robert_byrneユニバーサルのAORシリーズ、10月発売分のライナーを執筆開始。6作のうち2作を信頼できるライターさんにお願いするつもりだったが、諸般の事情で5枚を自分で書くことに。まずは初CD化時にも書いたロバート・バーンに着手。

今回のシリーズの目玉は、SHM−CDと紙ジャケットへの仕様変更/最新デジタル・リマスター。それに加えてこのロバート・バーンは、前回手が届かなかったシングル曲2曲をボーナス収録できることになった。これはアルバムの前に出された、おそらくデビュー・シングルのA/B面曲で、一方は彼のデビューのキッカケになったアメリカン・ソング・フェスティヴァルでグランプリを獲得した楽曲である。

でも実はこの曲、少々カントリーがかっていて…。だからライトメロウ的感性では、もう一曲の方がはるかに魅力的に映る。それこそアルバム本編人収録されていても、何ら遜色は無いほどに。もちろんロバート・バーン好きなら、聴き逃し厳禁。

それにしても、タイトル・トラック<Blame It On The Night>の甘美な響き、<That Didn't Hurt Too Bad>の狂おしきメロウネス、マック・マクナリーやレニー・ルブランが参加した<Pretended He's Me>の美しきハーモニー、グルーヴィーな<I Did It All For Love>と、前半の素晴らしさったら筆舌に尽くし難し! 後半では、ネッド・ドヒニーの<Valentine>やウィルソン・ブラザース<Like Yesterday>を髣髴とさせるジャジーな<Tell Me It's Over One More Time>にヤラレる。こういう魅力が分からない人は、AORファンとは認めたくないほど。