2006年06月15日

■ 青木智仁 presents CTI/KUDU PRIVATE SELECTION

t.aoko_cti朝6時に家を出て、青木さんの告別式@鎌倉腰越満福寺 に列席。夥しい生花の数に、氏の人柄が偲ばれる。弔問に訪れたファンに加え、角松バンドの面々やミュージシャン仲間も多数来ていたが、誰もが一様にこわばった面持ち。ブッチャー浅野さんや梶原順さんと2〜3言葉を交わしたけれど、やっぱりみんな口が重い。目と目、軽い会釈で挨拶を交わす。そんな重苦しい空気の中、お堂の正面に据えられたスピーカーからは控え目に『DOUBLE FACE 』が流れていた。





焼香したあと、献花のところで、初めて青木さんの亡骸を目にした。なんだかずいぶん小さくなっちゃったな、青木さん。ご家族・ご親戚や友人たちならともかく、カナザワにとっての青木さんは、やっぱりステージに立ってベースを弾いていてこそ。こんな哀しい姿は見たくないよ。仕事絡みとはいえ全然知らない仲ではないから、こうして最後のお別れに来たけれど、ちょっとだけ後悔の気持ちも。亡くなったことは現実として受け止めるしかないが、記憶の中ではステージ上の勇姿のまま、終わらせてしまいたかった。これからはどうしても、たくさんの花に埋もれた小さな顔を思い出してしまう。自分が単なる青木ファンだったら、絶対にこの場には来たくない。もちろん、ココへ足を運ばずにはいられなかったファンの気持ちも理解できるけれど…。

そんなことを思っていたら、棺の前に角松の姿が。うつ向き加減のまま歯を食いしばり、カッ!と前を見てガッツポーズを取った角松。
「青木さんの遺志はオレが継ぐから…」 
力を込めた拳が、そう語りかけているように見えた。
出棺を見送る最後の曲は、今年大学生になった娘さんのために作った曲<Risa>。その明るいメロディーが、まるで「じゃあまた!」と笑顔で去っていくようで…


ただ、ココでひと言、書いておきたいことがある。
blogに書き込んでいただいたコメントによると、一部の角松ファンの間で、6/24の25周年ライヴが中止になるのでは?と危惧する声があるとか。
ざけんじゃねぇー!
一体お前らは今まで角松や青木さんの何を聴いてきたんだ? 何を感じてきたんだ?
「折角苦労してチケット手に入れたのに、中止になったらヤダなぁ〜」とか、そんな低次元のこと考えてるのか!? そりゃー亡くなったのがライヴ前日とかだったら、物理的に中止になった可能性もある。しかし角松のキャラを考えれば、逆に「青木さんのためにも、必ずやり遂げる!」と思うはず。ファンのみんなだって、何度となくそう言う姿に触れてきたはずじゃないのか。必ず気力を振り絞ってマイクに向かう、そういう男だ、角松は。ボクが"Show Must Go On"と書いたのは、Queen云々じゃなく、まさにこのコトだった。

それと、青木さんのいない角松バンドは考えられない…と涙に暮れているファンの方々へ。
熱心なファンならもう知ってると思うけど、角松の次のアルバム、ツアーに青木さんの参加予定はなかった。これは決して単なるスケジュールの問題じゃない。これから進むべき道を考え抜いた角松の選択だ。これが公になる前にコトが起きてしまったワケだけど、仮に青木さんが健在だったとしても、この夏には”青木さんのいない角松バンド”が現実のモノとなっていた。角松と青木さんはファミリーのような固い絆で結ばれながらも、互いに新しい道を模索し始めていたのである。それだけにこのタイミングの急逝は、何ともやりきれない気持ちが残るのだ。

さぁ、明日からは涙を拭いて歩いていこう。青木さんはみんなを楽しませるために、素敵な音楽を創っていたのだから…


lightmellow at 23:55 │Comments(16)TrackBack(0)clip!Crossover / Fusion  | e.t.c.

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この記事へのコメント

1. Posted by ミッキ    2006年06月17日 09:48
新聞で発表された14日から、「どうかウソであって欲しい」と、必死にさまざまなHPにアクセスして情報を入手していました。でも、やはり青木さんが、遠い世界に旅たってしまったことは、事実だった。
数日が経ち、やっと現実なんだと、身に染みて感じはじめてます。
残された、ファンは、角松さんの見せたといわれている、ガッツポーズのように、しっかりと青木さんの残してくれた音を大切にしながら、前に進んで行くしかないんですよね。いつまでも悲しみに塞ぎ込んでいたら、青木さんが辛い思いをするだけですよね。
やっと涙する感情が戻ってきました。だから、泣くだけ泣いて、その後はひたすら前進します。
青木さん、今まで素敵な音楽を作ってくれてありがとうございました。あなたの音にめぐり合えて幸せです。
2. Posted by steel    2006年06月17日 14:54
初めて書き込みさせて頂きます。

