alan_oday_demoタワーレコード新宿店で行なわれた【アラン・オデイ初CD化記念スペシャル・トーク・イベント】にご来場下さいました方々、ありがとうございました。ハナ金の夜8時というビミョーな時間設定でしたが、長門芳郎さんとの初イベントということでかなり熱心な方々にお集まりいただき、感謝感激です。

当日のお出でになれなかった方のために、ザッと内容を紹介しますと…

まずはカナザワと長門さんが、今回リイシューになったアランの『APPETIZERS』と『OH JOHNNY!』から各1曲づつ。自分が『OH JOHNNY!』からジェイ・グレイドンのギター・ソロが印象的な<People Who Talk To Themselves>、長門さんが『APPETIZERS』からデビュー作からの再演だった<Caress Me Pretty Music>をチョイスしたが、偶然にも、お互いに相手がライナーを書いたアルバムから選んでいるのが面白い。

続いて、アラン・オデイ関連作からのネタを披露。カナザワはジャケを上に掲げたアランのデモ・アルバム『SONGS BY ALAN O'DAY』から、『APPETIZERS』でもセルフ・リメイクしている<Do Me Wrong, But Do Me>を。この曲はジャック・ジョーンズやジョニー・マティス、メル・カーターらが取り上げ、かのバーブラ・ストレイサンドも吹き込んでいるそう(お蔵入りしている)。ファーストと同じく73年頃に作られたにしては、リズム・ボックスなんか使っちゃってモダンな感じ。こういうをの聴くと、デモ・テープの完成度の高さがアランのアーティスト・デビューに繋がったというのがよく分かる。
対して長門さんの選曲は、ファン・クラブ内で発売されている『山下達郎CMコレクション Vol.2』から40秒あまりの<湾岸スキーヤー>と、ビーチ・ボーイズ〜ブライアン・ウィルソンのブレーンとして知られるジェフリー・フォスケットの<Fish!>。前者は93年に千葉の室内スキー場のCMになったが、リリースのタイミングを逸し、98年にアランが協力する形で少年隊がシングル化した。一方後者は、ご存知<踊ろよ!フィッシュ>のカヴァー。適当な英語版カヴァーが出回っていたので、アランが英詞をつけて公式ヴァージョンとした。このあたりは、やはり長門さんらしいナイスなセレクト。我が家にも達郎さんのCMコレクションはあるけれど、この曲なんてスッカリ忘却の彼方でしたから…。

そして最後は、我々2人がアランと一緒に再評価して欲しいアーティストをプッシュ。カナザワはメロウ期のレオン・ラッセル、長門さんは昨年末に監修された『ベアズヴィル・ボックス』の中から、数日前になくなったボビー・チャールズの曲をプレイした。

このあとは、アランがこの日のイベントのために用意してくれたお宝が当たる抽選会へ突入。日本未発の最新作『I HEAR VOICES』、アラン宅から発掘された7inchシングル、そしてTシャツなどが配られた。しかもすべてサイン入りである。中でもシングル盤は結構貴重なハズで、スタッフの中にも指をくわえて見ている人がいたりして…。かなり成り行き任せのイベントだったが、このアランからの有り難いプレゼントのお陰で、一応カタチにはなったかな?…と。ゲットした方、おめでとうございましたッ!

ステージ撤収後は、長門さんやスタッフと軽く打ち上げ。長門さんとはライヴや試聴会などで時折顔を合わせるのだけれど、いつもご挨拶と立ち話で終わってしまい、こうした席でお話をさせていただく機会は実は珍しい。氏のように、日本のポップス発展の一端を担った貴重な証言者に当時のことを聞くのは本当に勉強になる。是非ゼヒ、またどこかで。