2008年02月10日

■ REMEMBER THAT NIGHT - Live At The Royal Albert Hall - / DAVID GILMORE

4597da74.jpgZZZzzz... いやぁ、久し振りに心置きなく6時間以上も寝ちまった。睡眠不足が重なって倒れ込むように爆睡したことはあるけど、ゆとりを持って布団にもぐったのは何ヶ月ぶりか。三連休さまさま、カミさん元気で留守がいい!?



書き物は大小抱えているけれど、若干時間的に余裕アリということで、買ったまま3ヶ月も放置プレイに遭っていたデヴィッド・ギルモアのDVDに手を付けた。邦題は『覇響』、まさに好き勝手につけ邦題、イヤ放題。最初は何て大仰な、と思ったが、DVDを見終わったあとだと何となく納得できる。2枚組全部を見ると5時間を超えるので、本編のディスク1だけで止めたが、それでもお腹いっぱい、大迫力。

収録は、ギルモアの最新ソロ『ON AN ISLAND』発表直後の06年5月。バンドにはレコーディングに参加した盟友リック・ライト(kyd)、共同プロデューサーでもあったロキシー・ミュージックのフィル・マンザネラ(g)が参加。若手サポート陣まで入れたら、主要メンバーは再結成ピンク・フロイド本体と似たり寄ったり。極論すればニック・メイスンがいないだけぢゃん。

ステージも、巨大円形スクリーンや開閉式ミラーボール、空飛ぶ豚さんのような大仕掛けはない。が、装置がシンプルな分ライト・ショー自体が凝っていて、逆にフロイドよりも唸らされるモノがあった。演出よりも職人技の力勝負みたいな。映像収録のためなのか、ステージだけでなく、円形ホール全体がライトアップされていて、メチャクチャ効果的である。

そうした匠のワザが効いてるのは、演奏面も同様。フロイドみたいに女性コーラスが歌いながら軽く踊ったり、なんてコトはなく、アルバムに参加したデヴィッド・クロスビー&グレアム・ナッシュがふらりと現れ、何曲かでコーラスを取る。定番<Shine On You Crazy Diamonds>なんて、歌の部分は2人とギルモアのヴォーカルをメインにしたアレンジになっていて、ほほぅ、ってな具合で。どちらがイイか?となりゃあオリジナルだけど、これはこれでスゴく新鮮。終盤には彼らの曲を3人のアカペラで聴かせたりも。そうそう、車椅子のロバート・ワイアットが、淡々とコルネット・ソロを吹くあたりにも目を奪われました。

ハイライトは久々に演奏された<Echoes>完全版。アレンジはちょいと大袈裟だったけど、ライティングは見モノです。素直に感動。そしてラストに登場するのはデヴィッド・ボウイ。彼はシド・バレット時代の<Arnold Layne>を歌ってジギー時代を髣髴させ、<ComFortably Numb>でベルリン時代を思い出させる。ギルモアが後半を歌うが、どうせならボウイに全編歌わせりゃもっと面白かったのに…。

とはいえ、やっぱりギルモアはスゴい。ギター・プレイがワン&オンリーなのは言わずもがな、だけど、フロイドの音楽がやっぱりギルモアあってこそ、と再確認させられる。
でもその一方で、『ON AN ISLAND』というアルバムに対する疑問、好きなんだけどコレでいいのか?という想いは拭えなかった。つまり、フロイドとギルモア・ソロの違いが見えてこない。これじゃあフロイド縮小版じゃん、と。まぁ、前のDVDみたいに趣味に走られてもナンだが、だからといって「まんまフロイド」というのは何ざんしょ。それを期待してるファンが多いし、すっかり馴染んでしまっている自分もいるのだが 

でもどうせソロでやるなら、フロイドの曲は半分にしてイイから、ファースト・ソロや『ABOUT FACE』の曲を聴いてみたかった。特にエリック・スチュアートとの共作<Cry From The Street>なんて、めっちゃライヴ向きだと思うんだけどね。









lightmellow at 23:50 │Comments(2)TrackBack(0)clip!Progressive Rock  | DVD

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この記事へのコメント

1. Posted by べらんめえプログレおやじ    2008年02月12日 09:50
Echoes完全版ですか…。『Meddle』のB面ですよね。

実は昨秋でた「夜明けの…」の豪華版に、
手を出すかだすまいか、ずっと迷っていたのですが、
管理人さんのこの日記読んで、買うことにしました!

バレット・ギルモア・ウォーターズ…
今さらながらフロイドって初期=「原子心母」以前に
こそ真実がある気がしていますんや。

しっかしコルネット吹いてるロバート・ワイアットですか。
管理人さんもシブいとこチェックしてはりますな〜。
2. Posted by kanazawa    2008年02月12日 12:23
まいど! 
悩んだときは買う!が、元某集団会員の鉄則ですゼ!

でも「原子心母」以前ですか? ボクはやっぱり「狂気」までだと思うなぁ。もちろん原点は「神秘」で、「夜明けの…」は別モノっぽい。
個人的に一番愛着があるのは「炎」や「アニマルズ」なんだけど、あれはやっぱり「狂気」のギルモア的展開なのだと思うな。

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