2009年10月28日
■ LOVE IS THE ANSWER / BARBRA STREISAND
復活ホイットニーと、公私共に絶好調のマライアによるそれぞれニュー・アルバム、そしてマドンナのベスト・アルバムという大物女性シンガーが、三つ巴の激しいデッドヒートを演じているかのような、09年末のポップス界。だがそれを尻目に、英米チャートを優雅に制してしまったのは、日本では一向に人気が上向かないバーブラ・ストライサンドのスタンダード・アルバムだ。彼女の新作は、バリー・ギブとの再共演盤『GUILTY PLEASURES』以来、約4年ぶり。プロデュースは、なんと、いま一番の売れっ子ジャズ・シンガーであるダイアナ・クラール。そして彼女をサポートしたのは、御大トミー・リピューマとエンジニア:アル・シュミットの名コンビ。つまり、バックのメンバーを含めて、スタッフはすべてダイアナを成功させたチームだ。言ってしまえばこのアルバム、バーブラとダイアナの共演アルバムなのである。ちなみに、アレンジ面の中核は、こちらもその筋の第一人者であるジョニー・マンデル。
ジャズ・スタンダードのカヴァー・アルバムや、ジャジー・ポップなヴォーカル・アルバムが粗製濫造される中、その手のアルバムを率先して出しそうなバーブラ。しかし彼女は、そうしたタイミングだけに、かえって慎重にどうするかを精査した。そこに素敵な出会いがあったのだろう。静謐でありながら、気品に満ちた超セレブな作品が産み落とされた。
しかもこのアルバム、通常盤と2枚組デラックス・エディションの2パターンがあって。通常盤は前述通りのオーケストラを従えたもの。そして2枚組は、通常盤を丸ごとダイアナのカルテットだけでプレイしたディスク2が入っているという、ゴージャスな内容だ。この時期、バーブラ with ストリングスのジャズ・スタンダード集というだけでリッチな気分になれるのに、バーブラは更にその上を狙っていたワケだ。
とりわけ、贅沢気分を満喫できたのは、カルテット・エディションの方。何と言うか、豪華なファーやドレスで着飾ってパーティーに出掛けるのではなく、今日はホテルのスウィートで2人きり、何も身につけずに過ごしましょ、みたいな…
貧乏暇ナシのカナザワも、この2枚で束の間のセレブ気分に浸りました…。
ジャズ・スタンダードのカヴァー・アルバムや、ジャジー・ポップなヴォーカル・アルバムが粗製濫造される中、その手のアルバムを率先して出しそうなバーブラ。しかし彼女は、そうしたタイミングだけに、かえって慎重にどうするかを精査した。そこに素敵な出会いがあったのだろう。静謐でありながら、気品に満ちた超セレブな作品が産み落とされた。
しかもこのアルバム、通常盤と2枚組デラックス・エディションの2パターンがあって。通常盤は前述通りのオーケストラを従えたもの。そして2枚組は、通常盤を丸ごとダイアナのカルテットだけでプレイしたディスク2が入っているという、ゴージャスな内容だ。この時期、バーブラ with ストリングスのジャズ・スタンダード集というだけでリッチな気分になれるのに、バーブラは更にその上を狙っていたワケだ。
とりわけ、贅沢気分を満喫できたのは、カルテット・エディションの方。何と言うか、豪華なファーやドレスで着飾ってパーティーに出掛けるのではなく、今日はホテルのスウィートで2人きり、何も身につけずに過ごしましょ、みたいな…

貧乏暇ナシのカナザワも、この2枚で束の間のセレブ気分に浸りました…。
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この記事へのコメント
1. Posted by fos 2009年10月29日 08:57
数あるAOR本、特集の中で、バーブラを入れてくれったのは金澤さんぐらいだと思います。私も70年代と80年代前半のバーブラは、正にまどろみのAOR、しかも、しっかりとした音楽プロダクションで完成された珠玉の名作群と確信しています。ジャケも細部まで美しい。こんな素晴らしい作品たちこそ、紙ジャケリマスタ化すべきなのに!予定ないのかな?
2. Posted by じょん 2009年10月29日 13:21
試聴してきました。ため息が出ますねこのボーカル。貫禄なボーカルです、圧巻。




