ae8d5edd.jpg午後イチでSTAR digioのMusic File【Light Mellow Radio Edit-増刊号】の録り。普段は隔月偶数月登場のプログラムなのだが、5月・7月は季節感が良いということで、今年はスペシャルを組むことに。その内容はいつもの洋楽AOR中心の構成とは打って変わって、"Light Mellow Japan-和モノ Light Mellow"の特集と相成った。

プレイリスト詳細は、後日親サイトの【Program】コンテンツに掲載するつもりなので、ひとまず置いとく。当然レアなアナログ盤からも何曲かピックアップしているが、どちらかというと、チョッと意外系が多いかも。

例えば、このキー坊こと上田正樹。一般的には関西弁で歌ったバラード<悲しい色やね>の大ヒットで知られているし、和製ロック黎明の時代には、関西でサウス・トゥ・サウスを率いて本格的なR&Bヴォーカルを炸裂させていたことも有名だ。だからコテコテのイメージが強いのだけれど、あの<悲しい色やね>だって、David Fosterがプロ第一歩を刻んだSkylarkの名曲<Wildflower>がモチーフになっているのは、知る人ぞ知る話(作曲はFosterに感化された林哲司)。実はソロ初期にあたる70年代末〜80年代初めは、思いのほか、メロウなチューンが多かったりする。

その中でもっともおススメなのが、78年の『PUSH & PULL』。これはそのまま当時の彼のバンドの名前になっていて。で、そのメンツが凄い。ギター:松原正樹、ベース:宮下恵輔、ドラム:正木五郎、キーボード:田代真紀子、サックス:淵野茂雄。今もバリバリの現役セッション・ミュージシャンたちが、ずっと若い頃に集結していたバンドなのである。特に松原さんは、プロになって最初に入ったのが上田正樹のバンドだったそうで。更にゲストに大村憲司とカルメン・マキ。とにかく新進気鋭のミュージシャンたちに囲まれ、かなり素ん晴らしいアルバムに仕上がっているのだ。とりわけA1<小さな宇宙>のグルーヴ感は抜群。もちろん収録でもこの曲を選びました。このアルバム、未だにCD化されてないようなんで、何とかしたいネェ〜。

ちなみにこのアルバムには<Like A Samba>という曲があって、コチラもなかなか。家で選曲してた時に、何だかDavid Benoitのクラブ・アンセムみたいだなー(初期AVI在籍時代に<Life Is Like A Samba>という人気トラックがある)だと思っていたら、STAR digioにホンモノのBenoitがいてビックリ。関西方面でやってる某FM番組の収録をココでやってる関係で、来日中の彼がゲストに呼ばれていたのだ。だけど日本でのBenoitは、GRP以降しか知られてない。でもカナザワが一番好きだったのは、このマイナー時代。『THIS SIDE UP』なんてアルバムも、マイナーで出したものをGRPが出し直したくらいだし、確か焼き直しのベスト盤もあったはず。ホント『STAGE』なんてアルバムも、なんか可愛らしくって好きだったなぁ。