2008年06月14日
■ BRINGING BACK THE FUNK / BRIAN CULBERTSON
スムース・ジャズの鍵盤貴公子:ブライアン・カルバートソンの最新作は、脱スムース・ジャズのゴージャス・ファンク・アルバム。ブックレットには「Why a funk record?」という問いに対するコメントがある。ジャケの子供は、アース・ウインド&ファイアーを聴いている33年前のブライアン。そう、これはまさに彼のルーツなのだ。まずノッケからの登場は、かのブーツィー・コリンズ。バックにもバニー・ウォーレル(kyd)、メイシオ・パーカー&フレッド・ウェズリーのホーンズに、リッキー・ピーターソン(kyd)、シェルドン・レイノルズ(g)、ボビー・ワトソン(b)、マイケル・ブランド(ds)、レニー・カストロ(perc)というJB+プリンス+E.W.&F.+ルーファスという超豪華メンツ。パーティーSEにはモーリス・ホワイトの名もあったりする。
続いて2曲目は、シェルドンの仕掛けで、レイ・パーカーJr.とポール・ジャクソンJr.というギター・カッティングの名手競演に、こちらも元E.W.&F.のラリー・ダン(kyd)まで。ホーンはグレッグ・アダムス+リー・ソーンバーグ+トム・スコット+エリック・マリエンサルという、ほとんどソロ・アクトばかりのラインアップ。どっひゃぁ〜、金かかってるぅ〜
そしてクール&ザ・ギャング<Hollywood Swinging>ではミュージック・ソウルチャイルドの歌とジェラルド・アルブライト(sax)をフィーチャー。ここでもシェルドン、レイ、ポールのトリプル・ギター競演で、トニー・メイデン(ex-Rufus)もクラップ&ギャング・ヴォーカルズの一員に。
更にラリー・グラハム&ロニー・ロウズの共演曲はクルセイダーズともっとファンキーにした感じだし、タワー・オブ・パワー<You Got To Funkfire>では2曲目のホーン隊が本家張りのラッパを炸裂させる。もちろんアレンジは元本家グレッグ・アダムス。ギターはトニー・メイデンで、何故かデヴィッド・パックがコーラスをつけていたり。ヴォーカルのチャンス・ハワードもラリー・ブラッグス(現TOP)っぽくかなり吠えてる。
ビル・ウィザース<The World Keeps Going Around>はレディシの歌で、ダニー・ハサウェイの名曲<Voices Inside>はエディ・ミラーの歌とローズ、デヴィッド・T・ウォーカーのメロウ・ギターをメインに。加えてラリー・ダンとの共作曲<The Groove>やモーリス・ホワイトも作曲陣に名を連ねた<Let's Stay In Tonight>では、元E.W.&F.人脈がガッチリとサポート。
ふぅ、疲れた
……とまぁ、ちょいとビックリな内容。確かにブライアン自身のピアノはスムース・ジャズっぽいプレイだったりするのだけれど、とにかくE.W.&F.を中心に、Pファンクやらクール&ザ・ギャングやらタワー・オブ・パワーやらと、趣味丸出しの選曲やアレンジが嬉しいし、「好きなんだねぇ〜」と微笑んでしまう。その人肌感覚のサウンドが、耳に心地良いのだ。スムース・ジャズに求められる本当のスムースさというのは、こうしたタッチ、メロディと音色の優しさなんじゃないか。そこにミュージシャン個々の表現が聞こえてくる。
しかしながら、ある著名ミュージシャンが某誌編集長に語った話では、スムース・ジャズ作品の制作現場では、当のミュージシャンの自由裁量が極めて少ないという。例えば、アドリブ・ソロはできるだけ短く、ドラムやベースだけのブレイクは何小節以内、イントロの長さはこれだけとかと、プロデューサーからアレやコレやと指示されるそうだ。それはとりもなおさず、スムース・ジャズ・ステーションでオンエアされるために行なわれること。もちろん売れるのは重要だけれど、それじゃあ何のための音楽なのか? 最近はフォーマットがガチガチに固まり過ぎたせいか、少しづつ改善されているようだけれど、ブライアンのようにやりたいコトができるまでには、並大抵のコトではないようだ。
