4b513f39.jpg便宜上、"Crossover"にカテゴライズしたけれど、気持ち的には完全に"SOUL"だね。しかも、とびっきり上等なメロウ・ソウル。ただそれがシンガーではなく、ギター中心のインストがメインだってコト。ウルサ方のソウル・ファンは「歌がなけりゃソウルじゃない」と宣うかも知れないが、一番大事なのは文字通りの“ソウル”、すなわち魂=スピリットの部分でしょう!? 一応ヴォーカル曲もありけれど、売れセンに走った軟弱ソウルより、よほどコッチのインスト・プレイヤーたちの方がソウルフルにパフォームしてますよ!
というわけで、デヴィッド・T・ウォーカー(g)とジェームス・ギャドソン(ds)というソウル系の手練たちと、山岸潤史(g)、続木徹(kyd)、清水興(b)という日米ソウル・ブラザーたちから成るバンド・オブ・プレジャーのライヴ盤が再発されることになった。レコーディングは92年、大阪・心斎橋のキリン・プラザ。埼玉県人のカナザワは、もう心斎橋なんて何年も行ってないので、果たして現存するのかどうか? そもそも大阪にはレコ漁りでしか行ったことがなかったりして(汗)

山岸・続木は当時はチキン・シャックのメンバー。従ってソウル系インストを演る場は、既に持っていたわけ。それなのに敢えてもうひとつバンドを組んだのは、やはりデヴィッド・Tとギャドソンと演れるからに相違ない。実際山岸は、ミュージカル『MAMA I WANT TO SING』〜ソロ作『MY PLEASURE』で彼らとの交流を深め、このバンドの立ち上げに繋げている。しかもこのライヴを聴くと、サービス精神旺盛な彼がデヴィッド・Tに花道を譲っているわけ。それがこのバンドの真の目的なのだ。

デヴィッド・Tは数々のリーダー作を出し、バック・ミュージシャンとしても幾つかのライヴ盤に参加してる。でも彼がこれほどギターを弾きまくってるライヴは他にないはず。そういう意味ではフュージョン・ファン、ソウル・ファン、ギター・ファン、みんなにとって貴重な一枚。10月末のリリースだけれど、とりあえずamazonには 前回のが残ってるようですね。

なおデヴィッド・Tに関してはカナザワがウダウダ書くより、 コチラの素晴らしいファン・サイトをご覧あそばせ。