2005年11月05日
■ HOME / THE CORRS
あれは3〜4ヶ月前だったか。某誌からコアーズの新作のレビューを頼まれた。「最近のコアーズはフツーのポップスになっちゃったからなぁ…」と少々引き気味ながらも、依頼をお受けし、イザ試聴。そしてビックリ。いやぁ、コアーズって売れセンに乗っちゃったと思ってたけど、魂は売ってなかったんだねぇ! その時はラフなカセットだったが、その後ちゃんとCD買って、ようやくジックリ聴き直す時間が持てた。ご存知のように、コアーズはアイルランド出身の姉弟4人のファミリー・グループ。アイリッシュ・トラッドとポップスをバランス良く融合し、かのデヴィッド・フォスターに発掘されてデビューした。カナザワ的には、グラミー常連になってからのフォスターなんてどーでも良い存在だったが、ヒットメイカーとしての手腕はさすがに無視できず、ズルズルと関連作を追っていた頃。なので最初はついにこんな辺境の地のアーティストにまで手を延ばしたか!とネガティヴに捉えたモンだが、実際にコアーズのデビュー盤を聴くととてもよくできていて、「さすがフォスター」と見直した次第。グループも当時のトゥ・マッチなフォスター・アレンジに染まらず、アイリッシュのアイデンティティを顕著に持ってたから、ハナから素材の良さは証明されていた。けれどそれが爆発的ヒットしたことから、彼らはアルバムごとにポップスのメインストリームに近づき、かろうじて個性を守るだけになっていた。
そうした姿を見て、カナザワはコアーズに見切りをつけたのである。もう充分大物になったから、オレが応援するまでもないな、と。これはボクのような立場の人間が、嬉しくもあり寂しくもある瞬間。況してコアーズの場合、自分の期待してた方向から離れながら大きくなったから、そのぶん思いは複雑だ。嫉妬とは違うけど、「まぁ、勝手にやれば…」という気持ち。見据える将来、進むべき道が違ってきたのだから、もぅ諦めるしかない。
ところがコアーズは、突然もとの家へ帰ってきた。収録されたのはアイルランドの伝統を受け継ぐトラディショナル・ソングばかりで、チーフタンズやシニード・オコーナー、クラナド、ポール・ウェラー、フィル・リノットといった有名ドコロが取り上げていた有名曲が多数。カヴァーでコアーズ・サウンドの根源を明らかにしつつ、今までのァンにも受け入れやすいポップス・サウンドに創っている。それがちょうどファーストの頃のような風合い。オレの求めるコアーズの音って、実はコレなんだよなぁ! だからこの新作、ボクと同じようにココしばらくコアーズから距離を取っていたリスナーにこそ聴かせたい。『HOME』というタイトルもよく似合います。
ところでリフォーム中の我が家は、今、屋根が半分ありません(苦笑) 先週は2階の自分の部屋へ行くのに、ハシゴ登ってました。さて完成はいつのことやら…
そうした姿を見て、カナザワはコアーズに見切りをつけたのである。もう充分大物になったから、オレが応援するまでもないな、と。これはボクのような立場の人間が、嬉しくもあり寂しくもある瞬間。況してコアーズの場合、自分の期待してた方向から離れながら大きくなったから、そのぶん思いは複雑だ。嫉妬とは違うけど、「まぁ、勝手にやれば…」という気持ち。見据える将来、進むべき道が違ってきたのだから、もぅ諦めるしかない。
ところがコアーズは、突然もとの家へ帰ってきた。収録されたのはアイルランドの伝統を受け継ぐトラディショナル・ソングばかりで、チーフタンズやシニード・オコーナー、クラナド、ポール・ウェラー、フィル・リノットといった有名ドコロが取り上げていた有名曲が多数。カヴァーでコアーズ・サウンドの根源を明らかにしつつ、今までのァンにも受け入れやすいポップス・サウンドに創っている。それがちょうどファーストの頃のような風合い。オレの求めるコアーズの音って、実はコレなんだよなぁ! だからこの新作、ボクと同じようにココしばらくコアーズから距離を取っていたリスナーにこそ聴かせたい。『HOME』というタイトルもよく似合います。
ところでリフォーム中の我が家は、今、屋根が半分ありません(苦笑) 先週は2階の自分の部屋へ行くのに、ハシゴ登ってました。さて完成はいつのことやら…


