2008年06月23日

■ RICKIE LEE JONES

f0fc5348.jpg2本ほどライナーを書かせて戴いたワーナー・ブラザーズ創立50周年記念【Forever Young】スペシャル・リリースの中から、きょうはコレをじっくりと。選曲とかのついでにツマミ聴きすることはままあったが、今回は待望の初デジタル・リマスターですから!



このリッキー・リーのデビュー・アルバムが出たのは、79年のこと。そこからダルで奔放なイメージの<Chuck E's In Love(恋するチャック)>が全米4位をマークし、彼女は一躍スターダムへ駆け上がった。この年のグラミー賞でも4部門にノミネート。実際の受賞は最優秀新人だけだったが、良い方に転げていたら、もしかしてノラ・ジョーンズみたいな状況になっていた可能性もなくはない。それくらいリッキー・リーのデビューは鮮烈だったし、その自然体の姿に目・耳を引かれたものである。

アルバムにしても、ノッケから<Chuck E's In Love>で夢見心地に誘われるワケだが、すぐに<On Saturday Afternoon in 1963>の気品に心洗われ、また<Night Train>で夜の彷徨いへ…。裏ぶれた場末の雰囲気に身を穢しながら、ハートだけはいつも凛としていて決して汚されることがない。その危うさこそ、リッキー・リーの魅力だ。

もちろんそれは、彼女ひとりでは支えきれなかったものだろう。落ちるのはいとも簡単である。助けたのは、プロデューサーであるレニー・ワロンカーとラス・タイトルマン。作り過ぎず、また勝手気侭を許すでもない。その絶妙な手綱さばきが、本作最大のポイントだろう。スティーヴ・ガッドにジェフ・ポーカロ、ウィリー・ウィークス、マイケル・マクドナルド、ラーセン=フェイトンにクラッキンの面々などメンツもスゴいのだが、そんなのどうでも良くなってしまう。ドクター・ジョンとランディ・ニューマンの参加も、タイトルマンだからこそ成せたワザ。ニック・デカロとジョニー・マンデルというストリングス・アレンジャーの使い分け、前述<On Saturday Afternoon in 1963>と<After Hours>を一発録りにしたあたり、その真骨頂と言えそうだ。

<Company>、涙チョチョ切れのこの名曲は、カナザワ生涯のトップ10バラードに入るかも。





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この記事へのコメント

1. Posted by じょん    2008年07月04日 08:18
や〜うれしいりっキーさんがこの舞台に!。いないんですよね周りに彼女を知ってる人。これを気にこのボーカルのすばらしさを知ってほしい。彼女のボーカル、惚れ惚れするんですが、この人が好きならこの人もどうぞみたいな人紹介してもらえませんか師匠!
2. Posted by kanazawa    2008年07月07日 11:23
やっぱり真っ当なトコロで、ジョニ・ミッチェルとかローラ・ニーロになっちゃいますが。
あとローラ・アランね、これはイイ。
3. Posted by じょん    2008年07月07日 17:54
ありがとうございます。ローラさん、座ってるファーストのを手に入れてありますが聴いてなかったです(~_~;)前のめりになって聴いてみます、ありがとうございます。
4. Posted by kanazawa    2008年07月11日 10:11
>じょんさん

また感想など,聞かせて下さいな。

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