2006年06月16日
■ THE ROYAL DAN 〜 A TRIBUTE
Steely Danのトリビュート集、カヴァー・アルバムの類いは、もう何枚も発売されている。けれどフュージョン系アーティストによるカヴァー集では、この『THE ROYAL DAN』が決定打といえるかも。『幻想の摩天楼(THE ROYAL SCAM)』をパクったジャケも、気味悪さとユニークさを感じさせます。フュージョン系とはいっても、フィーチャーされるのはギタリストばかり。それでいてバンドは固定メンバーだから、ギタリストそれぞれの個性が浮き彫りになって面白い。メンツを紹介しておくと、フロントに立っているのはRobben Ford, Steve Morse, Jay Graydon, Al DiMeola, Steve Lukather, Jeff Richman, Mike Stern, Jimmy Herring, Frank Gambale, Elliott Randallという10人。対してバンドはVinnie Colaiuta (ds), Jimmy Haslip (b), Peter Wolf (kyd), Ernie Watts (sax), Jeff Richman (rhythm-g) という布陣である。
ザッと見てお気づきのように、ギター陣にはSteely Danに深く関わったヒトもいれば、あんまり馴染みのない人も。かつて<Peg>を弾いて名を上げたGraydonは<Home At Last>、Elliott Randallは初期作品ではなく<Hey Nineteen>に参加した。また、かつてソロにチャレンジしたものの採用されなかったと言われるRobben Fordが、因縁の<Peg>を弾いているのが興味深い。あとTOTOで<Bodhisattva (菩薩)>をカヴァーしたLukeは<Pritzel Logic>に回り、<Bodhisattva (菩薩)>はSteve Morseが担当した。でもこうした連中のプレイは、まぁそれなり…といった印象。何と言うか、比較的リラックスしたプレイを展開していて、いかにもスタジオ・セッションの一発録りといった感じなのだ。だから過度な期待は禁物。楽曲はあくまでモチーフに過ぎない。
それでも「オォ〜ッ!」と身を乗り出したのが、一番無名の2人、Jeff Richmanの<Josie>とJimmy Herringの<The Fez>。この人たちのプレイはちゃんと時間をかけて構築されているみたいで、少々テンションが違う。まぁ、有名どころのシグネイチャー・プレイに負けじと奮起したのかも。
ちなみにRichmanは、本作のプロデューサー/アレンジャー。L.A.のセッション・シーンでは顔役の一人で、最近はMiles DavisやMahavishunu Orchestraのトリビュート盤も作っていた。カナザワは彼が84〜85年に出した『HIMALAYA』というファースト・ソロ、結構好きでした。
まだサクッと数回聴いただけのコメントなので、ギター弾きの耳で聴いたりすれば、もっともっといろいろな発見があると思う。でもSteely Danと同じ緻密さや完成度を求めると、全然次元が違うので注意されたし。
ザッと見てお気づきのように、ギター陣にはSteely Danに深く関わったヒトもいれば、あんまり馴染みのない人も。かつて<Peg>を弾いて名を上げたGraydonは<Home At Last>、Elliott Randallは初期作品ではなく<Hey Nineteen>に参加した。また、かつてソロにチャレンジしたものの採用されなかったと言われるRobben Fordが、因縁の<Peg>を弾いているのが興味深い。あとTOTOで<Bodhisattva (菩薩)>をカヴァーしたLukeは<Pritzel Logic>に回り、<Bodhisattva (菩薩)>はSteve Morseが担当した。でもこうした連中のプレイは、まぁそれなり…といった印象。何と言うか、比較的リラックスしたプレイを展開していて、いかにもスタジオ・セッションの一発録りといった感じなのだ。だから過度な期待は禁物。楽曲はあくまでモチーフに過ぎない。
それでも「オォ〜ッ!」と身を乗り出したのが、一番無名の2人、Jeff Richmanの<Josie>とJimmy Herringの<The Fez>。この人たちのプレイはちゃんと時間をかけて構築されているみたいで、少々テンションが違う。まぁ、有名どころのシグネイチャー・プレイに負けじと奮起したのかも。
ちなみにRichmanは、本作のプロデューサー/アレンジャー。L.A.のセッション・シーンでは顔役の一人で、最近はMiles DavisやMahavishunu Orchestraのトリビュート盤も作っていた。カナザワは彼が84〜85年に出した『HIMALAYA』というファースト・ソロ、結構好きでした。
まだサクッと数回聴いただけのコメントなので、ギター弾きの耳で聴いたりすれば、もっともっといろいろな発見があると思う。でもSteely Danと同じ緻密さや完成度を求めると、全然次元が違うので注意されたし。


