2007年09月05日
■ JUST TONIGHT / 楠木恭介
我が【LightMellow's Choice】から10月に登場予定の楠木恭介『JUST TONIGHT』(85年)。どちらかというと、楠木勇有行(ゆうこう)という名前の方が通りがイイかも知れない。あまり有名ではないけれど、その声だけだは誰もが耳にしているという実力派だ。その知られざる名盤のリイシューに際して、世田谷区内にある自宅兼スタジオでたっぷりと取材を行なってきた。楠木さんに取材するのは、ビクター/aosisから2枚立て続けにアルバムを出した頃に次いで2度目。アイドル・バンドでのデビューから数えたら、彼のキャリア35年以上になる。「誰もが知ってる声」というのは、CMで歌った本数がハンパじゃないからで、その数は1000を越えるとか。特にコカ・コーラのCMは十年以上も歌ってたそだ。でもそれは食い繋ぐためではなく、本当に楽しんで歌っていたとか。…というのも、彼のような真の実力派を必要としたのは、70〜80年代前半では唯一CM業界だけだったというのだ。日本で最初の本格的R&Bシンガーは久保田利伸、というのが定説になっているけれど、それはウソ。この楠木さんの方がはるかに早かった。ただ楠木さんは早すぎた。フェイクして歌うと「もっと普通に!」と言われる時代で、自由に歌えなかった。レイニーウッドで柳ジョージの後釜になったりもしたが、彼がようやく表舞台に立てたのは、カシオペアのゲスト・シンガーとなった87年のことである。
そんな実力派シンガーが、まだ無名時代に出したソロ・デビュー・アルバムが『JUST TONIGHT』。ダニー・ハサウェイ、マーヴィン・ゲイ、スティーヴィー・ワンダーといったシティ・ソウル派が大好きで、ブルー・アイド系のAORにも愛着を持つ人だけに、その内容は実にアーバン。残念ながらカナザワ監修のガイド本『LIGHT MELLOW 和モノ699』には未掲載だけれど、それは選に洩れたのではなく、自分がこのアルバムを聴いたことがなかったから。今なら間違いなく大枠でプッシュしてます!
サウンド的には、アニタ・ベイカー/チャプター8、アル・ジョンソン、メイズfeatフランキー・ビヴァリーといった生音指向のクワイエット・ストーム。もろにボビー・コールドウェルしている曲もあるという、和製ブラック・コンテンポラリー・ヴォーカルの逸品だ。しかも、全9曲中8曲までが東北新幹線の鳴海寛( 詳細はコチラを)によるサウンド・プロデュース。おそらく日本でデヴィッド・T・ウォーカーっぽいを弾かせたら、この人の右に出る者はいない!というヒトだけれど、ある意味、自身のユニットである東北新幹線以上にデヴィッド・Tしたギターが聴けたりする。それゆえ、ソウル・シンガーたらんとする楠木さんとの相性もバッチリだったワケだ。
その後の楠木さんは、名前を変えたり戻したりしながら、角松プロデュースの『VOCALAND』で歌ったり、aosis入りしたり。楠木達志名義ではMISIAやSMAPにも楽曲提供した他、つい最近までジャニーズ系アーティストのヴォーカル・コーチを務めたりもしていた。M-FLOとコラボしているEMYLIは、実は彼の娘さんである。
…というわけで、知る人ぞ知るスタジオ・シーンでの人気シンガー楠木恭介の幻のファーストが、もうすぐベールを脱ぐ。カナザワは、<Sugar Dance>というオープニング・チューンに甘くトロける今日この頃。
そんな実力派シンガーが、まだ無名時代に出したソロ・デビュー・アルバムが『JUST TONIGHT』。ダニー・ハサウェイ、マーヴィン・ゲイ、スティーヴィー・ワンダーといったシティ・ソウル派が大好きで、ブルー・アイド系のAORにも愛着を持つ人だけに、その内容は実にアーバン。残念ながらカナザワ監修のガイド本『LIGHT MELLOW 和モノ699』には未掲載だけれど、それは選に洩れたのではなく、自分がこのアルバムを聴いたことがなかったから。今なら間違いなく大枠でプッシュしてます!
サウンド的には、アニタ・ベイカー/チャプター8、アル・ジョンソン、メイズfeatフランキー・ビヴァリーといった生音指向のクワイエット・ストーム。もろにボビー・コールドウェルしている曲もあるという、和製ブラック・コンテンポラリー・ヴォーカルの逸品だ。しかも、全9曲中8曲までが東北新幹線の鳴海寛( 詳細はコチラを)によるサウンド・プロデュース。おそらく日本でデヴィッド・T・ウォーカーっぽいを弾かせたら、この人の右に出る者はいない!というヒトだけれど、ある意味、自身のユニットである東北新幹線以上にデヴィッド・Tしたギターが聴けたりする。それゆえ、ソウル・シンガーたらんとする楠木さんとの相性もバッチリだったワケだ。
その後の楠木さんは、名前を変えたり戻したりしながら、角松プロデュースの『VOCALAND』で歌ったり、aosis入りしたり。楠木達志名義ではMISIAやSMAPにも楽曲提供した他、つい最近までジャニーズ系アーティストのヴォーカル・コーチを務めたりもしていた。M-FLOとコラボしているEMYLIは、実は彼の娘さんである。
…というわけで、知る人ぞ知るスタジオ・シーンでの人気シンガー楠木恭介の幻のファーストが、もうすぐベールを脱ぐ。カナザワは、<Sugar Dance>というオープニング・チューンに甘くトロける今日この頃。
トラックバックURL
この記事へのトラックバック
1. 東北新幹線/Thru Trafific [ Mellow Floater com ] 2007年10月24日 09:15
さて17日に発売となった2タイトル。
・東北新幹線/Thru Traffic
・楠木恭介/Just Tonight
J-AORの隠れた名盤でありながら、いずれも長い間CD化を望む声が絶えなかった程である。こうして無事に入手できるようになっ】
2. Get Down 〜 Playlist Of Today [ 'ROUND MIDNIGHT'S WEBLOG ] 2007年10月25日 18:19
先日の「One Line Band」しかり、音楽ライター「金澤寿和」氏が監修する「Lightmellow Choice」シリーズには、いつもお世話になっておりますが... その第13回として「楠木恭介」サンの『Just Tonight』と「東北新幹線」の『THRU TRAFFIC』(いずれもこれまで未聴)がこの10...
この記事へのコメント
1. Posted by s_m_o_k_y
2007年09月17日 00:46
このアルバムが復刻されることを知って、とても喜んでいる1人です。
発売されたのって22年前なんですね。
ホントにこの方は、世に出るのが20年、いや10年早かったのかな〜と思ってしまいます。
今ならもっとたくさんの人に楽しんでもらえそうな気がしますね。
「夜を忘れて」…これもいい曲♪
発売が待ち遠しいです。

