2008年06月25日

■ LISTEN NOW / PHIL MANZANERA - 801

838fc8da.jpgロキシー・ミュージックのギタリスト、フィル・マンザネラ関連のアルバムが、ようやく紙ジャケでリイシューされた。彼のアルバムは、だいぶ前に彼自身のレーベルでボーナス・トラック入りで出し直しされていたのだが、ジャケのデザインが微妙に違っていて、どうも触手が動かなかった。なのでこのリイシューは素直に嬉しい。 ただ、何故にイーノとのプロジェクトによる名作ライヴ『801 LIVE』だけ出なかったんでしょ? それだけが残念…



フィルのソロ作といえば、まず真っ先に上がってくるのが、ファースト『DIAMOND HEAD』だろう。プログレ度で言えば、同時期に創られたクワイエット・サン名義の『MAINSTREAM』か。

しかしカナザワが個人的にもっとも愛着を感じているのが、77年にリリースされたセカンド・ソロ『LISTEN NOW』だ。一応“801”との連名になっているが、イーノは申し訳程度にシンセなどを弾いているだけ。なので実質的にはフィルのソロと考えて良いだろう。才気走った面が薄れて、半ばAOR化したミクスチャー系の楽曲が目立ってきている。特にタイトル曲は、ファンキーなリフに乗って印象的なコーラスが淡々と運んでいく好曲。叙情的なインスト<Island>なんてのもある。そのあたりはさすがにロキシーの一派、ひと筋縄では収まらない。サウンド・トリートメントは、まさしく超感覚派マンザネラの面目躍如だ。

サポート陣もなかなか多彩で、801流れのビル・マコーミックやサイモン・フィリップス、ロキシーの同僚エディ・ジョブソンに、ゴドリー&クリーム、メル・コリンズ、デイヴ・マタックス、ティム・フィン等など。ただしリード・ヴォーカルがどうもいただけない。サイモン・エインリーという男が歌っているのだが、これがどうにも没個性的で印象が薄くて…。イーノじゃなくても、ケヴィン・ゴドリーとかティム・フィンに歌わせりゃ良かったのにねぇ。

でも、その薄さも、フィルの個性か…。ここで誰かにガツンと歌われてしまったら、フィル自身の影が薄くなってしまうかも。ま、どちらにせよ、このアルバムは大好きなんですけど



lightmellow at 23:50 │Comments(3)TrackBack(0)clip!Rock Classic  | Reisssue

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by べらんめえプログレおやじ    2008年07月05日 11:17
暑くなってきましたなぁ。

いつもながら管理人さんの懐の深さに脱帽。
クワイエット・サンですか。へへへ...

フィル・マン(略すな!)の「ダイヤモンド…」って
列車のジャケのやつですよね。当時の音楽誌のロキシーの広告の
下段でひっそりと出ていたような..
さすがにこの辺は未聴です。2ndがなかなかいいんだ。ナルホド。

そうそう、リッキー・リー。
「パイレーツ」を先に買ったのですが、音は結構良くなってますよね。
ではお仕事、がんばって下さいまし。

2. Posted by k1ono    2008年07月05日 12:17
フィルマンのソロは基本揃えています。
「801 LIVE」ではビートルズのカヴァーなども秀逸の仕上がりですね。パンク辺りの影響も受けた次作の「K-SCOPE」もポップで個人的には好きです。
3. Posted by kanazawa    2008年07月07日 11:32
ご両人、まいど。

カナザワもフィル・マンは『K-SCOPE』までだなぁ。スプリット・エンズも絡んでましたっけね。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
HOME
Light Mellow on the Web
6月13日 【Program】を更新!
Topics
■デヴィッド・ロバーツ来日決定!
26年ぶりの新作を引っ提げ、初のジャパン・ツアーが実現します。

10月4日(土)
   渋谷クラブ・クアトロ
10月6日(月)
   心斎橋クラブ・クアトロ
10月7日(火)
   名古屋クラブ・クアトロ
10月8日(水)
   渋谷クラブ・クアトロ



新作インタビューも掲載中。
ココをClick!
LightMellow's Choice
カナザワがプロデュースする
     厳選CDシリーズ

 ■LightMellow's Choice■

★デヴィッド・ロバーツの大ヒット盤、新装プラケで再発売。








ブログ記事へ





Recommend
 ◆いまのイチ押し◆
ロビー・デュプリー最新作
『TIME AND TIDE』



ブログ記事へ

大好評・発売中。