2008年04月22日

■ ORGAN J. / 重実徹

a1d30b7e.jpg所用を済ませてから、青山某所で行なわれる小林香織コンベンション・ライヴへ。6月25日に出ることになっている4thアルバム『SHINY』がいよいよ完成ということで、その関係者へのお披露目なワケだ。昨日撮ったばかりというジャケ写も、ちょいとセクシーに大人っぽくなった彼女がいて、なかなかイイ感じ。



新しい音もCD−Rで頂戴したけど、ココで紹介するにはまだ早いか…という雰囲気なので、それはまた折りを見て。でも彼女自身「死ぬ気で作った」と豪語してるだけあって、かなりの力作になっているのは間違いない。そこでプロデューサーとしてコラボレイトし、彼女を支えているのが、山下達郎やMISIAでお馴染みのkyd奏者、重実徹。現在では売れっ子アレンジャーとして、最も多忙なミュージシャンのひとりだ。この日のコンベンション・ライヴでも、彼が日野賢二(b)やハンク西山(b)のいるバンドを取り仕切っていた。

その重実氏が00年に、ビクター傘下のaosisレーベルに吹き込んだのが、この『ORGAN J』。多分コレが唯一のリーダー作だと思う。サンタナのグレッグ・ローリー(後にジャーニーへ)やグレッグ・オールマンに感化されてオルガンを弾くようになったというだけあって、そのフィーリングはジャズというよりロック。タイトルこそオルガン・ジャズを連想させるが、実際はコンテンポラリーなフュージョン・サウンド。しかもベーシックは打ち込みで、そこに生のホーンやパーカッションを加えて彩りをつけている。…とはいえ、打ち込みとはいっても、そこはレコーディングのために鳴りの良いハモンドをアチコチ探しまわったというコダワリ派。打ち込みの利点を生かした手法で、120%納得の仕上がりにはなっている。

全6曲中半数がカヴァー。しかもマルコス・ヴァーリ作/ワルター・ワンダレイでヒットした<Summer Samba>、アース・ウインド&ファイアー<That's The Way Of The World>、プロコル・ハルム<青い影>と、並びは一見支離滅裂である。でも通して聴くと違和感などサラサラなく、何とも心地良い感情に満たされる。スタイル的にはスムース・ジャズだが、ちゃんと自己主張のあるスムース・ジャズだな。中古でもイイから、その筋のファンは要チェック。







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