角松さんのフアンの方達が25周年ライブが中止になるのです?と心配しているのを知って、私ももやもやした思いを抱えていました。金澤さんのおっしゃる通り、現実は悲しい。でも、フアンとしてはやっぱりこれからの角松さんを見続けて行きたいし、青木さんがいなくても、一緒に作ってきた音たちは、紛れもなく今の、そしてこれからの角松さんの音に繋がってる筈。
中止だ延期だなんて、とんでもないです。
自分のこのもやもやは何なんだろう、自分は他のフアンの方達より冷たいのか??など、余計なコトを思ってしまったくらいです。
すっきりしました。
3. Posted by dorax    2006年06月17日 19:39
私も初めての書き込みです。
角松のファンになって24年、常に青木さんのベースは僕の人生の傍らにあった。それはこれからも、角松サウンドの中に形を変え、生き続けるはず。
6月24日、僕は、まずは青木さんのいないステージを見届け、そしてそれを悲しくも受け止めたい。
そして、これからの角松の新しくも、そして変わらない音楽と意志を、きちんと受け止めたい、その覚悟を持ってステージに臨みたいと思う。
角松と対峙して、ひるまずに最後まで戦いたい。それが出来たとき、青木さんのベースはいつでも心に甦ると信じています。
かんばれ角松!そして青木さんありがとうございました!!
4. Posted by 麗子    2006年06月18日 00:17
25周年成功させなければならないです。ファンサイトでも皆さん意見は一緒です。
しかし25周年です。この25年間青木さんの居ない角松・・考えられるのでしょうか?
これからことわかっています。
本当にやりきれない・・皮肉なものですね・・。
青木さんありがとうございました・・。
どうか安らかに・・
そして青木さんを引き継がれ頑張っている角松さんを更に応援したいです。

アリーナ盛り上がりますよ〜(笑)
泣いたら許しませんから・・涙・・・
5. Posted by BLUE BLACK    2006年06月18日 02:25
ざけんじゃねぇー!
と言うのにもカナリ違和感ある発言ですね
第一「苦労してチケット手に入れたのに中止になるのでは?と危惧」と解釈して 吼えるいうのは
おかど違いも甚だしい・・・・そんな恥ずかしい事書くか・・・・
誰一人そんな事言ってないじゃねーか
そりゃ物理的問題でも無いかぎり彼はやり遂げますよ、
そんな事はみんなわかっている事。事業主でもあるのだから当然の事
アルバム&秋ツアーから青木さんが外れる事も そこらの人は知ってますよ。
それこそ角松血を肉を削って音楽を創って来た男!プライベートをも
含め全てがファンにとっては全て受け入れている事には間違い無い
プライベートな事で事実 凍結と言う期間を一緒に歩んできているからこそ、
この騒ぎになったのでろう、ファンが角松さんの心情察して過度に遠慮して
発した言葉を こうも悪意のある解釈をするとはあきれるばかり!
6. Posted by kanazawa    2006年06月18日 07:45
>Blue Blacksさん
書き込みありがとうございます。まぁ、多少の反論は覚悟してましたが。

でも「 こうも悪意のある解釈」をされたのは、どちらでしょうか? ボクが「中止を心配する人」のすべてが「チケット危惧説」だと思い込んでると、お考えなのですか? まさか!! 
おっしゃる通り、そんな恥ずかしいこと、書きませんよ。でもそういう人は極めて少数とはいえ必ず居るものだし、そんな心ない人、こういう気持ちを抱いてしまった人に猛省を促したかったのです。そのために一番極端なコトを例に挙げて書きました。疑問符・感嘆詞つきでそのあたりのニュアンスを表現したつもりですが、うまく伝わらず言葉尻で曲解されしまったのは残念です。
7. Posted by kanazawa    2006年06月18日 07:47
(続き)

こういう時ですから、ファンの皆さんのそれぞれの想いが噴出します。みんながみんな、うまく言葉にできない想いを抱えています。
ふとさんの所でも「試練」という言葉を巡って突っ込みがありましたが、その「試練]という言葉にどれだけの意味が込められているのか、そういう理解の仕方をされていないと思いました。今回も同じです。ひとつの単語の意味、文章の行間を読みながら、相手の言いたいことの意味を察しないと、大きな誤解を生むことになります。
ちゃんと角松の気持ち、ほかのファンの皆さんの気持ちを充分察していらっしゃるのだから、その気持ちのまま、ボクの最初のポストをよく読み直していただきたいと思いました。

それでも、もしプロである自分がうまく表現できていないとすれば、不徳の致すところでお詫びします。
8. Posted by megumama    2006年06月18日 07:49
おじゃまします。

『角松敏生氏』は♪プロのアーティストです。

『青木智仁氏』もしかり・・・。

24日のライブの行方を騒いでいる「ファン」の心情もわかりましが・・・。

サイトで語りあって・・・ど〜なる!?

