2008年05月03日
■ IN FLIGHT / ALVIN LEE & CO.
世間はゴールデン・ウィーク後半に突入。ところが我が家では、相方は普通に出勤。カナザワ本人は一応ピンチを脱したものの、まだ連休明けに締切を抱える身である。なのでひとまず今のうちに、遅れまくってるブログをせっせと書いてたりして。で、ネタは唐突にアルヴィン・リー。彼はテン・イヤーズ・アフターの首謀者であり、ロック界屈指の早弾きギタリストとして一世を風靡したテクニシャンだった。そのアルヴィンが74年にグループを解散させ、ソロ・ツアーを開始。その模様をライヴ・レコーディングし、実質的な初ソロ・アルバムとして発表したのが、この『IN FLIGHT』である。
ここでのアルヴィンは、グループ時代とは一転、ブルー・アイド・ソウル的な質感を持つ新曲と彼のルーツである古いロックン・ロールをファンキーにアレンジして聴かせている。プレスリーの<冷たくしないで>があるが、アルヴィンがギターを始めるキッカケを与えてくれたのが、エルヴィスのギタリストであるスコッティ・ムーアだった。
こうした路線は、やはりファンには戸惑いを以て迎えられたのだろう。彼自身はジャズなどにも興味を持っていたようだが、世間が求めたのはテン・イヤーズ・アフターのハードなサウンドだった。そしてこのアルバムは英本国では不発に終わり、逆に米国ではそこそこヒットする。まさにそうした音なのだ。おそらくこの頃のアルヴィンは、アヴェレイジ・ホワイト・バンドあたりに感化されていたに違いない。
実際ここでバックを務めるのは、ロバート・パーマーとエルキー・ブルックスを売り出したヴィネガー・ジョーに在籍したティム・ヒンクリー(kyd)、キング・クリムゾンからアレクシス・コーナーズ・スネイプと進んだメル・コリンズ(sax)とイアン・ウォーレス(ds)、英国スワンプの名グループ:グルース・バンド出身のアラン・スペナー(b)とニール・ハバード(g)、そしてコーラス陣にパディ・マクヒュー、フランク・コリンズ、ダイアン・バーチの3人だった。そしてこの時、ヴォーカル3人が“ココモ”としてメンバー紹介されている。カナザワ的には、ココがこのアルバムの重要なトコロだ。
そう、このアルバムは、ココモが結成され、バンドとして体制を整えていくプロセスで産み落とされたライヴ盤なのだ。すなわちアルヴィンのバックで意気投合したシンガー3人組とグリース・バンドの2人、メル・コリンズが合流。更に元アライヴァルのトニー・オマリー(kyd/後に10CCへ)、ブライアン・オーガーとプレイしていたジム・マレン(g/後にモリッシー=マレン)などが加わり、ココモがデビューするのである。この『IN FLIGHT』ではアラン・トゥーサン<Freedom For The Stallion>がリメイクされているが、ココモのアルバムでもトゥーサンの曲をカヴァーしているとことを見ると、そのあたりはきっとバック陣のチョイスだろう。なのにライナーではココモにはほとんど触れてなくて、ちょっぴり残念なのだが…。
ま、早弾きバリバリのアルヴィンを期待すると、肩透かしを喰らうのは事実。でも敢えてバンド名義を掲げ、アンサンブルの一員として演奏する彼の心意気は本物です。
ちなみに翌75年に発表されたスタジオでのソロ作『PUMP IRON!』では、ベースにボズ・バレルが加わり、完全にクリムゾン〜スネイプ・チームとのコラボレイトになる。ただしかなりノリの良いファンキー・チューンがある一方で、ちょっと取っ散らかった印象も。アルヴィンがスターになれなかったのは、ジェフ・ベックに対するマックス・ミドルトンやヤン・ハマーのような参謀役に恵まれなかったからではないかな??
