3697882a.gifDavid Robertsのライナー書きに乗じて、こんなのを引っ張り出してみた。Jefferson Starshipから精神的リーダーだったPaul Kantnerが抜け、Starshipに改名しての第1作(82年発表)『KNEE DEEP IN THE HOOPLA』。スタイルも一気にハジケ系ポップ・ロックにシフトし、<シスコはロック・シティ(We Built This City)>や<Sara>など大ヒットをカッ飛ばした。当時はカナザワも愛聴したね。プロデューサーのPeter Wolfを本格的に追い始めたのは、確かここからだったような…

ソングライター陣にも Elton Johnの相棒だったBernie Taupin、Michael Bolton、Randy Goodrum、それに新進Martin Pageなど、売れっ子がズラリ。改めてクレジットを見て、アレ!? Diane Warrenって参加してないんだっけ?と不思議に思ったくらい。そっかー、彼女は<愛が止まらない(Nothing's Gonna Stop us now)>が最初なのね。

で、その中に我らがDavid Robertsクンも1曲、<Before I Go>という曲を提供していたのだ。当然このアルバムはリアルタイムで聴いてたから、「オォ!」と思ったハズだけど、いつの間にかすっかり失念。当人とのe-mailインタビューで、「そうっだったけかぁ〜」となった次第。何でもこの曲がキッカケで作曲の依頼が増え、ソングライターとして活動するようになったのだと言う。
ちなみにDavidは次の『NO PROTECTION』にも曲を提供。続いてBad Englishの1stでも、John WaiteやJonathan Cainらと共作している。jonathanとはJimmy Barnesとの曲を書いて、オーストラリアでナンバ−1ヒットにしたとか。日本でも関空のテーマ曲公募で賞を取ったりしてたけれど、最近も本国カナダではCMやTV番組の音楽を作って、それなりに忙しくしているようだ。

Diana RossやらNielsen=Pearson、Ramsey Lewis & Nancy Wilsonなど、ワン&オンリー作『ALL DRESSED UP』からも多くのカヴァー曲が生まれているDavid Roberts。あのアルバムも、何より彼の作曲センスが一番の魅力ではないかな?