・・・と、ちょっと・・・思いました。
9. Posted by a-ha    2006年06月18日 09:56
はじめまして。
すごく迷ったのですが・・・書き込みさせていただきます。
青木さんのこと、ショックで呆然、自分の中で整理するのに時間がかかりました。
そんな時、他の方のブログを読ませていただき、一緒に乗り越えようとしている存在を感じて勇気付けられた私がいました。
コンサートのこと、それぞれ感じることはある、それは仕方ないと思います。
ただ、それは「発言」すべきではない、と私は思いました。
特に、角松さんが必ず目にされるであろう場所では・・・
今の角松さんにこれ以上の煩雑な事柄、ファンの思い、を押し付けるようなことはしてはいけないと思います。
「ファン」が今すべきこと。
24日にむけて頑張ってる角松さんを静かに見守り、当日は参加できる人は一緒にLIVEを作り上げる。参加できない人も応援する。
それだけですよね。
きっと青木さんもそこにいらっしゃいます。
24日の成功を心から祈っております。
10. Posted by Golddigger    2006年06月18日 13:52
書き込んだ一言がおおごとになるとは思ってもみなかったので考えが足りず申し訳ありませんでした。
その事に対して言訳はしませんが
角松さんならやるだろうという気持ちが
皆大前提、しかし物理的にどうなのだろうという意味での言葉だと思います。
しかし動揺していたにせよ、安易に書き込むべきではなかったと反省しています。(↓続きます)
11. Posted by Golddigger    2006年06月18日 13:53
今度のアルバムに青木さんが参加されていない事は知っています。
”青木さんのいない角松バンドが・・・”は角松バンド一期生としてこれからも何かの折にまた一緒にやる事もあるだろう、と。その可能性が一生ものであると信じていたかったという思いです。
その可能性を絶たれたのがとても残念でなりません。
ふとさんのところ見ました。突っ込んだ方の気持ちは分かります。それと同時にやはり言葉は難しいですね。
自分なりに言葉を選んでコメントしましたが、問題ありましたら前回分も含め、削除お願いします。
ただ、黙っているのは反則だと思ったので。
12. Posted by あられ    2006年06月18日 17:23
思い切って書き込みさせていただきます。世の中には上り坂、下り坂そしてまさかの3つの坂があると思います。
まさかの坂は予想もつかない事なのでその後どうするかは個々の気持ち1つと思います。騒いでどうにかなることとならないことがある中で、ライブの行方をを書いてる人の気持ちは私には判りません。最初の曲当てをする気持ちにもなれません。5年前は台風で、今回はこんな事があり、角松さんはまた強くなって私たち末端のファンにメッセージを下さる事を信じています。
13. Posted by kaz    2006年06月18日 17:49
皆さん、角松さんや青木さんを愛していらっしゃるのですね。それで充分じゃないですか。青木さんもきっと天国でほくそ笑んでますよ、きっと。Golddiggerさんも削除とかそんな事言わないで・・・。
プロであれ素人であれ、思いを文字にしょうとした時、元の想いとは多少なりとも変わってしまうものです。相手に対して完璧に伝わる事なんて希なんですよ。
きっとみなさんは生粋のファンなんだと思いますが、同じ音楽家として、いちファンとして、こんなファンが持てた角松さんや青木さんは何て幸せなんだろうと思います。合掌・・・
14. Posted by ふじかわ    2006年06月18日 23:18
初めて書き込み致します。
自分も青木さんの訃報に愕然としましたし、25thライブの事を心配しました。
角松さんには今までも色々な事が有り、ファンの皆さんが様々な思いを抱くのは、致し方無いですよね。

でも「角松ファン」なら、黙って彼の「LIVE」や「生き様」に「ついていく」
それだけで良いと自分は思います。
ついていきますよ、これからも。

青木さん、幾多の素晴らしい演奏をありがとうございました。ご冥福をお祈り致します。







15. Posted by かわいこちゃん(名前だけ)    2006年06月19日 17:23
はじめまして。
私も、は〜?何言ってんだろ?と思いました。
確かに、ホテル代飛行機代とかも気になるんでしょうけど
BICに電話するとか、質問BOXがネットから出来るとかあるのに…
なんか読んだときストレスを感じてしまいました。
自分の身近な人が、亡くなったときに
、財産分与はどうなんだ?と聞かれてるのと同じに感じてしまいました。
私はそうは、思ってなかったのでスルーしました。
一ファンの私でさえ、驚き悲しかったんですから
本当に近しい方々のお気持ちは計り知れないと思います。

25周年ライブであって追悼ライブではないし(全くふれないのもおかしいですけど)
義務だとかもおっしゃっていた人が、いましたけど
私は、楽しんで参加したいと思うライブです。
青木さん 謹んでご冥福をお祈りいたします。
楽しい思い出をありがとうございました。
うまく言えなくて、すみません。

16. Posted by Y    2006年06月19日 21:39
そうですね・・
何が正しいとか、どれが正しいとか・・
そうそうことって表現力の問題もあるのかもしれませんが・・こういう場所では難しいと感じました。
揚げ足とるみたいな・・
それういうのは・・・
こういうお話の時には、特に、どうなのか・・と思います。
いろいろ意見あってしかり・・
でも青木さんのご冥福を祈る気持ち・・は皆さん変わりないわけですから・・
結局皆さん同じ・・てことだとおもいます。
私も含めて・・
良きも悪きも・・
青木さん本当にすみません・・。
そんな気持ちになってきました。
ご冥福をお祈りいたします。

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