3a585f73.jpg「ふ〜ん、聞いたことあるような、ないような名前だね…。音はどんななの?」
「ボニー・レイットに近いですね。ジャニス(ジョプリン)とも比較されてます」
「OK。じゃあ書かせてもらうよ」

そんなヤリ取りがあって引き受けた輸入盤レビュー。CDが届いて、音を聴きながらクレジットを眺めていて、ふと気づいた 「あ、コレってデレク・トラックスの年上女房ぢゃん!」

マトモに音を聴くのは初めてだけれど、前回はカヴァー集だったそう。すると今回は彼女のシンガー・ソングライター的側面を強調したってことか。実際デレクとの共作はもちろん、トニー・ジョー・ホワイトやドイル・ブラムホール、トミー・シムズ、意外なトコロではジャズ・シンガーのソーニャ・キッチェルなどとも曲を書いている。あとアラン・トゥーサンの曲を取り上げたりも。

デレクの流麗なスライドも心地良い、パキッと痛快な男気溢れる女性ブルース・ロッカーのナイスな新作です。