2007年08月27日
■ CAPTAIN BEYOND
数ヶ月前に知り合い、顔を合わせるたびにいつも音楽の話をしているアラン君。サンディエゴからやって来た彼は、実は大のヘヴィ・メタ・フリーク。ところが、まだ20代半ばと若いのに、60〜70'Sのハード・ロックやロック・クラシックを一生懸命に聴き漁っている。それでカナザワの職業を知り、しかも若い頃にその辺りを通過してきたことが分かって大興奮。毎回質問の集中砲火を浴びせかける。ま、コチラも苦手な英語の訓練になってイイのだけれど。そしてこの日はハリケーンの如く、なんとカナザワ家に来襲。…というのも、偶然というのは何故か重なるモノで、アランのアパートは我が家から車で10分という距離だったのだ。でもって、午後イチから深夜まで、大ロック・クラシック大会。彼の今のお気に入りは、オジー在籍時の初期ブラック・サバスとジギー時代のデヴィッド・ボウイ、それにピンク・フロイドの『WISH YOU WERE HERE』と『ANIMALS』だったりする。
そうそう、少し前に「日本のロック・クラシックでフラワー・トラヴェリン・バンドっていい?」と尋ねてきたので、『SATORI』を教えてあげたり。四人囃子の『一触即発』にも「Excellent!!」を連発してた。
そして本日、アランの目の色が変わったのは、ジェネシスの『TRICK OF THE TAIL』、ウィッシュボーン・アッシュ『ARGUS』、そしてこのキャプテン・ビヨンドの1st。ジェネシスは米国人の友達に『幻惑のブロードウェイ』を勧められたらしいが、あまり気に入らなかったようで…。でもサラウンドで<Dance On The Volcano>を聴かせたら、イチコロでした。ウィッシュボーン・アッシュはまったく初めてとか。
で、このキャプテン・ビヨンド。アランはパープルのことはそこそこ知ってて、『MACHINE HEAD』と『BURN』が好きだという。レインボーは『RISING』がサイコー!と意見が一致。そして何故かウォーホースを聴いてたりするから、妙なヤツだ。このウォーホースは第一期パープルのニック・シンパー(b)のバンド。そこで
「キャプテン・ビヨンドは、ニックと同時にパープルを離れたロッド・エヴァンス(vo)が組んだんだよ」と教えると、俄然目の色が変わった。
でも、このアルバム、本当にイイんだよね。初期パープルは結構サイケな色があって、英国より米国で先に売れ始めた。ところが次第にメンバー間に指向性の違いが現われ、エヴァンスはリッチーのブリティッシュ・ハード・ロック指向に背を向ける。そして脱退後アメリカに渡り、ジョニー・ウィンター・アンドにいたボビー・コールドウェル(AORのヒトとは別人)、アイアン・バタフライのリー・ドーマン(b)、リノ(g)と、このキャプテン・ビヨンドを組んだ。
ロッドのシンガーとしての魅力は、イアン・ギランみたいな絶叫型ではなく、ロバート・パーマーあたりに近い腹八分目で聴かせるタイプ。声質もダンディな感じがする。でもって、アイアン・バタフライ組が創るスペイシーなサウンド、変拍子を軽やかにビジバシ決めるボビーの変幻自在のドラミングと一体になり、すごくスリリングで緻密に構築されたハード・ロックを聴かせるのだ。
楽曲も非常にコンセプチュアルな作りで、3〜4曲がノン・ストップで繋がっていく。しかも3〜4分シッカリと聴かせるものと、インタルード的に挟まれているだけのもの、テーマのように何度も繰り返して出てくるメロディもある。こりゃあほとんどプログレみたい。でもビートは紛れもないハード・ロックなのだ。
ぶっちゃけ、リッチー黄金期のパープルよりも、音楽的に高度なコトをやってるワケです。もちろんハード・ロック・バンドとしてのステイタスを築いたリッチーはスゴイと思う。でも、ひとつのバンドとして多くの可能性を秘めていたのは第一期パープルの方だと思うし、ワン・パターンのリッチーよりトミー・ボーリンの方がギタリストとしての腕は上。どうもツエッペリンより軽く見られがちなパープルだけど、ホントはスゴイ連中なんだということを、大人になってヒシヒシと感じたりしてる。
アラン君にも、これからいろいろ聴かせちゃおう!
