bf3cd27e.jpgうー、ライナー書きと編集盤の選曲で、2日連続の半徹状態 何とかピンチは切り抜けたものの、2日で3〜4時間しか寝てないので、さすがに今日は頭が使いモノにならない。でも何だか目だけ冴えてるというか、神経が昂ってるというか。ナチュラル・ハイってヤツですか? そこで山積み状態のDVDからメイズをチョイスしてみたりする。

メイズはカナザワが最も信頼しているソウル・グループのひとつ。派手な人気ではないのだけれど、抜群の安定感と実直さで、どのアルバムも裏切られることはない。「メイズが好き」なんて人に出会うと、「ムム、お主、なかなか分かっとるな」となる。

最新号のレコードコレクターズ誌の特集【ソウル・ファンクBEST100】に参加させてもらった時も、自分が推薦する20作品の中にメイズを入れたい、と思っていた。日本では地味だけれど、本場ソウル・ファンの間での人気は絶大だからね。それに、こうした70年代の生き残りみたいな良心的グループが選ばれなくてどーする?、みたいな気持ちもあった。ところが、とりわけ優れたアルバムがあるわけではないし、シーンに大きな影響を与えたでもない。アルバム単位で優先順位をつけていくと、どうしても上位20作からこぼれてしまうのよ。うーみゅ、残念…。

で、このメイズのライヴDVD。ステージに定評がある連中だけに、ライヴDVDは何本も出ているけれど、94年収録のこれがどうやら最新のモノみたいだ。ちょうど『BACK TO BASICS』が出た時の、ロンドン、ハマースミス・オデオン公演。ツイン・キーボードの片割れは、現在日本で活動中のフィリップ・ウーである。

作品同様、ステージは至ってシンプル。演出らしい演出もなく、コケ脅し的なアレンジもなく、代表曲の数々をひたすら真面目に、ストレートに歌ってプレイする。でもそれが小気味イイんだ。オーディエンスもやや年齢層が高く、大人のノリ。

80年代に2〜3度来日公演を行なっているメイズだけれど、残念ながらカナザワは未体験。今度こそ!と思ってはいるのだけれど、マニアックな人気に止まっている日本じゃ、もうギャラの釣り合いが取れないんだろうな〜。この際、他のライヴ映像も買っちゃおっかなぁ〜 このロンドン・ライヴは既に入手困難みたいだけれど、ユニバーサル・プレイヤーがあると他のDVDをメチャ安でゲットできますよ!