2007年07月27日
■ BAPTISM BY FIRE / FREDERIKSEN DENANDER
暑っ
今日は突発的なトラブル発生(仕事ぢゃないよ)により、夕方までてんてこ舞い。この週末はお盆進行でやたらたくさんの締切を抱えているというのに、しばらく尾を引きそうだったりする。ムム、先が思いやられるなぁ。まぁ、時間を有効に使って頑張るしかないっスが…。…んなワケで、今日は目には目を、暑さには熱さを。久々にメロディアス・ハードもので、フレデリクセン・デナンダーの登場です。
ファーギー・フレデリクセンはご存知TOTOの2代目シンガー。残念ながら5枚目『ISOLATION』のみの参加となったが、彼の歌うハード・ドライヴィンなAORチューンは決して嫌いじゃなかった。何せエリック・マーティン(後にMr.BIG)に競り勝ってTOTOに入ったワケで、ジェフ・ポーカロ亡き後の煮え切らないTOTOよりは、はるかにスッキリまとまっていたと思っている。
そして相方は、今や北欧のメディアス・ロック系の名仕掛人となった感のあるギタリスト、トミー・デナンダー。個人的な好みからすると、チョイとハード過ぎる傾向なのだが、器用な人なのは間違いなく、このアルバムでも結構なルカサー・フリークぶりを見せつける。そしてサポート陣には、デヴィッド・フォスターのお抱えマイケル・トンプソン(g)や、かのスティーヴ・ポーカロも。
その結果、このアルバムは『ISOLATION』の再来のような、なかなかの好盤に仕上がった。ギンギンのメロディアス・ハード好きには物足りないのかも知れないけど、往年のTOTOファン、特にちょいとハードなTOTOが好きという人にはちょうどイイ塩梅だろう。曲によっては、思わず「あ、ジャーニー!」なんて口走ってしまう瞬間も。そういう意味では、ファーギーがリッキー・フィリップス(元Babys〜Bad English)と組んだフレデリクセン・フィリップスより楽しめる。
とにかく楽曲とアレンジ、演奏のバランス感が如何にも当時のロマンティック・ハードネス路線で、昨今の欧州産メロディアス・ロックとは少し違う気がしている。あまり細かくジャンルで線引きしたくはないが、これは80'sの産業ロック的な流れに近く、曲作り・メロディ作りの点で決定的な差があるように思えるのだ。極論すれば、ひとつの国で時差のあるような大国のヒット・チャートに上がるには、楽曲自体が本質的に普遍の魅力を兼ね備えていないとダメ、ということ。北欧じゃ国家的な当たり曲でも、アメリカに置き換えたらローカル・ヒット規模なんだから。今のTOTOが米で受けないのも、実はそこに原因があるに違いない。
例によってこのアルバムは、イタリアのロック・レーベルFrontiersの原盤。来月にはマイケル・トンプソン(g)、ジョン・ロビンソン(ds)、マーク・ウィリアムソン(vo)によるスーパー・プロジェクト、TRWのアルバムも日本リリースされる。こちらはフレデリクソン・デナンダーに比べて王道ハード・ロック寄りのドッシリした作りで、より大きなスケール感を表現。ジャケのイメージは違うが、ポップなメロディを持つ曲はかなりインダストリアルしています。
ファーギー・フレデリクセンはご存知TOTOの2代目シンガー。残念ながら5枚目『ISOLATION』のみの参加となったが、彼の歌うハード・ドライヴィンなAORチューンは決して嫌いじゃなかった。何せエリック・マーティン(後にMr.BIG)に競り勝ってTOTOに入ったワケで、ジェフ・ポーカロ亡き後の煮え切らないTOTOよりは、はるかにスッキリまとまっていたと思っている。
そして相方は、今や北欧のメディアス・ロック系の名仕掛人となった感のあるギタリスト、トミー・デナンダー。個人的な好みからすると、チョイとハード過ぎる傾向なのだが、器用な人なのは間違いなく、このアルバムでも結構なルカサー・フリークぶりを見せつける。そしてサポート陣には、デヴィッド・フォスターのお抱えマイケル・トンプソン(g)や、かのスティーヴ・ポーカロも。
