2008年04月06日

■ FULL MOON feat. NEIL LARSEN & BUZZ FEITEN

8a43eae8.jpgこの春からスタートするワーナー・ブラザーズ50周年記念リイシューのアイテム、『FULL MOON feat. NEIL LARSEN & BUZZ FEITEN』のライナー書き。平たく邦題で言えば、ラーセン=フェイトン・バンドのセカンド『フル・ムーン』って言う、82年モノですな。



どうもヒット曲<Who'll Be The Fool Tonight(今夜は気まぐれ)>入りの『LARSEN-FEITEN BAND』の影に隠れてしまいがちなこのアルバム。でもシングル・ヒットがなかったというだけで、内容的にはまったく遜色はない。前作ではバジーのみならずニールまでヴォーカルを取ったりしていたが、今回はバジーが歌モノ、ニールがインストと役割分担が明確になり、焦点が絞り込まれている。前作よりラテンっぽい曲が増えたのも、そうした傾向の余波だろう。

デヴィッド・サンボーンがゲスト参加して彼らしいソロを聴かせたり、バック・ヴォーカルにラリー・ジョン・マクナリーの名があったのも嬉しいところ。おそらくバジーが彼の『LARRY JOHN McNALLY(シガレット&スモーク)』に参加したお礼に、ということだろう。さらにベースは、凖レギュラー的なポジションにいるウィリー・ウィークスに加え、イエロージャケッツのジミー・ハスリップも2曲プレイ。ツアーでベースを任される若手ヴァーノン・ポーターは、コーラスでクレジットされている。

オリジナル・フル・ムーンとラーセン=フェイトン・バンドの違いは、音楽的なものより、むしろ精神面だったよう。時代が時代だけに、ブラザー・ディンウィディを核にしたバンドの一体感や共同体意識がモチベーションを高めた。しかしラーセン=フェイトンでは純粋に音楽性を追求し、よりポップで洗練度の高いサウンドをクリエイトした。しかし実際にライヴなどで演奏すると、ニールとバジーが均衡を保って一緒にプレイすれば、それがフル・ムーンそのものになることに気づいたのだろう。また彼ら自身、ツアーで世界各地を回り、フル・ムーンが今や伝説化していることに驚いたとも語っている。だから名義が変わろうとも、中身はそのまま。ファーストと同じように楽しんで欲しいと思う。

なお今回のリイシューは、こちらのみ(5月28日発売)。ファーストはすでにForever Youngシリーズで再発済みだ。



lightmellow at 23:50 │Comments(3)TrackBack(0)clip!AOR Light Mellow  | Reisssue

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この記事へのコメント

1. Posted by きゃろる    2008年04月13日 20:45
金澤さんこんばんわ。
質問なのですが、このワーナー・ブラザーズ50周年記念リイシューはリマスターされるのでしょうか?。
2. Posted by べらんめえプログレおやじ    2008年04月14日 01:38
きゃろるさんと全く同じ質問。
それだけ要望が多いってことだし、逆にいえば現行盤が不満ってこと。
(輸入盤は知らないけど)

それとWRITERS。サークル入って間もないころ、管理人さんに
電話して、いろいろ聞いたですよ。
ひそかに気に入ってたので
嬉しい再発です!
3. Posted by kanazawa    2008年04月14日 11:07
Wounded Birdの2in1盤は、当然リマスターされてるワケですが、多分最新機材を通しただけの器械的リマスターでしょう。

で、今度のですが、シリーズ全体についてはよく分かりません。でもこのフル・ムーンに関しては、日本サイドでのリマスターが行なわれるようですよ。

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