b5006aa6.jpg今日はなんだか…、奇妙な一日だった。
妙に懐かしいような、親しい誰かに会ったような。

朝、Y新聞の日曜版に、我が友でミュージカル・スターの石井一孝が顔写真入りで見参。昼過ぎからは、このblogでも予告したNHK-FMの『角松敏生のAOR大百科』をチェック。何といっても、ボクが裏で絡んだ番組ですから。
石井クンの記事は、何故かミュージカル関連ではなく、彼の趣味である中古レコード漁りの話だった。何気なく日曜版を開いたところ、デカデカと目に飛び込んできたのが、よく慣れ親しんだ中古盤屋の光景。よく見れば、時々覗くユニオン渋谷店の地下フロアでないの! さっそく記事を読み始めたら、どこかで聞いたような話が出てくる。レコードをパタパタする、なんて表現するのは…!? そうしたら、やっぱりよーく知った彼の顔写真があって、プッ★と吹き出してしまった。ミュージカル・ファンならオオッ〜!って反応するのだけれど、彼のプライベートを知る者なら、そのワケがきっと理解できるはず。しかもこの数日、電話やメールでやり取りしていただけに。

あ、そうそう、彼、6月5日と12日(共に日曜)にFM TOKYOホールで2週連続のライヴをやります。5日は知念里奈をゲストに、ミュージカル・ソングを中心とした内容。12日はROLLYを迎えてのクイーン・トリビュート!! カナザワ的には12日を是非観たいな。彼のCDでもリメイクしてるように、彼のフレディ・マーキュリーに対する思いはハンパぢゃないっす。詳細は近日中に親サイトにUPしますので、少々お待ちを。 

そして昼過ぎからの、角松のAOR番組。前にも書いたように、裏で選曲や構成のお手伝いをさせてもらったのだが、スケジュール的な問題で収録に立ち合えず。そのうえ同録テープもオンエア後になるとのコトで、実は未チェックのままだった。ディレクター氏の話では、角松、結構ノッて喋ってたようで、アチコチ編集せざるを得なかったとか。でも実際に聞いてみれば、特に問題もなくスムースな仕上り。AORのウンチクに関しては若干細かいツッコミ処がなくはないものの、一般リスナーに向けてならノー・プロブレムだろう。自分もCS局でベシャッてるから、いろいろな意味で参考になる。
紹介された曲は、それこそAORファンには定番ばかり。でも角松ファンには興味深い曲が多かったのでは? ネタばらしっぽいナンバーもあったし。エアプレイをはじめ、ジノ・ヴァネリとか、フィニス・ヘンダーソンとか。そう、もちろんこのナイトフライトも。

そもそもボクがナイトフライトを知ったのは、エアプレイ同様、アマチュア時代の角松に教わったのが最初だった。アルバムはSMAPネタが入ってる2枚目。その時すでにこのファーストは入手困難で、国内盤は廃盤になっていた。今とは違って、現地買い付けの中古レコード屋なんてほとんどない時代である。そうしたところ、某輸入レコード・ショップがメーカーに掛け合って国内盤を限定プレスするというので、直ぐに申し込んだのだ。そこに世紀の名曲<If You Want It>があった。
達郎さんが当時のFM番組のスタジオ・ライヴで、吉田美奈子を従え、コレやリアル・シングの曲をやっていたのは今では有名な話。フリーソウル界隈では、それを落としたCD-Rが数多く出回っていたと聞く。でもリアルタイムでは、相当マニアックな話。ボクも当時それをテープで聴き、「こんなに早くからナイトフライトをカヴァーしてたなんて…」と関心したのを思い出した。ちなみにこの曲、ピッチを上げてメロウなイントロのギター・カッティングを再生すると、「七つの海から集まってくる…」と歌いたくなります。そのままだと「Crescent, Oh Oh Crescent...」と歌いたくなります(苦笑)

そんなこんなで番組を聴き終え、そのまま某民放FM局へシフトして、達郎さん『サンデー・ソングブック』へ。コチラは“シュガー・ベイブ30thアニバーサリー”とかで、当時の秘蔵ライヴ音源の特集だった。正直、音は劣悪だったけれど、とにかくどれも貴重なもの。とりわけソロ・デビュー前からやっていたという<Windy Lady>のグルーヴが壮絶でした。来週は大貫妙子をゲストに、第2弾をやるそうです。でも日曜午後って、あんましラジオ聞けないんだよねぇ〜。

P.S. ナイトフライトのCDは、権利上の問題があって、現状のままだと今後のリイシューは不可能らしいです。今ならまだ新品も中古も珍しくないので、あるうちに買うときや!