60de6828.jpg世のAORフリークの皆さんが心待ちにしているであろう、TOTO&ボズ・スキャッグスによるダブル・ヘッド・ライナーの来日公演。3月下旬のジャパン・ツアーを盛り上げるように、TOTOのライヴ・アルバムとそのDVD、そしてルークのソロが順次リリースされる。そして今日、プロモ来日中のルークに取材で会って来た。そしてそして……ルークにハグされちゃいました!●^_^●

インタビューに用意された部屋に入って、まずは「So nice to meet you!」と握手。でもって「TOTOファーストからのファンですよ」といったら、ガッチリ両手で手を握られてそのまま抱きすくめられるようにハグ。追い打ちで「あなたの今度のソロとTOTOのライヴ、両方ともボクがライナーを書いたんですよ」と言ったら、「You're Great!!」とか言ってまたハグ

今度のルークのソロは、ランディ・グッドラムとのコラボレイトで、これまでのギター・ギンギンのソロ作とはチョイと違う。ギタリスト:ルークというより、アーティスト:ルークとでもいうか、TOTOっぽい部分も含めて、彼の集大成的作品になっているのだ。参加ミュージシャンもルークの息子トレヴァーから、ルークの先輩格であるリー・スクラーまで、世代を超えた顔ぶれが集まった。ビル・チャンプリンにスティーヴ・ポーカロ、ジョセフ・ウィリアムスも入っている。でもトレヴァーの話になったらルークが止まらなくなっちゃって、ちょいと苦笑。このニュー・アルバムはヨーロッパでは2月末に伊Frontierから、日本では3月頭にRide Recordsという新レーベルの第一弾としてリリースされる。

インタビュー内容は2月売りのアドリブ誌を読んで頂きたいけれど、その中でTOTOファンとしてはかなり気になる発言があった。TOTOは3月のジャパン・ツアーで“Falling In Between Tour”をハネるが、どうもそのまま無期限の活動停止に入る模様。メンバーの中にはツアーがキツくなってる者もいるし、オッサン・バンドなのに3人が乳飲み子を抱えている(ルークもそう)なんて事情もあるようだ。
「将来は分からないし、オリジナルに近い編成でスペシャル・ライヴをやる、なんてコトはあるかも知れない。だけど今のカタチではしばらく活動しないだろう。ツアー終了後のスケジュールはまったく白紙だよ」とルーク。彼はソロ活動に専念するそうで、新作はその布石でもあるようだ。なるほど、手の怪我なんてとっくに完治してるはずのマイク・ポーカロがなかなかバンドに復帰しないので妙だと思っていたら、やっぱり、そーゆーコトだったんだな。

それゆえボズ・スキャッグスとのツアーは、ルークにとってもすごく意味深い様子。何せTOTOはボズのバックから始まったのだからね。気になるステージでの共演も、いまボズと相談してる最中とか。こりゃ今度の来日公演は、絶対に見逃せない。
ルークも言ってた。
「今度のジャパン・ツアーは見どころが多くてコスト・パフォーマンスが高いから、絶対観に来いよ」って。

※新作リンクは近日中に。一番右はDVDです。