続いて2曲目は、シェルドンの仕掛けで、レイ・パーカーJr.とポール・ジャクソンJr.というギター・カッティングの名手競演に、こちらも元E.W.&F.のラリー・ダン(kyd)まで。ホーンはグレッグ・アダムス+リー・ソーンバーグ+トム・スコット+エリック・マリエンサルという、ほとんどソロ・アクトばかりのラインアップ。どっひゃぁ〜、金かかってるぅ〜

そしてクール&ザ・ギャング<Hollywood Swinging>ではミュージック・ソウルチャイルドの歌とジェラルド・アルブライト(sax)をフィーチャー。ここでもシェルドン、レイ、ポールのトリプル・ギター競演で、トニー・メイデン(ex-Rufus)もクラップ&ギャング・ヴォーカルズの一員に。
更にラリー・グラハム&ロニー・ロウズの共演曲はクルセイダーズともっとファンキーにした感じだし、タワー・オブ・パワー<You Got To Funkfire>では2曲目のホーン隊が本家張りのラッパを炸裂させる。もちろんアレンジは元本家グレッグ・アダムス。ギターはトニー・メイデンで、何故かデヴィッド・パックがコーラスをつけていたり。ヴォーカルのチャンス・ハワードもラリー・ブラッグス(現TOP)っぽくかなり吠えてる。
ビル・ウィザース<The World Keeps Going Around>はレディシの歌で、ダニー・ハサウェイの名曲<Voices Inside>はエディ・ミラーの歌とローズ、デヴィッド・T・ウォーカーのメロウ・ギターをメインに。加えてラリー・ダンとの共作曲<The Groove>やモーリス・ホワイトも作曲陣に名を連ねた<Let's Stay In Tonight>では、元E.W.&F.人脈がガッチリとサポート。
ふぅ、疲れた
……とまぁ、ちょいとビックリな内容。確かにブライアン自身のピアノはスムース・ジャズっぽいプレイだったりするのだけれど、とにかくE.W.&F.を中心に、Pファンクやらクール&ザ・ギャングやらタワー・オブ・パワーやらと、趣味丸出しの選曲やアレンジが嬉しいし、「好きなんだねぇ〜」と微笑んでしまう。その人肌感覚のサウンドが、耳に心地良いのだ。スムース・ジャズに求められる本当のスムースさというのは、こうしたタッチ、メロディと音色の優しさなんじゃないか。そこにミュージシャン個々の表現が聞こえてくる。しかしながら、ある著名ミュージシャンが某誌編集長に語った話では、スムース・ジャズ作品の制作現場では、当のミュージシャンの自由裁量が極めて少ないという。例えば、アドリブ・ソロはできるだけ短く、ドラムやベースだけのブレイクは何小節以内、イントロの長さはこれだけとかと、プロデューサーからアレやコレやと指示されるそうだ。それはとりもなおさず、スムース・ジャズ・ステーションでオンエアされるために行なわれること。もちろん売れるのは重要だけれど、それじゃあ何のための音楽なのか? 最近はフォーマットがガチガチに固まり過ぎたせいか、少しづつ改善されているようだけれど、ブライアンのようにやりたいコトができるまでには、並大抵のコトではないようだ。
トラックバックURL
この記事へのコメント
1. Posted by tower
2008年06月24日 23:30
いつもホントにこちらは良い情報源にさせていただいております。
TOPのカバー、とりわけ"You Got To Funkifize"が入ってるとなれば即座に反応してしまう相変わらずの体質なので早速購入しました(ちとコメは遅くなりましたが)。
で、個人的には"Funkifize"カバー云々以前にアルバムとして楽しめる盤でした、結構多くの曲がGo-Goノリだったりして。
普段あんまりSmooth Jazzって意識して聴くことがないので、Brianさんが他の盤でどういう感じなのかわからないのですが、その辺も今度聴いてみたいと思います。
2. Posted by kanazawa
2008年07月07日 11:13
この人のスムース・ジャズは、安心して聴けますね。適度な刺激もあるし。
でもココまでトンガッてるのは、他にはないですヨ。
でもココまでトンガッてるのは、他にはないですヨ。

