2008年06月11日

■ TRUE / SPANDAU BALLET

2451e758.jpg少し前のデュラン・デュラン初期4作のように、80'sのブリティッシュ・ロック・インヴェンジョン物をEMI JAPANが積極的に紙ジャケ化している。次に出てくるのは、カルチャー・クラブ、そしてヴァージン移籍後のジャパンですか!? 個人的に待っているのは、ミッジ・ユーロ加入後のウルトラヴォックス。問答無用にカッコ良かったし、一時は沢田研二がパクったりしてましたね。



そんな中、カナザワにも突然お鉢が回ってきた。えっ、英国モノでしょ? ニュー・ロマンティックでしょ? オレでいいの? でもそれがスパンダー・バレエだったから、何となく納得。この筋では最も愛着のあるグループだしねぇ。

で、依頼を受けたのは、<True>の大ヒットを受けて制作された通算4枚目『PARADE』。84年当時は結構耳にしていた一枚だ。ところが珍しくCDが見当たらない。我が家のライブラリーは、目的のブツを見つけ易いように整理整頓をモットーにしているのだが、ラックに収まっていたのは『TRUE』やEpic移籍後のアルバムだけ。あちゃー、こりゃあもしかしてカセットに録って聴き潰したまま、買い直してなかったか。そこで監修某氏にコピーを頼み、すぐ送っていただいた。が、到着したまま放置プレイしてたのがマズかった。締切が近づいてきたのでそろそろ取り掛かろうと、プレイヤーに入れてみたら、中身はヲイヲイ、これはセカンドの』DIAMOND』なんじゃないの!? …ってなワケで、到着待ちの間に進められる所は進めておこうと。

しっかしこのバンド、やっぱりこの3枚目『TRUE』で大化けしたのは間違いないね。デュラン・デュランやカルチャー・クラブは、最初から個性の強さで勝負して勝ち組になったイメージだけれど、スパンダー・バレエは良くも悪くも“ニュー・ロマンティック”の看板から脱却できちゃいなかったと思う。ところが名バラード<True>で世界的人気を獲得、疾走感溢れる<Gold>で追い打ちをかけ、といった感じで、見事自分たちのポジションを獲得した。方向性としては、ニュー・ロマ系らしくヨーロッパ・スタイルの耽美的ダンス・ポップ・ロック・サウンドだけれど、作りがちょっとマニアックなのがポイント。特にEpic移籍後は人気に翳りが出てきたが、カナザワはむしろこの時期の方に愛着を持っていたりする。

一般的に言って、英国・欧州勢は個性を武器に世界で勝負するのに対し、米国勢はどうしてもエスタブリッシュされてしまうというか、幅広くポピュラリティーを得ようと普遍化していく傾向が強い。結局国土が広すぎて、東で受ける個性も西では通用しないとか、いろいろあるんだろうな。それだけに、80年代のブリティッシュ・ロック・インヴェンジョンは、テクノ系とかダンス系など多少の毛色の違いを孕みつつも、なかなか貴重な注目すべき動きだったのでは?

それにしても、久々にジックリ聴いた<True>の美しいこと。
ひと晩中ずっとマーヴィンを聴いている。
これがボクの魂の音なんだ




lightmellow at 23:50 │Comments(3)TrackBack(0)clip!Rock 80's〜  | Reisssue

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この記事へのコメント

1. Posted by べらんめえプログレおやじ     2008年06月13日 08:42
貴族趣味というか、スノビズムっていうんだっけ?
こんな響きの音はそんなにないですよね。
もしかしたら自分が知らないだけかも知れませんが…。

強いて言えば、マイク&ザ・メカニックス( ̄■ ̄;)!!あたりと
地続きのカンジがするけど、どうなんだろう?
2. Posted by kanazawa    2008年06月14日 10:49
まぁ、ソウルに影響を受けた英国産アーティストという点では、共通点あると思います。
マイク&ザ・メカニクスの方は自然な大人感覚、Sパンダー・バレエは気取ったオシャレ感覚ですけど、他のニュー・ロマ系に比べりゃはるかに音楽的なバンドだと思いますですよ。
3. Posted by sugi    2008年06月15日 21:11
あら、スパンダーバレイ登場とは。
当時の英国勢の攻勢の中でも、きわだって
スタイリッシュでキラキラしたバンド。
このTrueの美しさにはビックリしましたもん。
そして想い出す、あの頃の風の匂いと、ほろ苦い思ひ出(苦笑)。
そんな情景をよみがえらせるTrueってすごい。

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