2007年12月29日
■ MELLOW MADNESS / 伊東たけし
怒濤の07年もあと3日なワケですが、今になってようやく年賀状を作り始めたカナザワです。で、ふと気がついた。あちゃぁ〜、ボクったら、来年って年男なのね。いよいよ三十路も後半だわっ
←ウソこけっ
で、BGMに流していて思わず手を止めてしまったのが、T-スクエアのサックス奏者:伊東たけしの5年ぶりのソロ・アルバム。タイトルからして「あ、クインシー
」なのだが、実際中身は彼のルーツであるソウル・カヴァー集。スティーヴィー・ワンダー、スタイリスティックス、ビリー・ポール、ビル・ウィザース、アヴェレイジ・ホワイト・バンド、ライオネル・リッチーなんてトコロを中心に、ブラジルのイヴァン・リンス<Velas>、ジャズ・スタンダード<Mercy Mercy Mercy>なんかも入っている。それにファースト・ソロ『DEAR HEARTS』からのセルフ・カヴァーも。あ、イヴァンはクインシー『THE DUDE(愛のコリーダ)』が出所なのかな? タイトル曲はやってないけど…。
でもまぁ、言ってしまえば、手垢のたっぷりついた曲ばかりが並んでいるワケで、曲目リストを見ただけでは、あまり期待は抱けなかった。ぶっちゃけ、伊東さんのソロは、ある時までチャンと買っていて、それこそ初期のザ・システムとやったりフィリップ・セスとやったりしてたアルバムは、かなり聴き込んでいたのだ。でもいつの間にかピンと来なくなっちゃって…。カナザワ個人的には、多分7〜8年ぶりに手にする彼のソロ、というコトになる。
…ということは、自分としても今回は、直感的に何か惹かれるモノがあったのかな?
でも、その直感は外れちゃいなかった。こんなにイイ感じでブロウしてる彼を聴けたのは、結構久し振り。ソロ転向後の彼は、まさに時代の最先端の音をすぐに取り入れていくエネルギッシュなスタンスで活動していたけれど、90年代になると徐々に勢いを失って、進むべき道を模索していたと思う。その結果として、一度は飛び出したT-スクエアに復帰することに。そして今では若手メンバーが定着し、また新たな時代を築きつつある。だからこの時期に伊東さんが再びリーダー作に着手する気持ちになり、しかも自身のルーツを確認する方に向かったことは、すごくよく理解できるのだ。
とはいえ、そこは伊東さん。ただただメロウに、ファンキーにやるだけじゃない。原曲の魅力をシッカリ伝えつつ、曲によっては意外な方向へ展開していったりして、自分の持ち味をシッカリ込めている。きっとサウンド・プロデューサーを務めた安部潤との相性も良かったのだろう。ソロだってよく歌っているし、B・ウィザース<Hellow Like Before>のEWIソロなんて、マジとろけそう。唯一の新曲で、安部が提供した<Third Addiction>では、アルト、テナー、ペットの3管が素晴らしいチェイスを披露する。それこそカナザワは、イイ時期のサンボーンを思い出してしまいました。
」なのだが、実際中身は彼のルーツであるソウル・カヴァー集。スティーヴィー・ワンダー、スタイリスティックス、ビリー・ポール、ビル・ウィザース、アヴェレイジ・ホワイト・バンド、ライオネル・リッチーなんてトコロを中心に、ブラジルのイヴァン・リンス<Velas>、ジャズ・スタンダード<Mercy Mercy Mercy>なんかも入っている。それにファースト・ソロ『DEAR HEARTS』からのセルフ・カヴァーも。あ、イヴァンはクインシー『THE DUDE(愛のコリーダ)』が出所なのかな? タイトル曲はやってないけど…。でもまぁ、言ってしまえば、手垢のたっぷりついた曲ばかりが並んでいるワケで、曲目リストを見ただけでは、あまり期待は抱けなかった。ぶっちゃけ、伊東さんのソロは、ある時までチャンと買っていて、それこそ初期のザ・システムとやったりフィリップ・セスとやったりしてたアルバムは、かなり聴き込んでいたのだ。でもいつの間にかピンと来なくなっちゃって…。カナザワ個人的には、多分7〜8年ぶりに手にする彼のソロ、というコトになる。
…ということは、自分としても今回は、直感的に何か惹かれるモノがあったのかな?