そうそう、少し前に「日本のロック・クラシックでフラワー・トラヴェリン・バンドっていい?」と尋ねてきたので、『SATORI』を教えてあげたり。四人囃子の『一触即発』にも「Excellent!!」を連発してた。
そして本日、アランの目の色が変わったのは、ジェネシスの『TRICK OF THE TAIL』、ウィッシュボーン・アッシュ『ARGUS』、そしてこのキャプテン・ビヨンドの1st。ジェネシスは米国人の友達に『幻惑のブロードウェイ』を勧められたらしいが、あまり気に入らなかったようで…。でもサラウンドで<Dance On The Volcano>を聴かせたら、イチコロでした。ウィッシュボーン・アッシュはまったく初めてとか。
で、このキャプテン・ビヨンド。アランはパープルのことはそこそこ知ってて、『MACHINE HEAD』と『BURN』が好きだという。レインボーは『RISING』がサイコー!と意見が一致。そして何故かウォーホースを聴いてたりするから、妙なヤツだ。このウォーホースは第一期パープルのニック・シンパー(b)のバンド。そこで
「キャプテン・ビヨンドは、ニックと同時にパープルを離れたロッド・エヴァンス(vo)が組んだんだよ」と教えると、俄然目の色が変わった。
でも、このアルバム、本当にイイんだよね。初期パープルは結構サイケな色があって、英国より米国で先に売れ始めた。ところが次第にメンバー間に指向性の違いが現われ、エヴァンスはリッチーのブリティッシュ・ハード・ロック指向に背を向ける。そして脱退後アメリカに渡り、ジョニー・ウィンター・アンドにいたボビー・コールドウェル(AORのヒトとは別人)、アイアン・バタフライのリー・ドーマン(b)、リノ(g)と、このキャプテン・ビヨンドを組んだ。
ロッドのシンガーとしての魅力は、イアン・ギランみたいな絶叫型ではなく、ロバート・パーマーあたりに近い腹八分目で聴かせるタイプ。声質もダンディな感じがする。でもって、アイアン・バタフライ組が創るスペイシーなサウンド、変拍子を軽やかにビジバシ決めるボビーの変幻自在のドラミングと一体になり、すごくスリリングで緻密に構築されたハード・ロックを聴かせるのだ。
楽曲も非常にコンセプチュアルな作りで、3〜4曲がノン・ストップで繋がっていく。しかも3〜4分シッカリと聴かせるものと、インタルード的に挟まれているだけのもの、テーマのように何度も繰り返して出てくるメロディもある。こりゃあほとんどプログレみたい。でもビートは紛れもないハード・ロックなのだ。
ぶっちゃけ、リッチー黄金期のパープルよりも、音楽的に高度なコトをやってるワケです。もちろんハード・ロック・バンドとしてのステイタスを築いたリッチーはスゴイと思う。でも、ひとつのバンドとして多くの可能性を秘めていたのは第一期パープルの方だと思うし、ワン・パターンのリッチーよりトミー・ボーリンの方がギタリストとしての腕は上。どうもツエッペリンより軽く見られがちなパープルだけど、ホントはスゴイ連中なんだということを、大人になってヒシヒシと感じたりしてる。
アラン君にも、これからいろいろ聴かせちゃおう!
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この記事へのコメント
1. Posted by TASH
2007年09月18日 23:50
初めてお邪魔致します.ブログ渡り歩いてますTASHと申します.私もこのファーストは大好きです.パープル・ファミリーは結構お気に入りがあります.イアン・ギラン・バンド(以前記事にされていましたね)、ヒーュズ・スロール、PALとか….もちろんレインボウ、ホワイトスネイクも.記事中`ボビーはAORの人と別人'とありました.私の拙い資料では同一人物でした.やはり`別人'でしたか….
2. Posted by kanazawa
2007年09月21日 05:23
コメントありがとうございます。
プロでも間違っている人いますからね。
確かにAORのボビーはマルチな人ですが、キャプテン・ビヨンドのボビーはバカ・テクですよ。
しかもアルバムのほとんどの曲を書いてるので、こちらもまたマルチな人でした。
プロでも間違っている人いますからね。
確かにAORのボビーはマルチな人ですが、キャプテン・ビヨンドのボビーはバカ・テクですよ。
しかもアルバムのほとんどの曲を書いてるので、こちらもまたマルチな人でした。


