2007年09月21日

■ CANDYMAN / STEVE LUKATHER

212fc5e3.jpgちょいとワケありで、TOTOやらルークのソロを聴き漁っている。ギター・キッズには今も高い人気を誇るけれど、カナザワ個人的には、ギタリストとしてのルークには、もう『ISOLATION』あたりからほとんど興味を無くしているんだな、実は…。



だって、やっぱりAORファンというのは、延々とアドリブを弾かれるより楽曲を聴きたいわけ。その中で、ハッとするようなソロを披露してくれるのがベスト。だからこそウィルソン・ブラザーズ『ANOTHER NIGHT』みたいなのが、ルークの名演として有名になった。あの頃のルークは、かなり練り上げられたメロディアスなソロ、楽曲のテイストにジャスト・フィットする名演をたくさん残してくれてたよ。

それが80年代半ば頃から、その時のノリで弾くようになって。だからほとんど手癖の応酬。もちろんそれがスゴかったりするのだけど、演奏よりもアンサンブルに興味があるAORファンには、少し遠い存在になってしまった気がする。TOTOファンを分断する原因のひとつは、きっとこの辺にもあるのだな。

…というか、ジェフが亡くなったあと、バンドの方向性についてメンバー同士の意見も対立していたようだし。それにひとつの決着がつき、ボビー・キンボールが戻ってきた。

そうして考えると、当然ながらルークのソロ・アルバムというのは、TOTOでは出来ないことをやることになる。特にこの『CANDYMAN』(94年)や『LUKE』(97年)は、アルバム毎にやってることは違うけれど、それぞれ本気度は高い。

そのうち『CANDYMAN』は、遅れてリリースされたUS盤ではルカサー・ソロではなく、ロス・ロボトミーズ名義になっていたもの。要するにハイ・スキルのハード・フュージョン的なサウンドがメインなので(歌はあるけど)、カナザワ的には比較的馴染みやすい。逆に『LUKE』はジミ・ヘン・フリークぶりを全面に押し出してるので、ちょいとトゥ・マッチに感じる。もちろん聴き手の好み次第だけど、AORファンはこういうヘヴィな音は求めないでしょ、フツー。でもランドゥもダン・ハフも、みんなコチラに行っちゃうのは何故なんでしょ。これを聴くなら、カナザワはジミ・ヘン自身とか、モロにそっち系を聴きますが…。

けれどいま『CANDYMAN』を聴くと、曲によってはちゃんと現行TOTOだったりするんだな、これが。



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