2008年01月05日

■ THE ORCHARD / LIZZ WRIGHT

eaddf318.jpg週明け締切の原稿関係を着々と。どうも締切が迫って来ないとエンジンが掛からないのが悪い習慣だが、集中力が湧かないと途端にヤバイ状況になる。今日は2月売り某誌特集用のランキング選出で、思わぬ時間を食った。ホントはサックリと片付けて、週明け締切のライナー2本の片方を終わらせてしまう予定だったのに…



で、その前に、CDジャーナル誌の新作レビューで、来月頭に出るリズ・ライトの3枚目を試聴。前作『DREAMING WIDE WAKE』から、早2年半。プロデューサーは同じくクレイグ・ストリートで、これまで以上に深い仕上がりだ。

ゴスペルとジャズにルーツを持つリズがシーンに登場したのは、02年。まずはジョー・サンプルのアルバム『THE PECAN TREE』でヴォーカルをとり、バンド・メンバーとして来日も果たした。翌03年、Verveと契約してトミー・リピューマのプロデュースによりデビュー。アリフ・マーディンが送り出したノラ・ジョーンズに対する返答、などと謳われ、脚光を浴びた。しかしセカンドでは、制作がクレイグ・ストリートにスイッチ。カサンドラ・ウィルソンとトレイシー・チャップマンを掛け合わせたような。シンプル且つディープな方向性に進み、スピリチュアルでメラメラと静かに燃えさかるブルージーな歌を聴かせた。その個性的な世界観は、いま巷にあふれるノラ・フォロワーの“なんちゃってジャズ・シンガー”とはハッキリ一線を画している。

今作最大の収穫は、リズ自身が曲作りに多く関わるようになった点。道理で表現が深くなるハズである。一方お得意のカヴァー曲は、レッド・ツェッペリン<Thank You>、アイク&ティナ・ターナー、そして黒人女性アカペラ・グループであるスウィート・ハニー・イン・ザ・ロックと、一見支離滅裂な並び。でも聴いてみると違和感は一切なく、リズのスピリチュアル・フォーキー・ソウル・ジャズ・スタイル(なげぇー形容) の元に、シッカリ引き寄せられていて。うーん、ディープだ…。

なお初回日本盤にはパッツィー・クラインのカヴァーがボーナスで。更にヨーロッパ盤初回限定2枚組では、ザ・バンド<It Makes No Difference>も入ってるようです。





lightmellow at 23:50 │Comments(0)TrackBack(0)clip!Jazz Vocal  | New Release

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