でも、その直感は外れちゃいなかった。こんなにイイ感じでブロウしてる彼を聴けたのは、結構久し振り。ソロ転向後の彼は、まさに時代の最先端の音をすぐに取り入れていくエネルギッシュなスタンスで活動していたけれど、90年代になると徐々に勢いを失って、進むべき道を模索していたと思う。その結果として、一度は飛び出したT-スクエアに復帰することに。そして今では若手メンバーが定着し、また新たな時代を築きつつある。だからこの時期に伊東さんが再びリーダー作に着手する気持ちになり、しかも自身のルーツを確認する方に向かったことは、すごくよく理解できるのだ。
とはいえ、そこは伊東さん。ただただメロウに、ファンキーにやるだけじゃない。原曲の魅力をシッカリ伝えつつ、曲によっては意外な方向へ展開していったりして、自分の持ち味をシッカリ込めている。きっとサウンド・プロデューサーを務めた安部潤との相性も良かったのだろう。ソロだってよく歌っているし、B・ウィザース<Hellow Like Before>のEWIソロなんて、マジとろけそう。唯一の新曲で、安部が提供した<Third Addiction>では、アルト、テナー、ペットの3管が素晴らしいチェイスを披露する。それこそカナザワは、イイ時期のサンボーンを思い出してしまいました。
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この記事へのコメント
1. Posted by
Musicman
2007年12月31日 15:17
怒涛のライナー&原稿書きも終わりホッとされているのではないですか?
今年はようやくお会い出来て嬉しかったです。
あれ以来、某誌の以来も増えまして・・・(笑)。
私も「TK」以降は伊藤さんのアルバムは殆どチェックしていなかったんですけど、今作は本当にいい仕上がりですよね!
かなり気に入っています。
今年もこちらで紹介される音楽で様々な情報を得ることが出来ましたし、ルネちゃんのライブも実現できましたし、本当にお世話になりました。
来年もどうぞ宜しくお願いします。
良いお年をお迎えください☆
今年はようやくお会い出来て嬉しかったです。
あれ以来、某誌の以来も増えまして・・・(笑)。
私も「TK」以降は伊藤さんのアルバムは殆どチェックしていなかったんですけど、今作は本当にいい仕上がりですよね!
かなり気に入っています。
今年もこちらで紹介される音楽で様々な情報を得ることが出来ましたし、ルネちゃんのライブも実現できましたし、本当にお世話になりました。
来年もどうぞ宜しくお願いします。
良いお年をお迎えください☆
2. Posted by kanazawa
2008年01月02日 09:35
おー、musicmanさん、今年もヨロシクです。
でも全然ホッと出来てな〜い。
今度の伊東さん、メッチャ、イイですよね。
なにか吹っ切れた感じがしてます。
でも全然ホッと出来てな〜い。
今度の伊東さん、メッチャ、イイですよね。
なにか吹っ切れた感じがしてます。
3. Posted by
sugi
2008年01月05日 22:04
私も初期の頃のT,KとかGodzillaが入っているやつ以降は全然聴いていませんでした。
なんだか、ずいぶん構えちゃっているようで、心躍らないSAXになっちゃったので....
でも、"吹っ切れた感じ"と聴くと、久々に聴いてみたくなっちゃいますね。
なんだか、ずいぶん構えちゃっているようで、心躍らないSAXになっちゃったので....
でも、"吹っ切れた感じ"と聴くと、久々に聴いてみたくなっちゃいますね。
4. Posted by kanazawa
2008年01月06日 16:08
>sugiさん
やっぱりそう思っていた方、多いんですね。
新作は良いですから、是非聴いてみて下さい。
音楽って不思議とそうしたフィーリングは伝わってしまうものです。だからこそ人間的で面白いとも言えますが。
逆に昨今のヒット物なんか、いつも同じでオートメーション化された商品って感じです。
やっぱりそう思っていた方、多いんですね。
新作は良いですから、是非聴いてみて下さい。
音楽って不思議とそうしたフィーリングは伝わってしまうものです。だからこそ人間的で面白いとも言えますが。
逆に昨今のヒット物なんか、いつも同じでオートメーション化された商品って感じです。
5. Posted by
sugi
2008年01月12日 16:57
聴いてみました!
確かに以前のそれとは違っていて、すっきりいい感じ!!
気持ちよく鳴ってますね。
特に"Third Addiction"は、管好き(?!)には嬉しい曲。日本のアーチストで
こんな曲が聴けるなんて♪
でも、バックが目立ってたりする曲が多く、欲を言えば、もうひとパンチ
欲しかったのなぁ。
次も(早い?)期待しちゃいます。
確かに以前のそれとは違っていて、すっきりいい感じ!!
気持ちよく鳴ってますね。
特に"Third Addiction"は、管好き(?!)には嬉しい曲。日本のアーチストで
こんな曲が聴けるなんて♪
でも、バックが目立ってたりする曲が多く、欲を言えば、もうひとパンチ
欲しかったのなぁ。
次も(早い?)期待しちゃいます。
6. Posted by kanazawa
2008年01月13日 15:11
>sugiさん
期待は裏切られなかったでしょ?
欲を言えばキリがないですが、ひとまずは充分でないかと。今回はカヴァーですから、小手調べだと思っています。
期待は裏切られなかったでしょ?
欲を言えばキリがないですが、ひとまずは充分でないかと。今回はカヴァーですから、小手調べだと思っています。


