2007年07月01日

■ GREEN / STEVE HILLAGE

af976909.jpg78年に発表されたスティーヴ・ヒレッジの4作目。このあと彼は、ひとまずの区切りとなるアルバム『LIVE HERALD』を出し、アンビニエントな音世界へと進んでいってしまうので、プログレ的/ギタリスト的なヒレッジはココまで。でもこのアルバム、当時から大好きなアルバムで。特に<Palm Trees>という曲は、ちょっぴりAOR的なムードを持った名曲ですっ!



元ゴングなので、基本はコズミックな音世界を持つギタリストと思われていたヒレッジ。だけれど、それは彼のホンの一部であって、2作目『L』ではトッド・ラングレンとコラボレイト。実はヒレッジ、そこで万華鏡のような面を持つ新しいタイプのクリエイターだったことが明らかにある。3作目『MOTIVATION RADIO』では、スティーヴィー・ワンダーのプログラマーだったマルコム・セシルがプロデューサーに。曲によってはかなりファンキーなサウンドを聴かせていた。

そしてこの『GREEN』である。紙ジャケ盤の英訳ライナーによれば、『MOTIVATION RADIO』と『GREEN』は元々一対を成す作品だそうで、企画段階では『THE RED ALBUM』『THE GREEN ALBUM』という仮題だったとか。それだけ創作意欲に満ちていた時期だったのだ。また彼がギター・シンセサイザーを使用し始めたのもココから。名曲<Palm Tree>の煌めくようなサウンドは、まさにそのギター・シンセから発せられている。そうそう、プロデュースはピンク・フロイドのニック・メイスン。感覚派の彼を迎えた成果は、ディレイびしびしのサウンド・メイクに感じられる。

その一方で、ヒレッジのそれからの進路を予感させるミニマルな曲も挟み込まれており、そのバランス感が見事。こんなのが英国アルバム・チャート30位になるのだから、当時は幸せな時代だったなぁ〜。ボーナス曲には、バディ・ホリーのカヴァー<Not Fade Way>や、思わず腰が動くファンキー・チューン<Unidentified>のライヴなどアリ。

そういや、レーザー・ビームを使ったジャケを眺めていて、当時初来日したジェネシス(@新宿厚生年金)が、レーザーを駆使したライヴ・パフォーマンを観せてくれたのを思い出した。



lightmellow at 23:54 │Comments(2)TrackBack(0)clip!Progressive Rock  | Reisssue

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この記事へのコメント

1. Posted by k1ono    2007年07月02日 10:04
大昔、渋谷陽一大先生の番組でヒレッジの曲を聴いてノックアウトされてからのファンです。(ゴングはちょっと苦手ですが・・・)ライブ・ヘラルドの中で演奏されたG・ハリスンのイッツ・オール・トゥ・マッチのカヴァーが特に好きですね。デイブ・スチュアートとのコラボ、KHANなんてのありましたね。流石にレインボー・ドーム・ミュージックまでは紙ジャケになっていないだろうと思ったら、全部再発の様ですごいですねぇ。
2. Posted by kanazawa    2007年07月03日 06:44
まいど! ひと通りゲットしましたが、聴くのは『LIVE HERALD』までだねぇ。
でもプログレ上がりで、ファンクやったりする人だからこそ、アンビニエント・テクノに行っちゃったりするのでしょうな。

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