bobby_caldwell_2ほぼ毎年恒例となっているボビー・コールドウェルのジャパン・ツアー。ベスト盤の選曲を任されたり、ほぼ全作の解説を書いたりしている縁もあり、今回は相方を伴ってビルボード東京初日のファーストに。このツアーは大阪から入ってきて、東京で一週間。金沢、札幌ではホール公演も予定されている。動員が少し心配だったが、祭日の初日ファーストということもあってか、ほぼ満員で大盛り上がり。ボビーには幸先の良いスタートになったんじゃないだろうか。(以下ネタバレあり)

オープニングは意外にも<Coming Down From Love>。そしてお珍しやの<Stay With Me>、<Janet>と続く。事前にAORセットだと聞いていたし、まあ、歌った楽曲自体はほとんどこれまでのライヴで取り上げたものばかりなのだが、コレだけ濃密な選曲は初めてかも。もしかして、『THE ULTIMATE BEST』が出た直後だから、これだけガチガチのAORセットにしたのかな? 最新作から一曲も演らなかったのには、ちょっとビックリ。とにかく何度となく観ているボビーのステージの中で、もっとも内容の濃いセットリストだったと思う。

そりゃあ〜確かに、5年前10年前に比較したら、声の伸びはなくなっている。センも少し細くなったか? でもそんなコトはほとんど気にさせないし、ボビー自身、これまでになく気持ち良さげに歌っていた。ピアニカをあそこまでセクシーにプレイする人はいないし、今回は新しいソロ作を出したばかりのマーク・マクミラン(kyd)の曲も披露。ギターを抱えてバックに廻った時のボビーも、いつになく楽しそうに見えた。

どうやら公演ごとに多少曲の入れ替えはやってるようで、この回では残念ながら<Come To Me>は聴けず。それでもこの日のパフォーマンスにはかなり満足!

1. Coming Down From Love
2. Stay With Me
3. Jamaica
4. Janet
5. Heart Of Mine
6. In The Name of Love
7. Cry
〜Patrick Lamb Solo〜
8. What You Won't Do For Love
9. Strut My Stuff (Mark McMillen)
10. All Or Nothing At All
11. Back In Fire
〜Encour〜
12. At Last