2006年08月17日

■ NA PISTA, ETC. / DJAVAN

e131f40c.jpg今日も今日とてせっせと原稿書き。でもお題がジャヴァンのニュー・アルバム『Na Pista, etc.』だなんて、「エッ!?」って思う人が多いかも。そうだよね。自分だって最初に原稿依頼がきた時、「エ? ジャヴァンかよ、何でまたオレに?」と思ったもん。この仕事を振ってくれたA&R氏は、カナザワの趣味をよく分かってるハズなのに…。しかもいきなり音源を送りつけてきて、「ヨロシク!」だなんて、ヲイヲイ!



でも音を聴いて分かったが、それ、実はかなりの確信犯だった。要するにこのジャヴァンの新作、確かにブラジル音楽ではあるのだが、これまでのジャヴァンとは全然違っていたのである。そう、まるで最先端のクラブ・アイテムのような、打ち込み系のハイパー・ダンス・ミュージックなのだ。ミディアム系は80'sブラコンを今のテクノロジーで再現したようだし、曲によっては4ツ打ち系のテクノ・ハウスとかデジタル・サンバとか、かなりエレクトロニカ〜トランスっぽく仕上がっているのもある。ただマドンナほどのハイ・エナジー感やアンビエントみたいな感じはない。だってだって、歌ってる曲は、すべてジャヴァン自身の過去の曲で、いわゆるセルフ・カヴァー集なのだ。

さすがに、あの超有名曲<Samurai>は入ってなかったが、カナザワもかつてどっぷりハマッた『LUZ』や『LILÁS』からも、シッカリ選ばれている。それにジャヴァンのメロディラインって独特の味があるから、初めて聴く曲でもスンナリ耳に入ってきて、すぐに馴染んでしまう。イヤ、久し振りにジャヴァンの世界,堪能しちゃいました。

最近はセルジオ・メンデスのヒップホップ流儀にもビックラこいたが、このジャヴァンもかなりキテます。ま、それだけブラジルにもこの手の音が浸透してるってコトなんだけど、何よりベテランがこれだけチャレンジ精神旺盛なのは、実に喜ばしい。思わず一部の心ないファンから「昔の方が良かった」なんて言われてる●松某を思い出したりして。自分で過去の自分を模倣し始めたら、もう縮小していくしかなくなるのに、身勝手なファンはそこに気づかないのだな。

ちなみにこのジャヴァンの新作『Na Pista.etc.』は9/27発売です。

lightmellow at 23:53 │Comments(1)TrackBack(0)clip!World  | New Release

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この記事へのコメント

1. Posted by i-moda    2006年12月17日 03:04
個人的に、この人の場合David Fostor色満載の「Lilas」から入ったので、その辺の”抵抗”が無いせいかも知れませんが、今様マナーを使いながらも、芯がブレてない分、楽しめました。
ところで、個人的には日本版ボートラの2曲が、あまりにもツボにハマッたので、その出自が気になったのですが、これ、2004年のオリジナル「Vaidade」からの紹介だったんですね?(解説書で触れられていませんでしたが、これも金澤さん推薦曲だったのでしょうか?)
因みに、この「Vaidade」。早速、購入したのですが、個人的には、Djavanの最高傑作と映りました。「え?これ?ピエール・バルー?ルイス・ミゲル?確信犯?」とまで”誤解”してしまう様な、jazzyでmoodyなMPB。達観した(枯れた?)&それでいて気品有るこの音。どうやらDjavan、とてもいい歳のとり方してるいたいですね?

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