2006年11月23日
■ 黒船 / サディスティック・ミカ・バンド
今週後半はレコ・コレ誌のサディスティック・ミカ・バンドの特集に追われまくり。とりあえずカナザワは、先月のトノバン(加藤和彦)さんインタビュー、高中の音楽論と代表作紹介、あと作品紹介で後藤次利さんの代表作5作、今井裕さん1作を書くことになっている。その裏でアドリブ誌の年間ベスト・アルバムの選定などもアリで…。トノバンさんのインタビューは、当然17年ぶりの新作『NARKISSOS』の話がメインなのだけれど、やっぱり30年以上も音楽界の荒波を飄々と渡り歩いてきたお方だから、昔の話がメチャ面白くて。特にこの『黒船』(74年)を作った頃のお話とか。
例えば、このアルバムはビートルズやピンク・フロイドとも縁の深いクリス・トーマスがプロデュースしたことで知られるけれど、それはミカ・バンドから依頼したのではなく、クリス側から言ってきたとのこと。しかもそのキッカケに、マルコム・マクラーレンが絡んでたというのだから恐れ入る。
またこのアルバムの解説には74年2月からレコーディングとあるが、トノバンさんの話では、ベーシックは73年の年末から正月休みに掛けて集中的に録ったそう。クリスから東芝のスタジオをまとめてロックしろ!と言われたが、当時の日本ではそうやってスタジオでセッションしながら録音することはなかった。だからスタジオの予定表は虫食い状態で、一定期間まとめて借り上げることができない。ところがスケジュール表を見ると、2週間ぐらいポッカリ空白がある。それが年末・年始。レコード会社の人はいないが、守衛さんはいると聞き、毎日鍵を開けてもらってレコーディングに臨んだそうだ。
またクリスの編集やダビング手法も、当時の日本にはないもの。とにかく録ったマスターを切り刻んで繋ぎ合わせ、完成テイクを人工的に作ってしまうんだそう。極端な場合は、切ったパーツが他の曲に一部になっちゃったケースもあったらしい。ところが立ち会ったエンジニアは、マスターを切った経験がない。だから躊躇しまくりで、2〜3時間経っても作業が進ます、仕方なしにメシ喰ってきても、まだ進んでいなかった、なんてこともあったという。
一方、ミカ・バンドの面々も言われたままにプレイするだけ。アルバムの全貌はクリスの頭の中にあった。でも<タイムマシンのおねがい>などは、最初からカッチリ出来上がってた曲で、ほとんど何もイジらずに収録されたという。
ま、とにかく興味深いエピソード満載なので、興味ある方は、12月売りのレコ・コレ誌をご参照あれ!
例えば、このアルバムはビートルズやピンク・フロイドとも縁の深いクリス・トーマスがプロデュースしたことで知られるけれど、それはミカ・バンドから依頼したのではなく、クリス側から言ってきたとのこと。しかもそのキッカケに、マルコム・マクラーレンが絡んでたというのだから恐れ入る。
またこのアルバムの解説には74年2月からレコーディングとあるが、トノバンさんの話では、ベーシックは73年の年末から正月休みに掛けて集中的に録ったそう。クリスから東芝のスタジオをまとめてロックしろ!と言われたが、当時の日本ではそうやってスタジオでセッションしながら録音することはなかった。だからスタジオの予定表は虫食い状態で、一定期間まとめて借り上げることができない。ところがスケジュール表を見ると、2週間ぐらいポッカリ空白がある。それが年末・年始。レコード会社の人はいないが、守衛さんはいると聞き、毎日鍵を開けてもらってレコーディングに臨んだそうだ。
またクリスの編集やダビング手法も、当時の日本にはないもの。とにかく録ったマスターを切り刻んで繋ぎ合わせ、完成テイクを人工的に作ってしまうんだそう。極端な場合は、切ったパーツが他の曲に一部になっちゃったケースもあったらしい。ところが立ち会ったエンジニアは、マスターを切った経験がない。だから躊躇しまくりで、2〜3時間経っても作業が進ます、仕方なしにメシ喰ってきても、まだ進んでいなかった、なんてこともあったという。
一方、ミカ・バンドの面々も言われたままにプレイするだけ。アルバムの全貌はクリスの頭の中にあった。でも<タイムマシンのおねがい>などは、最初からカッチリ出来上がってた曲で、ほとんど何もイジらずに収録されたという。
ま、とにかく興味深いエピソード満載なので、興味ある方は、12月売りのレコ・コレ誌をご参照あれ!

