van_halen_1984愛煙家にとっては決断の日がやってきた。明日からタバコ大増税。カナザワが吸ってた頃は、まだ200円台半ばだったものが一気に400円超。CDなんて、レコード時代からほぼお値段据え置きなのにねぇ〜。(以下、禁煙のススメになるので、不快に思う方はスルーお願いします。悩んでいる方はご一読を)

自分が禁煙に成功したのは2度目の決心で。最初はヒィヒィ言いながらタバコを止めたのに、3年も経たないうちに復活してしまった。原因は当時勤めていた会社でのストレス。ところが2回目はほとんど苦労らしい苦労もなく、スッパリと禁煙成功。もちろん「吸いたい」と思う瞬間は度々あったが、それでも医者や薬に頼ることもなく、自分の心持ちだけでいとも簡単に克服できた。それからもう7〜8年になるのかな? あれ以来、一本たりともタバコを口にしていない。

この増税を前にして、各種の禁煙グッズを試したり、病院の禁煙外来を訪れる人も急増しているとか。でもニコチン中毒というのは、アルコールや麻薬の依存症に比べると、医学的には極めて弱いモノだと聞く。それこそ人間の精神力でどうにでもなるそうで、薬や台替品に頼ると逆にそれが止められなくなり、結局はタバコ復活に繋がるケースが多いらしい。要は習慣性の問題。タバコは身体ではなく精神的な依存症なのだと言う。そうなると、タバコが止められないのは、意志薄弱の証しということに。こんな不況下で就職難が長く続くと、就職試験の際、企業サイドはタバコをひとつの合否基準に用いるようになるかもよ。

そもそもヒトは何故にタバコを吸うようになるのか? それはズバリ、見栄でしょう? 時期はともかく、カッコよく見られたい、オトナに見られたい、誰もがそうやって初めての一本をクチにしたことと思う。あるいは、仲間外れにされたくない、みんな吸っているから、というのもあるかな。だから女性の社会進出と喫煙率増加は比例する。

でも今では、タバコは決してカッコ良いものではない。仲間ウチではそう見えても、社会的見地からすれば、むしろ蔑まれるのがオチ。ハッキリ言ってしまえば、タバコを止められない人は、悲しいかな、同情の目で見られているワケだ。特に今回、買いだめに走ってしまったような方々は、周囲から密かに哀れまれ、影で失笑を買っていると考えた方が良いかも。一方禁煙に成功した人は、貴方を見て優越感に浸るワケです。もし悔しいと思うなら、すぐにコチラ側の人になればいい。

タバコがないとイライラする。自分もかつてはそうだったから、その気持ちは理解できる。でも、そこは逆転の発想。じゃあタバコを吸わない人は、みんなイライラしているの? まさか つまりはタバコが吸えないからイライラするんじゃない。タバコを吸うからイライラするのだ。そう、タバコがイライラの原因。禁煙こそが貴方を苦悩から開放してくれるハズである。

ま、カナザワの禁煙成功に興味を持った方は、大ベストセラーの『禁煙セラピー』を熟読して下さい。それこそ、一字一句が頭に記憶されるほどに。カナザワもまずは納得するまで繰り返して読んだ。すると、突然モヤモヤが晴れるというか、その内容がスッキリ自分のモノになる瞬間が訪れる。ちょうど何かが閃いた時のように それからも、半年くらいの間は繰り返し読み直すことで、さほど苦しい思いをせずに禁煙できた。

ちなみにカナザワの愛煙時のタバコの量は、ほぼ一日一箱。明日からのタバコの値段で換算すれば、CDが5〜6枚買えますね。