montrose元キャスターの山口美江が誰にも看取られずに孤独死していた件に、少なからずショック 別にファンでも何でもなく、むしろ苦手なタイプだったが、生年月日がまるで同じなので、ちょっとは気になっていたものだ。そうしたら今度は、3月3日にロニー・モントローズが前立腺ガンで亡くなっていたと知り、絶句している(享年64歳)。

日本ではちょうどエドガー・ウインターの作品群が紙ジャケットで再発されたばかりだが、そのエドガー・ウインター・グループの初代ギタリストがロニー・モントローズだった。そう、かの大ヒット<フランケンシュタイン>のギターは、リック・デリンジャーではなく、ロニー・モントローズなのよ。

その後自分のバンドを組むためにエドガーの元を離れ、モントローズをスタート。リード・ヴォーカリストに無名の新人サミー・ヘイガーを立て、テッド・テンプルマンのプロデュースでデビューした。ドゥービー・ブラザーズのプロデュースで有名になっていたテッド・テンプルマンだったが、こうしたアメリカン・ハード・ロックで押しまくるバンドを手掛けるのは初めてのこと。それはまさにヴァン・ヘイレンのプロト・タイプになったのである。

サミーはアルバム2枚でモントローズから独立。ソロ活動を経てヴァン・ヘイレンに加入するワケだが、そのモントローズのオリジナル・メンバーには、ハートやカヴァーデイル=ペイジに参加したデニー・カーマッシ(ds)がいたし、ナイト・レンジャーに加入するアラン・フィッツジェラルド(kyd,bass)も在籍した。こうした面々を発掘したことだけでも、ロニーはもっと高く評価されていいのでは?  モントローズは4枚のアルバムを出し、その後ロニーはガンマ、ソロ活動、そしてモントローズ復活と駒を進めていくれど、結局このファーストを越えるハード・ロック・アルバムを作ることはなかった。これを聴いていたから、ヴァン・ヘイレンのデビューも結構クールに受け止められたのだよ。

ロニー・モントローズ、自分は彼を忘れない。R.I.P.…