67bb0888.gif今朝午前2時に、角松のニュー・アルバム『Players Presents TOSHIKI KADOMATSU Ballad Collection』のCD−Rが到着した。まさに数時間前にマスタリングが終わって完パケたばかりという、出来立てホヤホヤ湯気もうもうの状態。それを担当A&RのS氏が深夜クルマを飛ばして、さいたまの我が家まで届けてくれたのである。

もちろん、いくら角松と個人的な付き合いのあるカナザワでも、こんなコトは初めて。じゃあどうしてこうなったかと言えば、12月のリリースに絡んでチョイとお手伝いすることが急遽発生したからで、大至急、音を聴く必要があったのだ。きっと制作スタッフ以外では、初めて完パケを耳にした人間だろうな。

で、深夜でホロ酔いながら(昨日のブログ参照)、さっそくラン・スルー。昼間も運転しながら聴いたり、他の書きモノをしながら聴いたりして、イメージを膨らませている。まだ時期尚早なので細かな内容についてはオープンにしないが、バラードに定評のある角松ゆえ、このセルフリメイク・バラード・アルバムも実に安定したクオリティ。でも当然ながら『T'S BALLAD』や『TEARS BALLAD』とは肌触りが違っていて、サッパリと清々しく大らかな印象を持つ。

角松ファンなら先刻ご存知のように、今作は彼ゆかりのミュージシャンによる分業プロデュースで、角松自身は単に歌うだけ。言わば、まな板の鯉状態である。現に、こんなアレンジは彼の中からは出て来なかったかも…という新鮮なテイク、意外なアレンジも数多くあって。 8月の渋谷AXでのT's Gang公演を観ていろいろ考えていたカナザワも、大いに頷ける仕上がりである。まだ深く聴き込んじゃいないものの、まずは贔屓目ナシに「素晴らしいアルバムができた」と断言しちゃおう。いつになく余裕を感じるのも、歌に専念したお陰かな。クレジットによれば、唯一のセルフ・プロデュースによる新曲<We're Together>以外、まったく楽器に触れてない。

ちなみにBMGやオフィシャル・サイトでは、既に収録曲を掲載中。幻の20周年記念ライヴ1日目に配布され、シングル<君のためにできること>のカップリングにもなった<これからもずっと>なんて、ほんと、素晴らしいっスから。皆さんももう少しだけ、お待ちあれ。

・「海」produced by 森 俊之
・「RAIN MAN」produced by 森 俊之
・「You're My Only Shinin' Star」produced by 小林信吾
・「もどり道」produced by 友成好宏
・「WHAT IS WOMAN」produced by MAOCHICA(小林信吾&友成好宏)
・「SINGLE GIRL」produced by 田中倫明 with 大儀見 元
・「LIVE」produced by 江口信夫
・「これからもずっと」produced by 松原秀樹
・「NEW YEAR'S EVE」produced by 梶原 順
・「5000マイルのカウンター」produced by 今 剛
・「月のように星のように」produced by カンナリ(しゃかり)
・「崩壊の前日」produced by 山内 薫
・「Together」(新曲)produced by 角松敏生
 ※順不同