alessi_2カナザワが監修したユニバーサルさんの再発シリーズ “Light Mellow 2011” 。その7月発売分のラインナップは、昨日アップしたプレイヤーのファースト、いよいよ来日が発表されそうなジノ・ヴァネリの3作、そしてA&M時代のアレッシー4作品となる。今日はこの中から、アレッシーのセカンドをピックアップ。

一般的にはタイトル曲<All For A Reason(ただ愛のために)>で知られるアルバムながら、実はビー・ジーズ風の<Love To Have Your Love>、涙の名バラード<Avalon>、アレッシーらしい清涼感溢れる<London>など、聴きモノ多し。日本では美形双子デュオで名を売り、反対に米本国では苦戦を強いられたが、ガラス細工のように繊細でキラキラしたハーモニーが受けたのか、英国やヨーロッパで意外に人気が高い。このアルバムが地元ニューヨーク、ロング・アイランドの他にロンドンやスペインで録音されているのも、その辺りと無関係ではないだろう。

録音メンバーも、ジョン・トロペイ(g,arr)、スティーヴ・ガッド(ds)、アンディ・ニューマーク(ds)、ウィル・リー(b)、リチャード・ティー(p)、デヴィッド・サンボーン(sax)、ブレッカー・ブラザーズ(horn)らが参加。<Air Cushion>や<You Can Crowd Me>ではガッドとニューマークの強力ツイン・ドラムが躍動し、兄弟の歌声の線の細さをダイナミックなサウンド・メイクでフォローしている。

ちなみにこのアレッシーの4作は、02年CD化時のライナーがそのまま転載されているので(カナザワは1本も書いてません)、その後の動向について触れておこう。彼らは00年代に入って再結成し、現在までに『HELLO EVERYONE』(03年)、『JUST LIKE THAT』(05年)、ニュー・アルバムと最近のライヴのDVDをパッケージにした『LIVE! ALL OUR LIFE』(09年)をリリース。その他、アレッシーになる前に、元ブルー・マグースのペピー・カストロ(後にバランス)と組んでいたバーナビー・バイも再結成させている。