235ca017.jpgブルーノートから出た『STILL SMALL VOICE』以来となる、約5年ぶり通算7作目のリーダー作。リッキー・マイナーのバンド・メンバーとしてアメリカン・アイドルのツアーをサポートしているから、さぞ多忙なのかと思いきや、シッカリやるべきことはやっていたワケだ。しかもコレが初の自主制作でもある。

しかもその内容が、なかなかイケてて。ギター・プレイは言わずもがなだけど、ずっと曲を書いては作り貯めていたのか、メロディの美味しい曲が多い、アコギの曲は、何処となくアール・クルーっぽかったりも。

スティーヴィーの<Don't You Worry About A Thing>、リロイ・ハトソン作でジェイムス・リースのヴォーカルをフィーチャーした<Can This Be Real?>、そしてコモドアーズの名曲<Easy>のカヴァーもあり。でも一番グサッと来たのは、ルーサー・ヴァンドロスに捧げた<Ballad For Uncle Ronnie>。この曲を聴いてると、いつ、あのヴェルヴェット・ヴォイスが聴こえてきても不思議じゃありません。

PAUL JACKSON, JR.: Lay It Back