2007年12月28日

■ INTRODUCING / SPARKS

df98ae9c.jpg少し前にリイシューされれたものの、何故か買いそびれていたモノをゲットした。そのネタがスパークスの77年モノ。彼らのアルバムは結構早くからCD化されていて、代表作『KIMONO MY HOUSE』あたりのアイランド期の作品は紙ジャケにもなっている。その中でエピックからの唯一のアルバムだった本作は、今回が初CD化となる。



このスパークスは、米西海岸に突如出現したポスト・グラム系のバンド。率いるロン&ラッセルのメイル兄弟は、およそロッカーらしくない短髪・ちょび髭の兄ロンと、超美形の弟ラッセル(ジャケをご覧あそばせ!)というユニークな取り合わせで、ちょっとチープ・トリックみたいな雰囲気。でも音楽的には、ラッセルのオペラ・チックなヴォーカルと場面展開の早いポップ・ロックを身上とし、かのフレディ・マーキュリーにも多大な影響を与えたと言われる。他にも10CCとかパイロットのようなブリティシュ・ポップ的センスもあるし、ロキシー・ミュージックっぽいところもあるな。いずれにせよ、音からはまったくアメリカ出身とは思えない。

このスパークスは、71年にハーフネルソン名義でデビュー。プロデュースはトッド・ラングレンだった。2作目からバンド名を変更。ツアー先の英国で注目され、マフ・ウィンウッド(スティーヴ・ウィンウッドの兄/元スペンサー・デイヴィス・グループ)にスカウトされる形でアイランドと契約し、ロンドンに拠点を移した。現在も英欧では人気が高く、コンスタントにアルバムが出ている。

で、このアルバムが興味深いのは、渡英した彼らが再びアメリカをターゲットにしているから。CDにはメンバー・クレジットがないが、デヴィッド・フォスターやデヴィッド・ペイチ、リー・リトナー、マイク・ポーカロなど、L.A.の売れっ子セッションマンが参加しているはずである。ゆえに奇天烈を好むスパークス・ファンには青天の霹靂みたいなアルバムに映るらしいが、カナザワのようにどっちも好きなヒトには、これが面白くて仕方がない。だってフォスターって、この頃アリス・クーパーとかホール&オーツを手掛けてるでしょ。チューブスだって大ヒットさせちゃってるし。そういうノリなんだよね。クセ者のクセを少しだけ中和して、ポップに聴かせるのが上手かった。今じゃ想像できんけど。なのでシングルさえ当たれば、スパークスだってどうなっていたか分からない。
そういや、スパークス初期の曲はアリス・クーパーがカヴァーしていたんでした。ルパート・ホームズがプロデュースしたアルバムもあったな。

なお、このCDはロン・ジャケとラッセル・ジャケの2種類があるので、お好きな方をどーぞ。アウターは両面アリで、ジュエルのブックレットに2パターンあります。ショップ店頭では、ロン・ジャケばかり余ってましたけど 
ちなみにカナザワのはロン・ジャケ。某所では最初2枚並べてあったのに、今ではロンのだけになっていて、何だか「買ってけよ、ヲイ!」って言われちゃった気がしたんだよね〜(掲載したのはアウターです)。



lightmellow at 23:50 │Comments(0)TrackBack(0)clip!Rock Classic  | Reisssue

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