、4ビートと16ビートを自在に行き来するような、ブラジリアン・フレイヴァーを織り交ぜた自由度の高いリアル・クロスオーヴァー。こうしたタイプって、強制的に型に嵌められたら文句垂れるクセに、実際は自ら迎合して安心したがる日本人には、一番苦手なスタイルかもしれない。

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■ YOU HARDLY KNOW ME / TOM GRANT

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クロスオーヴァー/フュージョン、コンテンポラリー・ジャズのピアノ・プレイヤーとして活躍するトム・グラントの81年盤2nd。もっとも1作目『MYSTIFIED』はオランダの新興ジャズ・レーベル:タイムレスからの発売で、日米では未発売。カナザワがトム・グラントを知ったのは、ジャケにひらがなで “ねこ” と書かれた84年作『HEART OF THE CITY』が最初(ネコっぽい顔なのヨ)で、タイムレス盤の存在は最近まで知らず、ずっとこのWMOT盤『YOU HARDLY KNOW ME』がデビュー作だと思っていた。

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■ ALLEY & THE SOUL SNEAKERS / ALAN GORDON

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ライナー絡みでニューヨーク界隈のプレAORサウンド、子供の頃にドゥワップを聴いたり歌ったりしていたようなアーティストたち、フェリックス・キャヴァリエやフィフス・アヴェニュー・バンドあたりの音や資料に触れている。年末に初CD化されたロバート・ジョンも、また然り。そうしたポップかつオールディーズ風味を湛えたアラン・ゴードンの78年作『ALLEY & THE SOUL SNEAKERS』が、韓国Big Pink発で紙ジャケ・リイシュー。10月に国内流通盤が発売になった。

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■ HEADIN' HOME / GARY WRIGHT

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スプーキー・トゥース出身で、デヴィッド・フォスターのシンセサイザーのお師匠さん的存在、フォスター&フレンズのライヴにも出演していたゲイリー・ライトの、79年発表6作目のソロ・アルバム。先日アル・スチュワート『24 CARROTS』を聴いていて、王道AORから若干外れた英国のAOR周辺アーティストに思いを巡らして、ふとこのアルバムを聴き直した。『AOR Light Mellow Premium 01』には、出世作の3作目『DREAM WEAVER』(75年)を掲載したが、そのヒットでシンセ・オーケストラによるスペーシーな音作りが半ばゲイリーのシグネイチャーとなり、逆に自由度が乏しくなってしまうハメに。結局アルバム2枚を挟んでその呪縛から解き放たれ、豪華ゲスト・メンバーを迎えたこのアルバムで、本来のバンド・サウンド志向に戻った。クルーザーのデッキで陽を浴びる日焼けしたゲイリーは、まさにその音を体現している。

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大橋純子/南佳孝
《band》sparking☆cherry
【日時】2021年4月4日(日)
1回目 開場14:00/開演14:30
2回目 開場17:30/開演18:00
【場所】原宿クエストホール  http://www.quest-hall.or.jp
【料金】6,800円(税込) 
【問】キャピタルヴィレッジ
Tel.03-3478-9999
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●Kanazawa 監修 Playlist ●

●『J-DIGS: Light Mellow City Essence Vol.4』
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