2007年06月11日
■ MELISSA MANCHESTER
怒濤のライナー執筆ウィークに突入。まず最初は、恒例Wouded Bird発のメリサ・マンチェスター再発第3弾『MELISSA MANCHESTER』と『SINGIN'...』を今日・明日で。一応これで、残るは<Midnight Blue>が入ってたアリスタ第1作『MELISSA』だけなのだが、これは再興Buddha(今はもう閉鎖された模様)から出てたので、どーなのかしら?で、今回は年代を無視して、パッとひらめいたコチラから。これは<あなたしか見えない>のヒットを受けて制作した79年モノ。プロデュースはスティーヴ・バッキンガム。今はカントリー系の大物プロデューサーだが、当時はまだ駆け出しで、ようやくアリシア・ブリッジズをヒットさせたばかり。そこに目を付けたのがクライヴ・デイヴィスだったようで、彼はメリサとディオンヌ・ワーウィックを立て続けに手掛けていく。
スティーヴ・バッキンガムはメリサを2枚手掛けていて、それがこの『MELISSA MANCHSTER』と、次の『FOR THE WORKING GIRL』になる。そう、彼女のディスコグラフィーの中では、どちらかというと地味なアルバム。でもシンガー・ソングライター的な佇まいだった彼女が、『SINGIN'...』からシンガー色を強めて<あなたしか見えない>のヒットを飛ばし、そのイメージを定着させたのは、案外この2枚だったのかも。
このアルバムにも、意外と「ほぅ〜」というメンツが絡んでいて。例えばノッケの<Pretty Girls>は、デヴィッド・フォスターのプロデュースでデビューしたリサ・ダルベロのセカンド・アルバム・タイトル曲のカヴァー。続いてバラードが登場するが、こちらはかのスティーヴ・ドーフの作曲。カナザワがこの人の名を意識したのはトニー・シュートが最初だったと思うけど、もうこんな所に書いてたのね。そのうえ彼はアレンジャーとしても何曲かで活躍している。この2曲は相次いでシングルに切られ、共に全米トップ40入りを果たした。<あなたしか見えない>が大ヒットした余韻は、まだ続いていたのである。
更にチェックしたいのは、ケニー・ロギンズがスティーヴィー・ニックスとのデュエットでヒットさせた<Whatever I Call You Friend>の収録。ご存知のように、この曲はケニーとメリサの共作なのだが、爽やかに明るく歌い飛ばしたケニーに対し、メリサは若干テンポを落として、よりソウルフルに、シットリジックリ、じわんと熱く歌い上げた。デュエット相手はアーノルド・マッカラー。うーん。こりゃまた渋いトコロを(苦笑)
で、一作こっきりで切れてしまったリオン・ウェアのメロウ・グルーヴ・テイストを受け継いだのは、何とデニース・ウィリアムスだったようで。メリサとデニース、作詞家アリー・ウィリスのペンによる<Holdin' On To The Lovin'>は、確実に<Bad Weather>の流れを汲んでいる。他には親友キャロル・ベイヤー・セイガーがいるのは言うまでもなく。
バック・ミュージシャンもまた然り。録音はアトランタのスタジオが中心だったようだが、同じスタジオを拠点にするポール・デイヴィスがコーラスで参加。ドラムのジェームス・ストラウドや鍵盤のアラン・ファインゴールド、エンジニアのエド・シーイもポールの取り巻き連中だ。ちなみにストラウドは同じ時期に、かのマリリン・スコット『DREAMS OF TOMORROW』をプロデュースしているが、どっちにもタワー・オブ・パワーが入っているのは、やっぱり関係あるのかしらね。またアランはオールマン・ブラザーズ・バンドやレス・デューデックとのセッション歴を持つ人で、妹のフォンダはポール・デイヴィス制作でミニ・アルバムを作っている。そう、7月に我が【LightMellow's Choice】に登場するフォンダ・ファインゴールドとは、まさにこの人だ。オマケにメリサの次に書くのはレス・デューデックのファーストだったりして、何故か偶然にもみんな連動している。
最近のWounded Bird物には、思わぬボーナス曲があるもの嬉しい。しかも3曲! 時代がバラバラなので統一感は皆無なのだが、まぁそれもボーナス故に許してしまおう。特に注目なのが、<あなたしか見えない>のシングルB面曲だった<We Had This Time>。これ、間違いなくリオン・ウェアのセッションで録られたもので、デヴィッド・T・ウォーカーのギターが気持ちよいスロウ・チューン。この濃厚さは、さすがリオン!
