ダイアナのEMI/RCA時代のアルバムが、いつの間にかまとめて出し直されてた。おそらく飛んでしまった幻の来日公演に合わせての再発だったのだろう。噂によると、東京国際フォーラム分は、ほぼ完売状態だったそう。フリーソウル・シーンでネタにされてた曲もあるけれど、若い世代への浸透力は今イチだから、その分、中高年のソウル・ファンには絶対的な存在ということか。
でもこのリイシューは、個人的にはちと嬉しい。すべてアナログ所有なので幾つか銀盤にしたいのがあったのだが、この時期のCDは結構入手困難になっていて。中でもゲイリー・カッツがプロデュースしてドナルド・フェイゲンが曲を書いてる『ROSS』なんてぇのは、オークションでかなりイイ値がついてたのだ。
今回の来日中止に関しては、現在のモータウンの発売元であるU社もダイアナ再発を計画していたよう。でもそちらは新規ベスト盤だけ出して、オリジナル盤は発売中止。二社間で見事に対応が分かれた。まぁ輸入盤の状況を見れば、それも納得できるけど。そのお陰でこうしてセッセと大人買いした輩もいるんだし(苦笑)
で、今日はその中から移籍第一弾のコレ。邦題『ファースト・レディ』。とにかくモータウンの看板が移籍しちゃったんだから、当時は結構話題になった記憶がある。原アルバム・タイトル曲<恋はくせもの>、マイケル・センベロが書いた<Mirror, Mirror>が連続トップ10ヒットになってるし、“フンドシ”と称されたセクシー・ジャケもネタに上がった。
…といってもCDしか持ってない人には分からないか。コレ、アナログ盤は見開きジャケを縦に使い、ダイアナの全身が拝めるようになってたのだが、この白黒豹柄のドレスはミニどころか、フンドシみたいに股間に挟んで腰に巻き上げるタイプなのですヨ。なのに国内盤CDでは下半身をカットされちゃって、不粋なコトこの上ない。これが教育的見地からの配慮なら納得もできようが、某T社さんはクイーンでも同じことやってるからね。
それでも中身の音には、思い入れがタップリ。カナザワ的には、ダイアナのソロといえば、イチは『DIANA』(シックがプロデュースの)、2に本作なのだ。というのは、今は亡き名ドラマーとの出会いがあったから。そう、かのヨギ・ホートンである。
彼はルーサー・ヴァンドロスのお抱え、日本で角松敏生が崇拝するドラマーとして名を上げたけど、元々はアシュフォード&シンプソンのバックなどでキャリアを築いた人。ご存知の通り、アシュフォード&シンプソンとダイアナは縁が深く、79年作『BOSS』ではプロデュースも行なった。ダイアナはモータウンを離れても人的繋がりは守っていたから、セルフ・プロデュースしたこのアルバムでは、彼らのレコーディング・スタッフを多数起用している。その中にヨギがいたワケだ。
とにかく、このアルバムのドラムの音には、天地がひっくり返るかのような衝撃を受けた。で、「誰だコレ? ヨギ・ホートン?? そんな人よう知らん」 当時はアシュフォード&シンプソンでもこんなパワフルなプレイはやってなかったし、ルーサーのデビュー作はバディ・ウィリアムスが叩いている。だから、ヨギの名を意識したのはこれが最初だった。それこそ、ちょっとバタ臭いような、腕力勝負のタム回しにゾッコンだった。そしてルーサーが2作目でヨギを起用し、サスガ!と思ったのだ。
でもそのルーサーが憧れのダイアナをプロデュースするのは、ずっと後になってから。しかも、たった1曲。もしシェリル・リンやアレサを手掛けるのと同じ頃に組んでたら、ダイアナももっとスゴい決定打が出てたかも知れない。
そういえば、ジョン・ボーナムを筆頭に、ジェフ・ポーカロ、ヨギ・ホートンと、本気で好きなドラマーはみんな若死してるなぁ…。
今回の来日中止に関しては、現在のモータウンの発売元であるU社もダイアナ再発を計画していたよう。でもそちらは新規ベスト盤だけ出して、オリジナル盤は発売中止。二社間で見事に対応が分かれた。まぁ輸入盤の状況を見れば、それも納得できるけど。そのお陰でこうしてセッセと大人買いした輩もいるんだし(苦笑)
で、今日はその中から移籍第一弾のコレ。邦題『ファースト・レディ』。とにかくモータウンの看板が移籍しちゃったんだから、当時は結構話題になった記憶がある。原アルバム・タイトル曲<恋はくせもの>、マイケル・センベロが書いた<Mirror, Mirror>が連続トップ10ヒットになってるし、“フンドシ”と称されたセクシー・ジャケもネタに上がった。
…といってもCDしか持ってない人には分からないか。コレ、アナログ盤は見開きジャケを縦に使い、ダイアナの全身が拝めるようになってたのだが、この白黒豹柄のドレスはミニどころか、フンドシみたいに股間に挟んで腰に巻き上げるタイプなのですヨ。なのに国内盤CDでは下半身をカットされちゃって、不粋なコトこの上ない。これが教育的見地からの配慮なら納得もできようが、某T社さんはクイーンでも同じことやってるからね。
それでも中身の音には、思い入れがタップリ。カナザワ的には、ダイアナのソロといえば、イチは『DIANA』(シックがプロデュースの)、2に本作なのだ。というのは、今は亡き名ドラマーとの出会いがあったから。そう、かのヨギ・ホートンである。
彼はルーサー・ヴァンドロスのお抱え、日本で角松敏生が崇拝するドラマーとして名を上げたけど、元々はアシュフォード&シンプソンのバックなどでキャリアを築いた人。ご存知の通り、アシュフォード&シンプソンとダイアナは縁が深く、79年作『BOSS』ではプロデュースも行なった。ダイアナはモータウンを離れても人的繋がりは守っていたから、セルフ・プロデュースしたこのアルバムでは、彼らのレコーディング・スタッフを多数起用している。その中にヨギがいたワケだ。
とにかく、このアルバムのドラムの音には、天地がひっくり返るかのような衝撃を受けた。で、「誰だコレ? ヨギ・ホートン?? そんな人よう知らん」 当時はアシュフォード&シンプソンでもこんなパワフルなプレイはやってなかったし、ルーサーのデビュー作はバディ・ウィリアムスが叩いている。だから、ヨギの名を意識したのはこれが最初だった。それこそ、ちょっとバタ臭いような、腕力勝負のタム回しにゾッコンだった。そしてルーサーが2作目でヨギを起用し、サスガ!と思ったのだ。
でもそのルーサーが憧れのダイアナをプロデュースするのは、ずっと後になってから。しかも、たった1曲。もしシェリル・リンやアレサを手掛けるのと同じ頃に組んでたら、ダイアナももっとスゴい決定打が出てたかも知れない。
そういえば、ジョン・ボーナムを筆頭に、ジェフ・ポーカロ、ヨギ・ホートンと、本気で好きなドラマーはみんな若死してるなぁ…。
Chicとやった『Diana』よりメロウ度満点だし。
<Sweet Surrender><Think I'm In Love>はもう堪らんっす。
特に後者は彼女の全楽曲の中で五本指に入る程のフェイバリット。
そう言えば数年前に一度見たけど、ステージ下に降りてきた事があって、
みんな握手を求めていたけど、私は寸前で退いてしまった。
だって目の前で見た彼女、相当な恐面だったので。
若作りし過ぎも考えモノですな。