なお『PUMP IRON!』のタンクトップ・ジャケは、実はボディ・ペインティング。モデルは、ボディ・ビルダー時代のアーノルド・シュワルツネッガー知事だそーです。
ここでのアルヴィンは、グループ時代とは一転、ブルー・アイド・ソウル的な質感を持つ新曲と彼のルーツである古いロックン・ロールをファンキーにアレンジして聴かせている。プレスリーの<冷たくしないで>があるが、アルヴィンがギターを始めるキッカケを与えてくれたのが、エルヴィスのギタリストであるスコッティ・ムーアだった。
こうした路線は、やはりファンには戸惑いを以て迎えられたのだろう。彼自身はジャズなどにも興味を持っていたようだが、世間が求めたのはテン・イヤーズ・アフターのハードなサウンドだった。そしてこのアルバムは英本国では不発に終わり、逆に米国ではそこそこヒットする。まさにそうした音なのだ。おそらくこの頃のアルヴィンは、アヴェレイジ・ホワイト・バンドあたりに感化されていたに違いない。
実際ここでバックを務めるのは、ロバート・パーマーとエルキー・ブルックスを売り出したヴィネガー・ジョーに在籍したティム・ヒンクリー(kyd)、キング・クリムゾンからアレクシス・コーナーズ・スネイプと進んだメル・コリンズ(sax)とイアン・ウォーレス(ds)、英国スワンプの名グループ:グルース・バンド出身のアラン・スペナー(b)とニール・ハバード(g)、そしてコーラス陣にパディ・マクヒュー、フランク・コリンズ、ダイアン・バーチの3人だった。そしてこの時、ヴォーカル3人が“ココモ”としてメンバー紹介されている。カナザワ的には、ココがこのアルバムの重要なトコロだ。
そう、このアルバムは、ココモが結成され、バンドとして体制を整えていくプロセスで産み落とされたライヴ盤なのだ。すなわちアルヴィンのバックで意気投合したシンガー3人組とグリース・バンドの2人、メル・コリンズが合流。更に元アライヴァルのトニー・オマリー(kyd/後に10CCへ)、ブライアン・オーガーとプレイしていたジム・マレン(g/後にモリッシー=マレン)などが加わり、ココモがデビューするのである。この『IN FLIGHT』ではアラン・トゥーサン<Freedom For The Stallion>がリメイクされているが、ココモのアルバムでもトゥーサンの曲をカヴァーしているとことを見ると、そのあたりはきっとバック陣のチョイスだろう。なのにライナーではココモにはほとんど触れてなくて、ちょっぴり残念なのだが…。
ま、早弾きバリバリのアルヴィンを期待すると、肩透かしを喰らうのは事実。でも敢えてバンド名義を掲げ、アンサンブルの一員として演奏する彼の心意気は本物です。
ちなみに翌75年に発表されたスタジオでのソロ作『PUMP IRON!』では、ベースにボズ・バレルが加わり、完全にクリムゾン〜スネイプ・チームとのコラボレイトになる。ただしかなりノリの良いファンキー・チューンがある一方で、ちょっと取っ散らかった印象も。アルヴィンがスターになれなかったのは、ジェフ・ベックに対するマックス・ミドルトンやヤン・ハマーのような参謀役に恵まれなかったからではないかな??
なお『PUMP IRON!』のタンクトップ・ジャケは、実はボディ・ペインティング。モデルは、ボディ・ビルダー時代のアーノルド・シュワルツネッガー知事だそーです。
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この記事へのコメント
1. Posted by マツモトです
2008年05月04日 22:13
お久しぶりです。相変わらずお忙しいようですね。アルヴィン・リーは自分が高校生くらいの時初めて聞いてショックを受けたのを覚えています。まだ、レコード探せばあると思うけどライブの演奏が入っていてオクターブ奏法かをやっていてコピーできなかった記憶があります。スリーコードのかっこよくて簡単なA面の最後の曲を真似して楽しんでいました。たま、書き込みさせてもらいます。寝不足が続くようですが、体に気をつけて頑張って下さい。
2. Posted by kanazawa
2008年05月05日 08:10
>マツモトさん
どーもどーも、その後いかがですか?
アルヴィン・リー、なかなかイイですよね。
テン・イヤーズ・アフターだけで判断してはイケない人だと思います。
どーもどーも、その後いかがですか?
アルヴィン・リー、なかなかイイですよね。
テン・イヤーズ・アフターだけで判断してはイケない人だと思います。
3. Posted by マツモトです
2008年05月05日 20:34
ありがとうございます。テン・イヤーズ・アフターが出そうで出てきませんでした。アルバムもテン・イヤーズ・アフターでした。確か夜明けのない朝だったと思います。お忙しいと思いますが今月か来月くらい金澤氏が時間ができましたら代々木でもいかがですか。


