2007年07月09日
■ THE POWER STATION
ロバート・パーマー・紙ジャケ・ボックスの解説書きもいよいよ大詰め。ホント、この人は知れば知るほど奥が深いというか。『CLUES』でのゲイリー・ニューマン、『PRIDE』でのルパート・ハインとザ・システムの取り合わせなんて、当時かなり意表を突いたコラボだったもんなぁ。でも今になって改めて聴き直すと、「あ、プリンス!」なんて場面も。もちろんロバートが先なワケで、まさにミュージシャンズ・ミュージシャンと呼ばれるだけのことはあると再認識。でもそのロバートが一般音楽ファンにしっかり認知されるのは、このザ・パワー・ステーション以降なんだよな。多分コレがなけりゃ、『RIPTIDE』もなかったはず。
このパワ・ステは、当時人気絶頂だったデュラン・デュランのジョン&アンディ・テイラー兄弟が、かねてから憧れていたシックのリズム隊、バーナード・エドワーズ(b)&トニー・トンプソン(ds)と始めたプロジェクト。当初は曲ごとにシンガーを立てる予定で、ロバートには作詞とその中から1曲歌ってほしいという依頼だったとか。もちろんテイラー兄弟は、シック以上にロバートに対して強い憧憬を抱いていた。でも実際に仕事を始めると、殊の外ウマが合い、結局ロバートが全曲歌うことになったらしい。デュラン組にしてみれば、願ったり叶ったり。
でもロバートにとっては、かなりお気軽なバンドだったはず。しかもこんなヘヴィでギンギラのロックをやるなんて、従来のロバート・ファンは相当面食らったはずだ。でもこういう指向性は、常にロバートの中に潜んでいたと思う。全然チカラ入ってないし、飄々とロックしてるって感じ。でもそこへ集中的にスポットを当て、ブラッシュアップさせたのが、このパワ・ステのファーストだったと思う。
演奏のキモは、やっぱり重量級のビートと駆け回るギター。そう考えれば、このバンドの最重要人物はやっぱりプロデューサーのバーナードであり、彼のリズム・センスあればこそ、になろうか。シックじゃナイルばかりが目立っていたけれど、それはバーナードがどっしりボトムを支えていたから。パワ・ステでは自ら弾いてるワケじゃないけど、基本的な作り方は同じだ。
でもとにかく初めて<Some Like It Hot>を聴いたときは、かなりブッ飛んだ。とりわけ超派手なドラム・サウンドにね。彼がライヴ・エイドの時の臨時再編ツッペリンで叩いてたのは、妙に納得できたもの。
プロデューサーとしてのバーナードは、どうしてもデヴィッド・ボウイやマドンナを大ヒットさせたナイルの後陣を張ってるように見える。けれど実際は、テリー・ボジオ率いるミッシング・パーソンズを手掛けたり、ABCやジョディ・ワトリーを手掛けたりして、ナイル以上に尖ってるリズム・コンシャスなアーティストと仕事をしている。元ラベルのノナ・ヘンドリクスもそう。彼女はザ・システムとも組んでたしね。
そのバーナードの代表作品が、このパワ・ステの1枚目と『RIPTIDE』だったと思う。
そういや、パワ・ステの歴代メンバー計5人のうち、テイラー兄弟を除く3人は既に鬼籍の人。今ごろあの世でセッションですか? だったらギターはひとつ、トミー・ボーリンあたりがヨロシイかと…
なおこのアルバム、現在はリマスター/ボーナス入り/DVDつき2枚組と通常盤がある様子。カナザワも国内通常盤しかもってないので、2枚組買っておこうっと!
