eab1255a.jpgもう8月も終わりというコトで、今頃子供たちは夏休みの宿題で四苦八苦しているのではないかな。かくいうカナザワも、小学校3〜4年の頃の8/31は徹夜してました。高学年になると、即日提出のものと、その科目の最初の授業まで余裕があるものを見分けることを覚え、あまり動じなくなりましたが…。って、今も当時と同じようなコトやってるじゃん(←進歩ねぇー!)
というわけで、STAR digioで9月第2週(12日〜)放送予定の【Light Mellow AOR Selection】の選曲を大慌てで。そういえば未だに8月分のPLAYLISTもアップできてませんね、スミマセン…。

ま、9月ということで、秋というよりは“サマー・フェアウェル”って感じで5時間分。なのでウエストコースト系のサラッとしたナンバーを多めにチョイス。ならばヴァレリー・カーターの歌声は外せない。普段はやはりソロ作からピックアップするけれど、今回はハウディ・ムーン。フィフス・アヴェニュー・バンド解散後にサンフランシスコに移り住んだジョン・リンドがヴァレリーと出逢い、リチャード・ホーヴェイを誘って組んだトリオである。プロデュースはローウェル・ジョージ。でもリトル・フィートみたいにガッツリ演ってる感じはなく、シンプルなアコースティック・サウンドは中心。近年話題のALZOあたりに通じるテイストもタップリあるし、3人のハーモニーも美味。でもやっぱりヴァレリーの声はキャラ立ちがイイですな。

軽く1曲選ぶつもりが、気がついたら、しばし時間を忘れて聴き惚れてた。むかし聴いたときは、イイんだけどアッサリし過ぎててチョッと物足りないと思ったもの。でもそれが最近は実にシックリくる。齢を喰ったから、なんて突っ込みもあるだろうが、やっぱり耳も変わったと実感。問題は音数やアレンジではなく、根底に流れる音楽観というか。ハード・ロックであれAORであれフュージョンであれ、どんなジャンルでも完成されたスタイルを追いかけ始めたら、大して面白くなくなってしまうのは自然の摂理なのだろうな。