2006年08月16日
■ FOREVER - Timeless R&B Classics - / GLENN JONES
80年代ブラコン期に現れた、数少ない歌えるシンガーの一人、グレン・ジョーンズ。4年ぶりの新作『FOREVER-Timeless R&B Classics』が届いた。前作は一時期ヴォーカル物に執着を見せていたPeakからだったが、今度はShanachieから。うーん、このルートって、な〜んかイヤァ〜な予感…Shanachieといえば、亥の一番にスムース・ジャズで実績を挙げたインディ・レーベル。そういう意味では、同じ路線のPeakの受け皿になるというのは、充分理解できる。ただ、その経路を辿って少し前にニュー・アルバムを出したフィル・ペリーが、まったく低調になっていて。しかも聴く前にクレジットを見ていたら、そのフィルに対するスペシャル・サンクスがあったりして、ちょい複雑な気持ちだったのだ。
以前から書いてるように、スムース・ジャズにはあまり積極的になれないカナザワであるが、それは看板アーティストがみんな個性に乏しいから。だからインスト奏者がゲスト・シンガーを呼んでヴォーカル・チューンを入れる場合も、当然薄口になる。しっかりしたヴォーカル・スキルを持つ人でも、看板より目立っちゃマズイわけだ。フィルのアルバムは、まさにそういう薄口のスムース・ジャズ系ヴォーカル・アルバムになってしまっていて、彼の強力無比のハイ・テナーの魅力が活かされてなかった。コイツ、スムース・ジャズを歌いすぎたか?なんて思った。だからグレンも彼の二の舞か!?と危惧したのだ。
でも、それはオープニング、トニ・ブラクストンのカヴァー<Another Sad Love Song>が始まってすぐに消し飛んだ。いきなりエモーショナルな歌い出しで、やや押さえながら、ジワジワ、ジワジワと歌い込んでいく。セカンド・ヴァース後半あたりでは、もう早くも声を持て余し気味。よしよし、これぞグレン! サビの頃にはもうほとんど全開で歌っている。
そのあともトニーズの<Anniversary>、セルフ・リメイクの<Here I Go Again>、ピーボ・ブライソン<Reaching For The Sky>なんてあたりが出てくるが、カナザワ的に涙チョチョ切れたのは、奥方ジェノビア・ジーターとの熱きデュエット2曲。ロバータ・フラック&ダニー・ハサウェイの定番<Where Is The Love?>と、ルネ&アンジェラの<My First Love>だ。特に後者は、アンジェラ・ウィンブッシュのアイズレーかぶれが表れた曲だから、コテコテグチュグチュの濃厚な世界。思わずジェノビア唯一のメジャー作『GENOBIA』収録の世紀の名デュエット<Together>を思い出してしまいます(←チョッと褒め過ぎ)
他にもスティーヴィー・ワンダーやボビー・ウーマックのカヴァーなど、選曲のツボもバッチシ!じゃあフィル・ペリーのは何だったんだ?なんて。このクオリティがキープできるなら、次はジェームス・イングラムあたりを是非!
以前から書いてるように、スムース・ジャズにはあまり積極的になれないカナザワであるが、それは看板アーティストがみんな個性に乏しいから。だからインスト奏者がゲスト・シンガーを呼んでヴォーカル・チューンを入れる場合も、当然薄口になる。しっかりしたヴォーカル・スキルを持つ人でも、看板より目立っちゃマズイわけだ。フィルのアルバムは、まさにそういう薄口のスムース・ジャズ系ヴォーカル・アルバムになってしまっていて、彼の強力無比のハイ・テナーの魅力が活かされてなかった。コイツ、スムース・ジャズを歌いすぎたか?なんて思った。だからグレンも彼の二の舞か!?と危惧したのだ。
でも、それはオープニング、トニ・ブラクストンのカヴァー<Another Sad Love Song>が始まってすぐに消し飛んだ。いきなりエモーショナルな歌い出しで、やや押さえながら、ジワジワ、ジワジワと歌い込んでいく。セカンド・ヴァース後半あたりでは、もう早くも声を持て余し気味。よしよし、これぞグレン! サビの頃にはもうほとんど全開で歌っている。
そのあともトニーズの<Anniversary>、セルフ・リメイクの<Here I Go Again>、ピーボ・ブライソン<Reaching For The Sky>なんてあたりが出てくるが、カナザワ的に涙チョチョ切れたのは、奥方ジェノビア・ジーターとの熱きデュエット2曲。ロバータ・フラック&ダニー・ハサウェイの定番<Where Is The Love?>と、ルネ&アンジェラの<My First Love>だ。特に後者は、アンジェラ・ウィンブッシュのアイズレーかぶれが表れた曲だから、コテコテグチュグチュの濃厚な世界。思わずジェノビア唯一のメジャー作『GENOBIA』収録の世紀の名デュエット<Together>を思い出してしまいます(←チョッと褒め過ぎ)
他にもスティーヴィー・ワンダーやボビー・ウーマックのカヴァーなど、選曲のツボもバッチシ!じゃあフィル・ペリーのは何だったんだ?なんて。このクオリティがキープできるなら、次はジェームス・イングラムあたりを是非!