その結果、このアルバムは『ISOLATION』の再来のような、なかなかの好盤に仕上がった。ギンギンのメロディアス・ハード好きには物足りないのかも知れないけど、往年のTOTOファン、特にちょいとハードなTOTOが好きという人にはちょうどイイ塩梅だろう。曲によっては、思わず「あ、ジャーニー!」なんて口走ってしまう瞬間も。そういう意味では、ファーギーがリッキー・フィリップス(元Babys〜Bad English)と組んだフレデリクセン・フィリップスより楽しめる。
とにかく楽曲とアレンジ、演奏のバランス感が如何にも当時のロマンティック・ハードネス路線で、昨今の欧州産メロディアス・ロックとは少し違う気がしている。あまり細かくジャンルで線引きしたくはないが、これは80'sの産業ロック的な流れに近く、曲作り・メロディ作りの点で決定的な差があるように思えるのだ。極論すれば、ひとつの国で時差のあるような大国のヒット・チャートに上がるには、楽曲自体が本質的に普遍の魅力を兼ね備えていないとダメ、ということ。北欧じゃ国家的な当たり曲でも、アメリカに置き換えたらローカル・ヒット規模なんだから。今のTOTOが米で受けないのも、実はそこに原因があるに違いない。
例によってこのアルバムは、イタリアのロック・レーベルFrontiersの原盤。来月にはマイケル・トンプソン(g)、ジョン・ロビンソン(ds)、マーク・ウィリアムソン(vo)によるスーパー・プロジェクト、TRWのアルバムも日本リリースされる。こちらはフレデリクソン・デナンダーに比べて王道ハード・ロック寄りのドッシリした作りで、より大きなスケール感を表現。ジャケのイメージは違うが、ポップなメロディを持つ曲はかなりインダストリアルしています。
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この記事へのコメント
1. Posted by クロ
2007年07月28日 13:09
それにしても、何故かあまり評判のよろしくない(...っていうか、話題にならない?)「ISOLATION」捨て曲無しの好盤だと思うのですが...
ファーギーの参加が一枚きりだったのも残念でした。
このアルバム以降、TOTOへの興味が薄れていってしまったんですよね...
2. Posted by kanazawa
2007年07月28日 15:57
思わず大音量で『ISOLATION』聴いてしまいました
評判良くないのは、ポップな売れセンの曲がないからでしょう。TOTO流ハード路線のアルバムとしては、かなり良いと思います。スカッ!とするし。当時はTOTOにしちゃあ、ちょっとハード過ぎない?なんて思ってましたけどね。
ただジェフ時代の作品を順番に並べてしまうと、どうでしょう。カナザワ的には、その中ではあまり高評価ではなくなってしまいますね。要はTOTOのどういう所が好き??ってコトだと思いますが。
ファーギーは「バラードが歌えない」とかでクビを切られましたが、結局のところ、商業的な失敗の詰め腹を切らされたんでしょう。だってバラードはルークが歌えばイイんだから。

評判良くないのは、ポップな売れセンの曲がないからでしょう。TOTO流ハード路線のアルバムとしては、かなり良いと思います。スカッ!とするし。当時はTOTOにしちゃあ、ちょっとハード過ぎない?なんて思ってましたけどね。
ただジェフ時代の作品を順番に並べてしまうと、どうでしょう。カナザワ的には、その中ではあまり高評価ではなくなってしまいますね。要はTOTOのどういう所が好き??ってコトだと思いますが。
ファーギーは「バラードが歌えない」とかでクビを切られましたが、結局のところ、商業的な失敗の詰め腹を切らされたんでしょう。だってバラードはルークが歌えばイイんだから。


