2007年01月13日
■ INTO WHITE / CARLY SIMON
カーリー・サイモンの新作が激ヨシ! 基本的にはポップ・クラシックとスタンダードのカヴァー集で、そこに新曲2曲を入れた作品だけれど、その佇まいがジャケットのイメージ通りのナチュラル・テイストで、気取りのない無垢なヴォーカルが子守唄のように響いてくる。それこそ「これをエヴァーグリーンと言わずして、何がエヴァーグリーンか!?」と問いたくなるような、胸キュンの一枚だ。正直いうと、最近のカーリーにはあまり期待してなかった。ポップ・シンガーによるスタンダード・カヴァーでは先陣を切った人(81年作『TORCH』)だが、前作に当たるカヴァー集『MOONLIGHT SERENADE』ではロッドを意識し過ぎたか、作り込みによるオーヴァー・プロデュースが鼻についた。でも今回はCDショップでジャケを見た途端、「もしかして…」という期待感がジワリ。最初に聴いたときから好印象だったのに、2度3度と聴くうちに味わいが増してきて、しばらく手放せなくなりそう。ネット界隈でも、カナザワよりひと世代上の先輩ライター諸氏が大絶賛。華やかさなんてないけれど、ゆっくりほんのり過ぎていく時に身を任せたくなるような、自分らしさを取り戻せる作品になっている。
タイトル曲『INTO WHITE』は、かつてカーリーが恋心を抱いていたというキャット・スティーヴンスのカヴァー。かつての夫:ジェームス・テイラーの<You Can Cloese Your Eyes(目を閉じてごらん)>を、2人の間に生まれたベンやサリーと歌っているのも、ちょっとジンワリ。ビートルズ<Blackbird>では、鈴木惣一郎プロデュースによるビートルズ・カヴァー集『リンゴの子守唄』赤盤(女性シンガー編)を思い出した。もっとも<Blackbird>をやってたのは、青盤男性編のハナレグミだったけど。カーリーのはドブロやストリングスを配してアメリカンな仕上りなのにも関わらず、ゆるやかさの中に凛とした空気が漂っていて、テイストがとても似ている。
ジェームスやランディ・ヴァンウォーマーが取り上げたフォスター(<草競馬>とか作曲家ね)の<Oh! Susanna>、マザーグースのスタンダードな子守唄<Hush Little Baby>もあり。<虹の彼方に(Over the Rainbow)>で思い出すのは、やっぱりかつての義弟リヴィングストン。カーリーはリヴの最新作『THERE YOU ARE AGAIN』にゲスト参加してデゥエットを聴かせていたけれど、ウォームな肌触りが見事に繋がっている。
<Devoted To You(愛を捧げて)/All I Have To Do Is Dream(夢を見るだけ)>は、エヴァリー・ブラザーズのヒット曲を繋げたもの。<Devoted To You>は、78年のアルバム『BOYS IN THE TREES(男の子のように)』でも夫ジェームスを迎えて歌っていたが、ここでは愛息ベンがコーラスをつける。そうしたぬくもり、お仕着せではない思いやりが、このアルバムには溢れている。こんな素敵な歌を楽しむ心のゆとりがあれば、幼児虐待とかバラバラ殺人なんて起こるはずもないのにね…コレに「NO!」を突きつける人がいたら、その人とはお友達になりたくありませんッ(キッパリ!)
とはいえ、カナザワ的には、ちょうどデヴィッド・ポメランツの『ON THIS DAY』のライナーを仕上げていて。そこにもやっぱり<Devoted To You>のカヴァーが入っているから、原稿を書きながら、またコチラを聴き始めてしまう…。ちなみに『ON THIS DAY』には、ジャズ・スタンダードの<My Romance>も収録。ポメランツの2曲のカヴァーが、どちらもカーリーのレパートリーというのは単なる偶然かしらね? もしかして、彼、カーリーに憧れてたりして…(苦笑)
タイトル曲『INTO WHITE』は、かつてカーリーが恋心を抱いていたというキャット・スティーヴンスのカヴァー。かつての夫:ジェームス・テイラーの<You Can Cloese Your Eyes(目を閉じてごらん)>を、2人の間に生まれたベンやサリーと歌っているのも、ちょっとジンワリ。ビートルズ<Blackbird>では、鈴木惣一郎プロデュースによるビートルズ・カヴァー集『リンゴの子守唄』赤盤(女性シンガー編)を思い出した。もっとも<Blackbird>をやってたのは、青盤男性編のハナレグミだったけど。カーリーのはドブロやストリングスを配してアメリカンな仕上りなのにも関わらず、ゆるやかさの中に凛とした空気が漂っていて、テイストがとても似ている。
ジェームスやランディ・ヴァンウォーマーが取り上げたフォスター(<草競馬>とか作曲家ね)の<Oh! Susanna>、マザーグースのスタンダードな子守唄<Hush Little Baby>もあり。<虹の彼方に(Over the Rainbow)>で思い出すのは、やっぱりかつての義弟リヴィングストン。カーリーはリヴの最新作『THERE YOU ARE AGAIN』にゲスト参加してデゥエットを聴かせていたけれど、ウォームな肌触りが見事に繋がっている。
<Devoted To You(愛を捧げて)/All I Have To Do Is Dream(夢を見るだけ)>は、エヴァリー・ブラザーズのヒット曲を繋げたもの。<Devoted To You>は、78年のアルバム『BOYS IN THE TREES(男の子のように)』でも夫ジェームスを迎えて歌っていたが、ここでは愛息ベンがコーラスをつける。そうしたぬくもり、お仕着せではない思いやりが、このアルバムには溢れている。こんな素敵な歌を楽しむ心のゆとりがあれば、幼児虐待とかバラバラ殺人なんて起こるはずもないのにね…コレに「NO!」を突きつける人がいたら、その人とはお友達になりたくありませんッ(キッパリ!)
とはいえ、カナザワ的には、ちょうどデヴィッド・ポメランツの『ON THIS DAY』のライナーを仕上げていて。そこにもやっぱり<Devoted To You>のカヴァーが入っているから、原稿を書きながら、またコチラを聴き始めてしまう…。ちなみに『ON THIS DAY』には、ジャズ・スタンダードの<My Romance>も収録。ポメランツの2曲のカヴァーが、どちらもカーリーのレパートリーというのは単なる偶然かしらね? もしかして、彼、カーリーに憧れてたりして…(苦笑)

