4db02659.jpg昨日は都内某所のライヴ・ハウスで行なわれたプライベート・パーティーに参加。そこで新人からベテランまで、5組のアーティストたちによるアコースティック・ライヴを堪能した。そのトリが、我が旧友でもある角松敏生。そこで彼は、予め主催者がリクエストした数曲の中から<You're My Only Shinin' Star>を選び、自らのギターの弾き語りで披露してくれた。
前の4組が、いずれも2〜4曲を披露してくれたのに対し、角松はたった1曲。もし曲が少なかったらアンコールしちゃえ!と心の中では思っていたが、まさに一曲入魂の熱唱ぶりにいつしか我を忘れ…。時を変え場所を変え、もう何度も耳にしているはずの曲である。なのに何やら、込み上げてくるものが。確かにアコギ一本の<You're My...>は通常のライヴでは演ったことがない気がするが、それにしても、あの説得力はスゴかった。前の4組のパフォーマンスもそれぞれに持ち味があって素晴らしかったけれど、やはり武道館やら横浜アリーナを一人で湧かせる男のパフォーマンス。そのテンションを100人程度のハコで放ったなら、強い波動に当てられちゃっても何ら不思議はない。

このパーティーのために“JとAとTK”(梶原順・青木智人・角松)の2デイズがあった広島から急ぎ帰京したという角松。マネージャーによると、前日のアンコールで<You're My〜>のリハをしてたそうだが、久々にコレを歌ったもんだから、ちょっと派乱含みだったとか。でもそうした心配も疲れも一切感じさせない、まさしく感動のパフォーマンス。しかも彼は二次会に顔を出してひと仕切り盛り上がったあと、そのまま羽田へ舞い戻って一泊し、今朝早く沖縄へ飛んだはずである。それこそ彼の自宅は目と鼻の先なのにねぇ。いやはや、あの細い身体の何処にそんなパワーが秘められているのやら。
でも身内だけのパーティーなのに全身全霊を込めて歌ってくれた角松に、心から“ありがとう”を。