shanti_lotus2010年のメジャー・デビュー以来3作目のフル・アルバムとなる、SHANTIの新作『LOTUS FLOWER』が好調らしい。2月に限定リリースされたミニ・アルバム『LOVIN' YOU』は、発売直後にiTunesのジャズ・チャートで首位を獲得したそうで、いよいよ人気も本格化してきた感がある。

CDのオビには、“SUN & SEAがはぐくんだ、オンリーワンのオーガニック・ヴォイス”とある。まぁ、カナザワの見解としては、オーガニックというのはNOONのようにもっと落ち着いたシンガーを指すのであって、SHANTIはもう一歩コケティッシュなイメージ。でも “SUN & SEAがはぐくんだ”というフレーズはまさにドンピシャで、明るくキュートなルックスや歌声の印象と、少し大人びた音楽性や爽やかなセクシーさの危ういバランス感こそが、彼女の一番の魅力だと思う。だから、アラサー、アラフォー男がコロッと参ってしまうのだ。

サラブレッドだけに実力は申し分ないが、それを果たしてどう見せるか。何でもこなせる器だけに、そのディレクションが重要なポイントになる。やっぱり最高に光るのは、ジャジー・ポップなオリジナル・ナンバー。もちろんスロウも悪かないけど、少しハネたアレンジの方がSHANTIらしさがヴィヴィッドに伝わってくる。逆にバラード系で印象的だったのは、スティーヴィー・ワンダーのカヴァー<Overjoyed>。オリジナルのメロディを活かしつつも、新たなコード進行を加えて、原曲とは付かず離れずの距離感を保つ。ホイットニーの<Saving All My Love For You>は、時節柄ビミョーなチョイスになってしまったけれど、このアルバム終盤の、タイトル曲〜スティーヴィー〜<Galaxy>と進む流れには、仕事の手もピタッと止まってしまった。

こりゃー営業妨害ですぅ〜