(以下は輸入盤へのリンク。日本仕様盤は7/11発売予定)
Melissa Manchester
Singin'
スティーヴ・バッキンガムはメリサを2枚手掛けていて、それがこの『MELISSA MANCHSTER』と、次の『FOR THE WORKING GIRL』になる。そう、彼女のディスコグラフィーの中では、どちらかというと地味なアルバム。でもシンガー・ソングライター的な佇まいだった彼女が、『SINGIN'...』からシンガー色を強めて<あなたしか見えない>のヒットを飛ばし、そのイメージを定着させたのは、案外この2枚だったのかも。
このアルバムにも、意外と「ほぅ〜」というメンツが絡んでいて。例えばノッケの<Pretty Girls>は、デヴィッド・フォスターのプロデュースでデビューしたリサ・ダルベロのセカンド・アルバム・タイトル曲のカヴァー。続いてバラードが登場するが、こちらはかのスティーヴ・ドーフの作曲。カナザワがこの人の名を意識したのはトニー・シュートが最初だったと思うけど、もうこんな所に書いてたのね。そのうえ彼はアレンジャーとしても何曲かで活躍している。この2曲は相次いでシングルに切られ、共に全米トップ40入りを果たした。<あなたしか見えない>が大ヒットした余韻は、まだ続いていたのである。
更にチェックしたいのは、ケニー・ロギンズがスティーヴィー・ニックスとのデュエットでヒットさせた<Whatever I Call You Friend>の収録。ご存知のように、この曲はケニーとメリサの共作なのだが、爽やかに明るく歌い飛ばしたケニーに対し、メリサは若干テンポを落として、よりソウルフルに、シットリジックリ、じわんと熱く歌い上げた。デュエット相手はアーノルド・マッカラー。うーん。こりゃまた渋いトコロを(苦笑)
で、一作こっきりで切れてしまったリオン・ウェアのメロウ・グルーヴ・テイストを受け継いだのは、何とデニース・ウィリアムスだったようで。メリサとデニース、作詞家アリー・ウィリスのペンによる<Holdin' On To The Lovin'>は、確実に<Bad Weather>の流れを汲んでいる。他には親友キャロル・ベイヤー・セイガーがいるのは言うまでもなく。
バック・ミュージシャンもまた然り。録音はアトランタのスタジオが中心だったようだが、同じスタジオを拠点にするポール・デイヴィスがコーラスで参加。ドラムのジェームス・ストラウドや鍵盤のアラン・ファインゴールド、エンジニアのエド・シーイもポールの取り巻き連中だ。ちなみにストラウドは同じ時期に、かのマリリン・スコット『DREAMS OF TOMORROW』をプロデュースしているが、どっちにもタワー・オブ・パワーが入っているのは、やっぱり関係あるのかしらね。またアランはオールマン・ブラザーズ・バンドやレス・デューデックとのセッション歴を持つ人で、妹のフォンダはポール・デイヴィス制作でミニ・アルバムを作っている。そう、7月に我が【LightMellow's Choice】に登場するフォンダ・ファインゴールドとは、まさにこの人だ。オマケにメリサの次に書くのはレス・デューデックのファーストだったりして、何故か偶然にもみんな連動している。
最近のWounded Bird物には、思わぬボーナス曲があるもの嬉しい。しかも3曲! 時代がバラバラなので統一感は皆無なのだが、まぁそれもボーナス故に許してしまおう。特に注目なのが、<あなたしか見えない>のシングルB面曲だった<We Had This Time>。これ、間違いなくリオン・ウェアのセッションで録られたもので、デヴィッド・T・ウォーカーのギターが気持ちよいスロウ・チューン。この濃厚さは、さすがリオン!
(以下は輸入盤へのリンク。日本仕様盤は7/11発売予定)
Melissa Manchester
Singin'