ちなみにバーナードの遺作となったセカンドは、ほとんど投げ売り状態。アルバムとしては決して悪くないけど、やっぱりマジックは失せてたようで…
このパワ・ステは、当時人気絶頂だったデュラン・デュランのジョン&アンディ・テイラー兄弟が、かねてから憧れていたシックのリズム隊、バーナード・エドワーズ(b)&トニー・トンプソン(ds)と始めたプロジェクト。当初は曲ごとにシンガーを立てる予定で、ロバートには作詞とその中から1曲歌ってほしいという依頼だったとか。もちろんテイラー兄弟は、シック以上にロバートに対して強い憧憬を抱いていた。でも実際に仕事を始めると、殊の外ウマが合い、結局ロバートが全曲歌うことになったらしい。デュラン組にしてみれば、願ったり叶ったり。
でもロバートにとっては、かなりお気軽なバンドだったはず。しかもこんなヘヴィでギンギラのロックをやるなんて、従来のロバート・ファンは相当面食らったはずだ。でもこういう指向性は、常にロバートの中に潜んでいたと思う。全然チカラ入ってないし、飄々とロックしてるって感じ。でもそこへ集中的にスポットを当て、ブラッシュアップさせたのが、このパワ・ステのファーストだったと思う。
演奏のキモは、やっぱり重量級のビートと駆け回るギター。そう考えれば、このバンドの最重要人物はやっぱりプロデューサーのバーナードであり、彼のリズム・センスあればこそ、になろうか。シックじゃナイルばかりが目立っていたけれど、それはバーナードがどっしりボトムを支えていたから。パワ・ステでは自ら弾いてるワケじゃないけど、基本的な作り方は同じだ。
でもとにかく初めて<Some Like It Hot>を聴いたときは、かなりブッ飛んだ。とりわけ超派手なドラム・サウンドにね。彼がライヴ・エイドの時の臨時再編ツッペリンで叩いてたのは、妙に納得できたもの。
プロデューサーとしてのバーナードは、どうしてもデヴィッド・ボウイやマドンナを大ヒットさせたナイルの後陣を張ってるように見える。けれど実際は、テリー・ボジオ率いるミッシング・パーソンズを手掛けたり、ABCやジョディ・ワトリーを手掛けたりして、ナイル以上に尖ってるリズム・コンシャスなアーティストと仕事をしている。元ラベルのノナ・ヘンドリクスもそう。彼女はザ・システムとも組んでたしね。
そのバーナードの代表作品が、このパワ・ステの1枚目と『RIPTIDE』だったと思う。
そういや、パワ・ステの歴代メンバー計5人のうち、テイラー兄弟を除く3人は既に鬼籍の人。今ごろあの世でセッションですか? だったらギターはひとつ、トミー・ボーリンあたりがヨロシイかと…
なおこのアルバム、現在はリマスター/ボーナス入り/DVDつき2枚組と通常盤がある様子。カナザワも国内通常盤しかもってないので、2枚組買っておこうっと!
ちなみにバーナードの遺作となったセカンドは、ほとんど投げ売り状態。アルバムとしては決して悪くないけど、やっぱりマジックは失せてたようで…
トラックバックURL
この記事へのコメント
1. Posted by
たにぴ@もまゆきゅ
2007年07月15日 11:07
パワー・ステーション・レコーディング・スタジオ。現、アヴァター・スタジオ。
N.Y.にある、現在でも世界最高峰のレコーディング・スタジオのひとつ。
80年代は、あまりにも名を馳せた勢いで、同名のバンド迄出現した。
2. Posted by kanazawa
2007年07月16日 00:28
そーですそーです。今はアヴァター・スタジオっていうんですよね。
でもパワーステーションの方が著名だし、ハクがついてるのにね。ま、オーナーが代わった、というコトなんでしょうね。
でもパワーステーションの方が著名だし、ハクがついてるのにね。ま、オーナーが代わった、というコトなんでしょうね。
3. Posted by ふり〜まん
2007年07月16日 10:31
実はこれ当時聴き倒しました。全8曲捨て曲無し。<Get It On>も<Harvest For The World>も初めて聴いたのはこのヴァージョンだったしね。
残した2枚のアルバムの他にも90年頃にThe Distanceというバンドがあって、これもBernardがプロデュース(&ベース)。Tonyも居てあとはセッション・ギタリスト/Robert Palmerのツアーにも同行した、Eddie Martinez(EPM)なんかもメンバーでした。パワステの番外編という感じでしたがVoが非力で、曲自体も魅力に乏しかったです。
そー言えば昔柏の某所のライブで、Tonyみたいな物凄い重低音ドラマーを拝見した事がありました。最近はミュージシャン活動していない様ですが、近況分かります?(^m^)
残した2枚のアルバムの他にも90年頃にThe Distanceというバンドがあって、これもBernardがプロデュース(&ベース)。Tonyも居てあとはセッション・ギタリスト/Robert Palmerのツアーにも同行した、Eddie Martinez(EPM)なんかもメンバーでした。パワステの番外編という感じでしたがVoが非力で、曲自体も魅力に乏しかったです。
そー言えば昔柏の某所のライブで、Tonyみたいな物凄い重低音ドラマーを拝見した事がありました。最近はミュージシャン活動していない様ですが、近況分かります?(^m^)
4. Posted by kanazawa
2007年07月16日 15:54
DISTANCE、いましたねぇ。確かにアルバムとしてのデキは今イチだったけど、kydがチェンジのJeff Bovaだったね。NileがPhilippe Saisseと組んだOUTLOUDの対抗みたいなイメージだったけど、確かにパワ・ステ度も高かったな。
なおあのヴォーカル氏は、アメリカで人気が盛り上がったバッド・カンパニーの3代目シンガーになったハズ。個性は薄いが、ハード・ロック系なら何でもソツなくこなすタイプなんでしょうな。
ちなみに柏で叩いてたドラマーは、永久に消えて頂きました(汗)
なおあのヴォーカル氏は、アメリカで人気が盛り上がったバッド・カンパニーの3代目シンガーになったハズ。個性は薄いが、ハード・ロック系なら何でもソツなくこなすタイプなんでしょうな。
ちなみに柏で叩いてたドラマーは、永久に消えて頂きました(汗)


